これぞ生きた金木犀の香り。マルチオイルとディフューザーで家でも外でもうっとり

秋の風物詩のなかでも、私が一番楽しみにしているのが金木犀です。華やかで甘い香りにうっとりする日々。けれども、しばらく経つといつの間にか終わっていて、あまりに儚い秋の楽しみ方です。

「どうにかあの香りを長く楽しみたい！」という思いから、金木犀と名のつくアイテムをあれこれ試したものの、どこか人工的で香りの主張が強く、生きた金木犀とはほど遠い香りにがっかりすることも。

私の理想である自然な金木犀の香りを探し求めた結果、ようやく生の金木犀の香りに近いアイテムを発見！　ヘアケアやボディケアとして使えるマルチオイルと、室内をリアルな金木犀の香りで満たすディフューザーの2つをご紹介します。

■金木犀のオイルで心と髪と肌をほぐす

バラエティ豊かな金木犀アイテムを展開する「ゆるりと 金木犀」。とある商業施設のトイレに設置されていた、金木犀の香りのディフューザーをきっかけに知りました。

トイレに入った時、なぜか生きた金木犀の香りが漂っていることに驚いてあたりを見回してみると、ディフューザーが発生源だと気づきます。ご丁寧に売り場の案内がそえられていたので向かってみれば、探し求めていたリアルな金木犀の香りがありました。

「ボディー&ヘアオイル」とある通り、ボディケアやヘアケアとしてマルチに使えるオイルです。

植物オイルをベースに、キンモクセイ花エキスをはじめとしたうるおい成分を配合。生きた金木犀のように秋めく華やかさと、温もりのある甘さが調和した香りが広がります。ゆるりと 金木犀のマルチオイルを使うと、気品をまとったようにエレガントな気持ちにさせてくれるんです。

重さを感じないのびやかなテクスチャーなので、べたつきが気になりません。ヘアケアとして使うと、乾燥気味の状態でもつややかな髪に。パサつきがちな毛先がしっとりとうるおいながら、金木犀の香りがおだやかに広がります。

ボディケアとして使うと、乾燥でごわつく肌が柔らかくほぐれるようになじんでいきます。しっとり、ふっくらした肌心地になり、日中のケアにぴったりです。ハンドケアやネイルケアとして使えば、ふとした仕草でナチュラルに金木犀が香りますよ。

おすすめはヘアケアとして使うこと。風になびいた時にふわっと香り、少しひんやりした空気となじむことで、よりリアルな金木犀の香りを体感できます。

■ほぼ金木犀のナチュラルな香りが理想そのもの

昨年の秋、SNSで話題になっていたのをきっかけに、コトノカのリードディフューザーを知って1本使い切り。「金木犀が咲き終わっても、またあの香りを感じたい」という私の思いに応えてくれたのが、コトノカのリードディフューザーでした。

コトノカは京みやげの専門店・よしとよが展開する、京コスメブランドです。日本文化や和花から着想を得た、和の香りのアイテムが並びます。

4つの香りごとにパッケージカラーが異なり、金木犀の香りは優しいオレンジです。直径約4cmとスリムなシルエットなので、空いたスペースにそっと置いておけます。

ナチュラルなデザインが、リビングや寝室などくつろぎの空間にマッチ。私はデスク脇の窓際に置き、そよ風が入ってくると同時にふわっと広がる香りに癒やされています。

ワンシーズン程度は金木犀の香りを楽しめるので、外から金木犀が香ってこなくなったタイミングで使い始めると、儚い秋の金木犀を長続きさせることができますよ。

■金木犀好きにぜひ試してほしい2つのアイテム

イベントや食など、秋の楽しみ方がさまざまあるなか、香りに注目してみるのも秋ならではの楽しみ方ではないでしょうか。

ご紹介した2つの金木犀アイテムは、どちらも強く香らず、生きた金木犀のように自然で心地いい香りが広がります。フレグランスアイテムの人工的な香りが苦手な方でも、取り入れやすいはずですよ。

■商品概要

ゆるりと 金木犀「 ボディー&ヘアオイル」50ml　1,760円

コトノカ「リードディフューザー 金木犀の香」50ml　1,980円

（写真・文：夏木紬衣）