小松菜奈、山下智久と「同じにおいを感じた」“お姫様だっこ”“キスシーン”を振り返る(C)「近キョリ恋愛」製作委員会(C)みきもと凜/講談社【モデルプレス】

小松菜奈、山下智久と「同じにおいを感じた」“お姫様だっこ”“キスシーン”を振り返る

2014.10.09 12:00

映画『渇き。』(6月公開)のヒロイン役で本格的に女優デビューした小松菜奈(18)が、10月11日公開の映画『近キョリ恋愛』(熊澤尚人監督)で早くも2作目のヒロインを演じる。公開を目前に控えたいま、彼女は何を思うのか?ほか主演の山下智久の印象や恋愛観など、たっぷりと語ってもらった。

累計200万部を突破した同名コミックを実写化した同作は、主人公の英語教師・櫻井ハルカ(山下智久)と天才女子高生・枢木ゆに(小松菜奈)が繰り広げる“ツンデレ”ラブストーリー。

少女漫画が原作「プレッシャーや不安があった」

― 今回、少女漫画の世界に身を置いた感想をお聞かせください。

小松:『渇き。』の出演もあり、少女漫画をやると思っていませんでした。『渇き。』で演じた男の人を手玉に取るキャラクターとは全く逆で、振り回される側。そして少女漫画のベタな部分も多く恥ずかしくなることもありました。漫画はこの人に演じてもらいたいという願望もあるので、プレッシャーや不安が撮影中にはあり、いまも公開前で皆さんがどう思うだろうとか考えちゃいます。

― プレッシャーや不安があったとのことですが、実際に“枢木ゆに”を演じてみて、何が難しかったですか?

小松:感情を込めつつ無表情なままでいることが難しかったです。リハーサルで最初、無表情でいることが全くできず、監督にすごく怒られました。そこで監督から「最初は感情を出して、撮影が近づくに連れ無表情にしていこうね」と言われました。

― 小松さんと似ている部分はありますか?

小松:最初はゆにと似ている部分がないなと思ったのですが、緊張した時に自分では慌てていても顔に出ないところは似ているなと思いました。あとゆにはよく耳を触るんですが、私も気がついたら触っていることがありますね。特に話している時。ゆにの影響です(笑)。

― ビジュアルも原作のゆにそっくりに仕上がりましたね。

小松:最初はウィッグを被ってもゆににはなれなかったのですが、1ヶ月間毎日ウィッグを被ってだんだん慣れていきました。バレッタも片方で外したりするようになったり、耳たぶを触る時も最初はそのことにしか神経がいかなかったけれど、“相手を見ながら耳を触ったら意識して見えるから目線は下げたほうが自然に見えるのかな?”とか考えて演じるようになりました。

― バレッタはゆににとって精神安定剤みたいな役割がありますが、小松さんが普段身につけていたり、自宅で大事にしているものはありますか?

小松:猫が大好きで、昔、お母さんに買ってもらった猫のぬいぐるみは今でも自宅にあります。だから今回、猫のバレッタを特別に作ることができて嬉しかったです。

山下智久と初共演「同じにおいを感じました」

― 相手役が山下さんと聞いた時の感想と、実際に共演してみての感想をお聞かせください。

小松:テレビでしか見たことなかったので、どんな人なんだろうなと思っていました。リハーサルの時に静かな人なんだなと思い、自分が人見知りなので同じにおいを感じました。現場に入っていろいろと聞いたらやはり人見知りでした!仕事に対して、すごく真面目で現場での気配りなどがちゃんとしていて素敵な方だと思います。

― 普段の山下さんとハルカは違うイメージですか?撮影中はずっと“ハルカ”と“ゆに”でしたか?

小松:休憩中は思わなかったのですが、撮影になるとハルカ先生とゆにという感じ。自分だと恥ずかしいと思うことも、ゆにだと恥ずかしくはなかったです。

― “お姫様だっこ”や“教卓でのキスシーン”などドキドキするシーンも満載でしたね。

小松:そうですね。「今日はお姫様だっこされるんだ」とか「今日は教卓でのキスシーンだ」とドキドキしながら撮影に臨んでいました(笑)。高校の時に先生と生徒の恋愛はないけれど「いいな」と憧れていたので、実際に自分がそういう役を出来てよかったです。

小松菜奈、山本美月(C)「近キョリ恋愛」製作委員会(C)みきもと凜/講談社
小松菜奈、山本美月(C)「近キョリ恋愛」製作委員会(C)みきもと凜/講談社

小松菜奈の恋愛観「ベタが一番いい」

― ゆにと自分の恋愛観を比べてみていかがですか?

小松:自分はそんなにぐいぐい行けない…好きだったら補習などの2人でいる空間はドキドキして勉強に集中できないと思います。でもゆにほど分かりやすく、すぐ行動には移せないけど、追っかけている方が好きですね。その方が楽しいし、少しのことで嬉しくなるじゃないですか!

― ハルカはツンデレですが、実際ツンデレな男性はどうですか?

小松:いいと思う(笑)。女の子はみんな好きですよね。私も好きです。優しすぎる人よりも、普段はツンツンしているけれど、いざという時に優しくしてくれる人のほうがキュンとします。たまに見せるデレの部分にキュンって(笑)。

― ではハルカ先生の最もキュンとしたシーンは?

小松:海での「結婚しよう」というシーン。ストレートでシーン的にはすごくベタですが、ベタが一番いいですね。遠回しよりストレートに言ってくれた方が気持ちがすごく伝わるので、やっぱりベタが一番いいです(笑)。

― 小松さんはゆにと同年代の10代ですが、結婚に憧れますか?

小松:早めには結婚したいですね。

― ゆにが好きだけではなく、成長しなければハルカと釣り合わないと思い、変化していく部分が劇中では描かれています。ゆにと重なる部分はありましたか?

小松:ずっと恋愛に夢中になるのは楽しいけれど、自分の将来を考えることも大事。ずっと男の人だけではなく、自分の将来も考えながら行動していくほうがかっこいいと思います。

― 束縛し合わないでいる関係がいい?

小松:そうですね。

(modelpress編集部)

■映画「近キョリ恋愛」
公開日:10月11日
キャスト:山下智久、小松菜奈、水川あさみ、小瀧望(ジャニーズWEST)、佐野和真、古畑星夏、利重剛、矢柴俊博、春海四方、山本美月、新井浩文
原作:みきもと凜「近キョリ恋愛」(講談社「別冊フレンド」刊)
主題歌:サカナクション「蓮の花」(ビクターエンタテインメント)
監督/編集:熊澤尚人  脚本:まなべゆきこ  音楽:安川午朗

<ストーリー>
英語以外は何でもできる超クールな天才女子高生、枢木ゆに。4月から赴任してきた史上最高の男前、ツンデレ英語教師の櫻井ハルカから、特別補習を言い渡される。日々の補習が始まり、スマートで毒舌な櫻井に翻弄されながらも、不思議な感情が芽生え始めるゆに。それが“恋”だと知り、戸惑いながらも「私は先生が大嫌いで大好き!」と不器用に告白。最初は頑なに拒んでいたハルカも、ゆにのひたむきな姿に次第に心が傾いていく…。教師と生徒、許されない恋だとわかっていながらも、強く惹かれ合うハルカとゆに。近くにいるのに、一番遠い、誰にも言えない2人の“近キョリ恋愛”がはじまった―。

小松菜奈(こまつ・なな)プロフィール
1996年2月16日生まれ。東京都出身。2008年、モデルとしてデビュー。以来、モデルとしての活動の他に、CMやミュージックビデオなどでも活躍。今年6月公開の映画『渇き。』のヒロインとしてスクリーンデビューを飾り、今後、最も活躍が期待される若手女優のひとり。『近キョリ恋愛』(10月11日)、『バクマン。』(2015年)の公開を控える。
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