日系移民社会でのタブーを描いた衝撃作、日本公開決定

2012.05.18 00:01 views

俳優の伊原剛志、女優の常盤貴子らが出演するブラジル映画「汚れた心」の日本公開が決定したことが18日、分かった。

本作は、日本が第二次世界大戦で敗れた直後、はるか遠い地球の裏側の地で“もうひとつの戦争”が繰り広げられていたという驚愕の事実を描いたブラジルのベストセラー「Coracoes Sujos」を、「善き人」のヴィンセンテ・アモリン監督が伊原剛志、常盤貴子、菅田俊、余貴美子、奥田瑛二ら日本の実力派俳優をキャスティングして映画化した衝撃作。

多くの日本人にとって知られざるその凄惨な出来事は、世界最大の日系人居住地であるブラジルの日系移民の社会でも封印され、長らくタブーとされていたが、遂にその歴史の闇に光が当てられることとなる。

ブラジル資本100％で製作された本作は、まぎれもなく私たち日本人の心を激しく揺さぶるに違いない。

なお、主演をつとめた伊原剛志は、南米・ウルグアイで3月10日～18日に開催された第15回プンタデルエステ国際映画祭にて日本人初となる主演男優賞を受賞している。

映画「汚れた心」は、7月21日（土）よりユーロスペースほか全国順次ロードショー。（モデルプレス）