

垢抜けるアイシャドウの塗り方
美容ライター、コスメコンシェルジュの斎藤明子です。2025年上半期は、単色アイシャドウが本当に多く発売されました。また一方で、2色入りのパレットが抜け感重視のナチュラルメイクに便利だったり、オフィスメイクや好感度メイクにはやっぱり4色パレットが使いやすかったり…それぞれの良さがありますよね。そこで今回は、 単色アイシャドウ、2色入りアイシャドウパレット、4色入りアイシャドウパレット、それぞれを使うときのアイメイクのポイントをご紹介します。
単色塗りのアイメイクのポイント
単色アイシャドウには、質感違いでそれぞれたくさんの色があり、どれを使えばいいのか迷ってしまうこともありませんか?何色か選んでパレットに納めるタイプのものもありますが、1色だけを使って単色塗りのメイク効果を最大限に得ることのできる色も存在するので、まずは色選びが重要なポイントになります。
単色塗りにぴったりの色や質感は、目の形によって大きく異なりますが、共通して言えるのは、「マットな質感のアイシャドウは、単色塗りはテクニックがないと難しい!」ということです。シアーで、適度なパール感があった方が、塗りムラになりにくく仕上がりはきれいです。
二重の方は、明るいピンクやラメ感のある色を選ぶと目元がぱっと明るく引き立ちます。そして奥二重・一重の方は、シアーながらも引き締め効果のあるオレンジブラウンやベージュ、コーラル系がおすすめ。ピンクに寄り過ぎると、腫れぼっとく見えてしまうこともあるので注意!
そして、どちらの目の形の方にも今ぜひチャレンジしてほしいのが、少しグレイッシュなカラーの単色塗りです。あれこれグラデーションすると古臭い印象になってしまいがちなこの色も、単色塗りでエッジの利いた垢抜けた印象づくりができます。
例えばこんな色
KATE ザ アイカラー 071 トープブラウン
スモーキーなカラーのように見えますが、シルバーとパープルの2色パールが入っているので、目元をシャープに引き締めながらも重くならないおすすめのカラーです。
塗り方のポイント
大きめのブラシか指でまぶた全体にさっと塗り、細めのブラシでめのキワに塗って、さらにブラシか指でその境目をぼかしすだけ。これだけで、こなれ感のあるモードな雰囲気になります。
下まぶたは、アイシャドウチップで丁寧に塗っていくと、失敗しにくいのでおすすめです。
2色塗りのアイメイクのポイント
こなれ感のある印象づくりには、2色塗りがおすすめです。最低限のプロセスで作り込んだ印象に仕上げることも可能なので、時短メイクにも重宝します。
パターンとしては、明るい色と少し引き締め効果のある色の組み合わせ、もしくは同じ色で質感違いというチョイスになります。同じ色の系統で質感違いのものを使う時は、ミュートカラーのような肌になじむベージュやブラウンがおすすめです。
2色入りアイシャドウパレットを選ぶと、だいたいそのような組み合わせになっていると思うので、チェックしてみてくださいね。
例えばこんな色
クリニーク ハイ インパクト アイシャドウ スティック
ベースカラーはクリームタイプ。メインカラーのパウダーが、1本のペンシルタイプにセットされていて失敗なくアイメイクが仕上がる便利なアイテムです。
質感違いの同系色2色塗りなら、シルクカラーとカシミヤカラーで自然な立体感が生まれる、エテュセ アイエディションなどもおすすめです。
塗り方のポイント
明るい色と引き締め効果のある色の組み合わせの場合は、ベースカラーをまぶた全体と下まぶたに塗り、引き締め効果のある色を単色塗りと同じように塗るだけで立体感のある目元が完成します。
同系色の質感違いの場合は、だいたいがマット系とグリッター・ラメ系の組み合わせになるので、マットな色を上まぶた全体と下まぶたのキワに塗り、シアーなラメを上まぶたは黒目の上もしくはアイホールの上部分に塗りましょう。
下まぶたは、目のキワまんなかあたりに1cmくらい、下まぶたにもともと膨らみのある方は少し広めに塗り広げます。もともと下まぶたがフラットな方は細目に入れた方がきれいです。
4色塗りのアイメイクのポイント
メイクボックスの中で、デイリーにいちばん活躍してくれるアイシャドウといえば、やっぱり4色入りのアイシャドウパレットですよね。ナチュラルながらも完璧な立体感を作り込んだり、トレンドカラーを利かせて旬のメイクに仕上げたり、選ぶアイシャドウパレットで、さまざまな演出ができるのもいいですよね!
メイク初心者さんは、まずはベーシックなベージュブラウンのアイシャドウパレットを用意したうえで、旬のカラーがポイントになった新色を買い足していくという方法がおすすめです。
トレンド感の強い4色入りパレットの中には、色の違いがなく質感の違うアイシャドウがセットされたものや、または同じ系統の色が微妙な違いで3色入っていて、1色だけとびぬけて違う系統の色が入っているものが多く見られる傾向にあります。
この場合は、ベージュやブラウンなどで陰影を作り込んで、ブルーやパープルなどの利かせ色を、目尻のキワに利かせ色として使うと失敗しにくくなります。
例えばこんな色
まずは持ちたいベーシックな4色パレットといえば、コスメデコルテのスキンシャドウ デザイニング パレットがおすすめ。
全9色はすべてスキントーン色で、骨格と肌色を際だてながらに自然な印象に仕上がります。なりたい印象や肌トーンにあわせてぴったりの色を選べば、確実なメイク効果が期待できます。
こちらは9色入りパレットですが、4色塗りの参照にしていただきたい色合わせです。
デイジークアイシャドウパレット 05 サンセットミューリー
Bのベースカラーで、まぶたのトーンをきれいに整えます。Dの締め色はマットな質感でしっかりとラインのように使うことができ、Cのメインカラーは画像ではわかりにくいのですが、ごくわずかなラメ感があってまぶた全体に塗っても、こなれ感のある仕上がりになります。
また、Aをはじめとしたパレット内のグリッターカラーは、大小のラメがまぶたに密着してとても綺麗です!ポイント使いにぴったりです。
塗り方のポイント
どんなタイプのアイシャドウパレットを使うかで塗り方は変わってきますが、基本的には、ベースカラーを上まぶた全体と下まぶたに塗り、メインカラーをアイホールの真ん中と下まぶたのキワに、そして締め色を上まぶたの目のキワにラインのように塗りぼかし、最後にラメを黒目の上と、下まぶたの真ん中、目頭の内側に塗るという方法が一般的。
最近は、ベースカラー⇒締め色⇒メインカラー⇒ラメという順番で塗る方法が仕上がりが自然で人気のようです。締め色で引き締めつつも、メインカラーの明るさが際立ち、レイヤリングしていくことで自然な陰影に仕上がります。
ベーシックカラーのパレットにトレンド感の強い単色を組み合わせるという塗り方も、人気アーティストさんのメイクによく用いられているようです。たくさんの新色のなかから、ちょうどいい組み合わせを見つけて、アイメイクをもっともっと楽しんでみてくださいね!
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