真木よう子が歌声披露 椎名林檎書き下ろし曲「プレッシャー大きい」
2013.03.13 11:36
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女優の真木よう子が、主演映画「さよなら渓谷」(6月22日公開)のエンディングテーマ「幸先坂(さいさきざか)」を歌うことが12日、わかった。同楽曲の作詞・作曲は、かねてより親交のあった椎名林檎が担当する。
吉田修一の同名小説を映画化した今作は、大森立嗣監督が初の女性主人公に挑んだ作品。真木にとっては7年ぶりの主演作となり、事件の被害者ながら加害者を愛するという難役に挑戦。女優として懇親の力を込めた演技を披露している。
今回のエンディングテーマについては「エンドロールまで映画の世界感を残したい」というプロデューサーからの発案だったが、「歌うのであれば、ぜひ椎名さんとご一緒したい」という真木自身の強い希望で豪華タッグが実現。椎名は映画を見た上で楽曲を制作。真木はTOKYO No.1 SOUL SETのデビュー20周年企画アルバム(2011)に参加しているが、本格的な主題歌の担当は今回が初となる。
◆真木よう子 インタビュー
― 椎名さんとの親交についてお聞かせください。
真木:5~6年位前、とあるきっかけで連絡先を交換し、そこからメールでやり取りする「メル友」のようにになってゆきました。それまでも、椎名さんの楽曲は聞いていたのですが、リリース毎にCDも頂いたりして、今まで以上に椎名さんの世界観に魅了され、頻繁にメールのやりとりをさせていただいていました。
ライブにも何度かお邪魔をしてお話させていただく機会はあったのですが、なかなか食事にいったりなどの時間がとれないままでした。今回、「さよなら渓谷」の主題歌を歌ってほしい、とプロデューサーから提案があった時、自分で歌うということもあって、歌手ではない私が歌うなら信頼できる方とご一緒したいという思いから、是非椎名さんで、と逆提案させていただき、実現することができました。
― エンディング曲を歌うことに関してはいかがですか?
真木:「歌う」ということのお話に対しては最初は正直抵抗感がありました。というのも、自分でも本当に力を入れた作品で、私だけではなくスタッフやほかの共演者の方々も、みんなが本当にひとつの作品をよくしようと、一丸となった大切な作品だったし、しかも大好きな椎名さんから楽曲提供していただくとても光栄なことだからこそ、最後の最後で歌手でもない私が歌う事のプレッシャーが大きくて、責任感や不安がありました。でも歌うと決めたからには頑張ろう、それだけでした。
― 今後、歌手としての活動は?
真木:こんな歌唱力で歌わせていただけるんでしたら…。
― 椎名さんの書かれた詩、曲、そして「幸先坂」というタイトルに対しての印象は?
真木:最初は歌詞が書かれた紙と林檎さんの歌入りのCDをいただきました。昔から椎名さんの曲をたくさん聞いていたので、既存曲の中だったら「落日」という曲があってるんじゃないかなっていうことを思ってたのですが、実際出来上がってきた歌は想像をはるかに超えてきたというか、この作品にぴったりの曲を上げてきてくださったので、椎名さんの才能に改めて驚きました。
主人公のかなこは、被害者ではあるけれど、この物語は決して不幸な結末ではないと思っているのです。これからの人生を歩んでいくという希望を匂わせたエンディングであると思ってたこともあり、そういうこともしっかりと汲み取って表現してくださった気がしたのです。
― 実際に歌ってみていかがでしたか?
真木:お仕事で椎名さんと接するのは初めてです。レコーディングでぶっつけ本番でしたので、とても緊張しました。何より、大好きなアーティストの前で歌うことで、の緊張感はありましたし。
前回ソウルセットさんに参加させていただいた時はお友達同士でゲスト出演という形でしたので、そことは緊張感がちょっと違いました。かなこを演じた責任もありましたし、技術的なことはできないけれど、映画を観終えたお客さんが、まるでかなこが歌っているかのように感じて頂ければ幸いです。
◆椎名林檎 コメント
椎名:一足お先に拝見しました。ありがとうございました。
一度鑑賞し終わったとき…無音のエンドロールをぼんやり眺めていると、真夏の土の匂いのように音楽が沸き上がりました。ずっと昔から渾渾と生まれて来ていたのにずっと見ないフリをして済ませて来ていたかのように、この映画には、一貫して、作為とは無縁の大自然が横たわっていたのです。
だからこちらから提供する素材も、決して調理しないよう気を付けました。真木よう子氏も、同じ考えをもって声を出していたのではないでしょうか。はじめからおわりまで、圧巻の名演でした。銘作の完成、本当におめでとうございます。
(モデルプレス)
■映画「さよなら渓谷」
6月22日(土)、全国ロードショー
出演:真木よう子、大西信満、鈴木杏、井浦新、新井浩文、木下ほうか、三浦誠己、薬袋いづみ、池内万作、木野花、鶴田真由、大森南朋
監督:大森立嗣
原作:吉田修一「さよなら渓谷」(新潮文庫刊)
エンディング・テーマ:「幸先坂」 歌:真木よう子 作詞・作曲:椎名林檎
今回のエンディングテーマについては「エンドロールまで映画の世界感を残したい」というプロデューサーからの発案だったが、「歌うのであれば、ぜひ椎名さんとご一緒したい」という真木自身の強い希望で豪華タッグが実現。椎名は映画を見た上で楽曲を制作。真木はTOKYO No.1 SOUL SETのデビュー20周年企画アルバム(2011)に参加しているが、本格的な主題歌の担当は今回が初となる。
◆真木よう子 インタビュー
― 椎名さんとの親交についてお聞かせください。
真木:5~6年位前、とあるきっかけで連絡先を交換し、そこからメールでやり取りする「メル友」のようにになってゆきました。それまでも、椎名さんの楽曲は聞いていたのですが、リリース毎にCDも頂いたりして、今まで以上に椎名さんの世界観に魅了され、頻繁にメールのやりとりをさせていただいていました。
ライブにも何度かお邪魔をしてお話させていただく機会はあったのですが、なかなか食事にいったりなどの時間がとれないままでした。今回、「さよなら渓谷」の主題歌を歌ってほしい、とプロデューサーから提案があった時、自分で歌うということもあって、歌手ではない私が歌うなら信頼できる方とご一緒したいという思いから、是非椎名さんで、と逆提案させていただき、実現することができました。
― エンディング曲を歌うことに関してはいかがですか?
真木:「歌う」ということのお話に対しては最初は正直抵抗感がありました。というのも、自分でも本当に力を入れた作品で、私だけではなくスタッフやほかの共演者の方々も、みんなが本当にひとつの作品をよくしようと、一丸となった大切な作品だったし、しかも大好きな椎名さんから楽曲提供していただくとても光栄なことだからこそ、最後の最後で歌手でもない私が歌う事のプレッシャーが大きくて、責任感や不安がありました。でも歌うと決めたからには頑張ろう、それだけでした。
― 今後、歌手としての活動は?
真木:こんな歌唱力で歌わせていただけるんでしたら…。
― 椎名さんの書かれた詩、曲、そして「幸先坂」というタイトルに対しての印象は?
真木:最初は歌詞が書かれた紙と林檎さんの歌入りのCDをいただきました。昔から椎名さんの曲をたくさん聞いていたので、既存曲の中だったら「落日」という曲があってるんじゃないかなっていうことを思ってたのですが、実際出来上がってきた歌は想像をはるかに超えてきたというか、この作品にぴったりの曲を上げてきてくださったので、椎名さんの才能に改めて驚きました。
主人公のかなこは、被害者ではあるけれど、この物語は決して不幸な結末ではないと思っているのです。これからの人生を歩んでいくという希望を匂わせたエンディングであると思ってたこともあり、そういうこともしっかりと汲み取って表現してくださった気がしたのです。
― 実際に歌ってみていかがでしたか?
真木:お仕事で椎名さんと接するのは初めてです。レコーディングでぶっつけ本番でしたので、とても緊張しました。何より、大好きなアーティストの前で歌うことで、の緊張感はありましたし。
前回ソウルセットさんに参加させていただいた時はお友達同士でゲスト出演という形でしたので、そことは緊張感がちょっと違いました。かなこを演じた責任もありましたし、技術的なことはできないけれど、映画を観終えたお客さんが、まるでかなこが歌っているかのように感じて頂ければ幸いです。
◆椎名林檎 コメント
椎名:一足お先に拝見しました。ありがとうございました。
一度鑑賞し終わったとき…無音のエンドロールをぼんやり眺めていると、真夏の土の匂いのように音楽が沸き上がりました。ずっと昔から渾渾と生まれて来ていたのにずっと見ないフリをして済ませて来ていたかのように、この映画には、一貫して、作為とは無縁の大自然が横たわっていたのです。
だからこちらから提供する素材も、決して調理しないよう気を付けました。真木よう子氏も、同じ考えをもって声を出していたのではないでしょうか。はじめからおわりまで、圧巻の名演でした。銘作の完成、本当におめでとうございます。
(モデルプレス)
■映画「さよなら渓谷」
6月22日(土)、全国ロードショー
出演:真木よう子、大西信満、鈴木杏、井浦新、新井浩文、木下ほうか、三浦誠己、薬袋いづみ、池内万作、木野花、鶴田真由、大森南朋
監督:大森立嗣
原作:吉田修一「さよなら渓谷」(新潮文庫刊)
エンディング・テーマ:「幸先坂」 歌:真木よう子 作詞・作曲:椎名林檎
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