

お見合いのメリットとは?幸せな結婚への道筋を徹底解説!
結婚と聞くと恋愛結婚を想像する方も多いかもしれません。しかし、最近では出会いから結婚に至るまでの過程に関しても様々なものが増えてきました。そんな中で、再注目されているのがお見合い結婚です。そこで、この記事ではお見合い結婚がどのようなものかに加えて、お見合いのメリットや実態なども解説します。お見合いについて知りたい方はぜひ参考にしてください。
お見合いのメリットとは?
お見合いは、江戸時代から庶民に広がっている婚活方法です。昔は、結婚相手を見つけるために世話好きな人や親戚などにセッティングしてもらうのが一般的でした。
他にも、会社の上司を仲人役にしてお見合い結婚するケースもあります。結婚を希望している者同士を第三者が引き合わせたり、顔合わせをしたりするために食事会やお茶などを行います。
そこで、顔合わせと同時に会話を持つ機会を与えて、お互いの印象次第で次に会うかどうかを決めていく流れです。現在でも基本的なスタイルは変わっていないものの、手法としては結婚相談所やインターネットを通じてマッチングするなどが主流になりつつあります。
結婚相談所を利用した場合、入会と登録を済ませてから相手を探します。
気になる相手が見つかったらお見合いを申し込み、お互いに了承したら成立となり、お見合いに進む流れです。お見合い後に意思を確認し、順調に行くと仮交際、交際、成婚と進みます。
お見合いをすることで結婚したい人同士が出会い、正確なデータによって理想の相手に出会いやすいでしょう。
仲人や結婚相談所が仲介する安心の出会い

仲人や結婚相談所は、恋愛や結婚においてのコンサルタントやアドバイザーの役割を担っています。仲人と聞くと「お節介おばちゃん」のような印象を持つ方も少なくありません。
特に現在は、マッチングアプリやAIを使ったシステムが普及したことで、ますます仲人の存在がいらないと感じるかもしれません。
しかし、仲人や結婚相談所が仲介することで相手の人柄などを含めて相性を判断するため、実際に会ってみないとわからない雰囲気や性格などを見極めて縁を繋いでくれます。そのため、結婚を意識している真剣な交際相手に出会えるというのが大きな安心に繋がっているのです。
結婚を前提とした交際ができる理由
お見合い結婚では、付き合う目的として結婚を視野に入れているのが特徴です。恋愛結婚の場合、出会ってからお互いに好意を持っていくことで交際が始まり、付き合っていく流れの中で徐々に結婚について考えていくことが多いでしょう。
交際期間は数年になることも多く、さらに結婚を決断するのはカップルのタイミングで決まります。
一方のお見合い結婚は、既に結婚を前提にした交際であり、事前に相手の情報などを聞いてから選びます。
そのため、付き合ってから次第に結婚に意識が向いていくのではなく、結婚のための交際期間となることがほとんどです。結婚したい方にとっては恋愛結婚よりも効率的で、短い交際期間で結婚できるのが大きな特徴でしょう。
マッチングアプリとの違いを徹底比較
お見合いとマッチングアプリでは、どのような違いがあるのでしょうか?
ここでは、これらの違いについて徹底比較してみました。
マッチングアプリ
結婚相談所
料金
月額固定制なので、毎月同じ金額しかかからない
入会金、月会費、成婚料(相談所によって料金の内容や有無が異なる)
サービス
カウンセラーに相談可能(婚活系アプリに限り)
・カウンセラーへの相談
・条件に合った相手の紹介
・デート日程の調整
結婚への本気度
「デート」「婚活」「恋活」に分類されるため内容によっては本気度が低い可能性もある
婚活目的なので高い
登録者の年齢層
20代~40代
20代~40代
ユーザー数
約2,000万人
1~10万人
男女比率
6:4
1:1
成婚率
不明
20%~30%
出会える割合
制限なし
毎月6~30人紹介
安全性について
身分証明証の提出が必要
本人確認書類を一種類提出
お見合い結婚の現状と離婚率データ
お見合い結婚は現在、どのくらいの割合で成婚に至っているのでしょうか?株式会社IBJ「成婚白書 2024年度版」の調査からわかったことは、現在お見合い数の申し込みが全体的に増えている傾向です。
各種統計データでは、初婚の年齢が27歳前後に集中していることがわかり、この年齢は20年前と大きな変動はありませんでした。これまで、結婚相談所のイメージには年齢が比較的高い人が利用する印象があったものの、若年層でも一定の利用者がいることがわかっています。
これには、コロナの影響によって対面での出会いの機会が減ったこと、マッチングアプリの利用者の幅が広がったことが要因だと考えられています。
また、出会いのデジタル化が浸透したことにより、マッチングアプリから使い始めていき、真剣な相手を探す時に結婚相談所に移動するという使い分けをしている方も増えているようです。申し込み人数は圧倒的に男性の方が多く、女性の2倍の数字になっています。
成婚率は男性が30代、女性が20代~30代前半が中心です。
しかし、気になってくるのが離婚に関する割合です。厚生労働省「令和4年度 離婚に関する統計の概況」では、統計を開始した昭和25年からのデータと比較した場合、平成15年以降のピークから年々減少傾向にあることがわかっています。
この中でも恋愛結婚の場合の離婚率は約40%とされていますが、お見合い結婚の場合は約10%とされていることから圧倒的に少ない傾向にあります。
これらの内容からお見合い結婚の方が離婚率も低く、長く結婚生活が楽しめることが予想できます。
参考文献:株式会社IBJ「成婚白書 2024年度版」
参考文献:厚生労働省「令和4年度 離婚に関する統計の概況」
令和時代のお見合い結婚の実態
江戸時代から続いている結婚のスタイル「お見合い」は、令和になって新たな変化を迎えています。
最近では、全国的な移住ブームを迎えていることから結婚を機に新しい環境で生活を送る「移住婚」が増えているのです。
移住婚は、コロナ禍を経て関心が高まってきたもので、自然の豊かな環境で生活したいニーズをマッチさせ、地方移住と結婚を両立させた取り組みとなります。テレワークの普及、多様な価値観などにより発展した移住婚は、受け入れ地域で募集しているケースもあります。
このようなことから、令和になってもお見合いのスタイルそのものは変わらず、新しい取り組みを加えて発展しつづけていることがわかりました。
お見合いのメリット5選
お見合いと聞くと、自分の意思で結婚を決めることが出来ず、親同士や家同士で決められる印象が強く残ってしまうかもしれません。
しかし、現在は様々なお見合いスタイルが発展してきたことでメリットに感じる部分も増えています。ここでは、お見合いのメリットを5つご紹介します。
理想の相手との出会いが見つかる

お見合いのメリットは、理想の相手との出会いが期待できる部分でしょう。
結婚相談所やアプリを通じて結婚する場合、自分の条件を選択することで相手が探せるからです。
恋愛の場合は、お付き合いの前に相手の全てを知ることができない可能性も高く、付き合ってから初めて知ることも多いでしょう。
この場合、付き合って条件や価値観が合わずに別れてしまえば、また振り出しに戻ってしまいます。
しかし、結婚相談所なら事前に相手に求めることを条件としていくつも決めておくことができるので、的確に理想の相手を見つけることができるでしょう。
結婚までのスピーディーな進展
お見合いでは、成婚に至るまでの期間も短くなります。
恋愛結婚の場合、最初から結婚を視野に入れてお付き合いするとは限らず、次第に結婚への気持ちが高まってくることが多いです。
そのため、結婚までに平均4年程度かかることもあるでしょう。
一方の結婚相談所では、既に結婚をゴールに考えている男女が出会う環境なので、真剣に結婚をするために活動していることから約6ヶ月~1年程度で結婚することも多くなります。
他の結婚と比べた場合、圧倒的にスピーディーな進展が期待できるでしょう。
信用できる相手に出会える
お見合い結婚は、信用できる相手に出会いやすいとされています。結婚相談所などに登録する場合、自身の身分を証明しなければ入会できず、さらに自分の求めている条件もきちんと設定しなければならないからです。
これらは独自で記載する部分もありますが、ヒアリングなどでさらに細かく記載していくため、求めている部分が同じ相手に出会いやすいのが特徴です。マッチングアプリなどではまれに既婚者が混ざっていることもあり、これに関しては自身で見分ける目を養わなくてはなりません。
一度引っかかってしまった場合、次から信用できなくなってしまいます。
結婚相談所であれば、このような事態も起こりにくいでしょう。
もし合わなくても断りやすい
結婚相談所などで紹介してもらった相手は条件が良くても、細かな部分でなんとなく合わないと感じることもあるでしょう。このような部分に対して、小さくても大きくても許容できないと感じれば結婚するべきではありません。
しかし、中には「せっかく紹介してもらったから断りにくい」「断るのが申し訳ないから我慢しなくてはならない」と考える方もいるでしょう。結婚相談所では、相手と合わないと感じれば自身で断る必要がありません。
相談所を通じて断ることができるので、合わないと感じた場合も断りやすいでしょう。
長く結婚生活が続きやすい

お見合いでは、事前に自分が希望する条件を提示しているため、それに合った相手を紹介してもらいやすいです。
そのため、恋愛結婚のように長く付き合って相手に本性が見えてくるというよりも、最初から性格やタイプ、価値観を知ってお見合いをするため、性格や考え方の似た相手と出会えるでしょう。
お互いの共通点が多いことで、末永く楽しく生活できるので結婚生活も長続きしやすいでしょう。
お見合いのデメリット3選
お見合いにはメリットとなる点も多くありますが、実はデメリットになってしまう部分も存在します。
ここでは、お見合いのデメリット3つについて解説します。
初期費用と月額費用の負担
結婚相談所への登録は無料では難しいです。結婚相談所のプロが徹底的に成婚までをサポートしてくれるだけでなく、充実したサービスも行っているため、月額10,000円~30,000円程度の費用がかかることもあるでしょう。
選択するコースやサポート内容などで費用が異なりますが、それ以外に入会金、お見合い料、成婚料なども発生します。
また、条件に合った相手がなかなか見つからない場合は、月額料金も増していく一方なのでこれらの負担が大きく感じればデメリットになるでしょう。
限られた時間での人物判断
お見合いでは、結婚までのスピード感がとても早くなります。平均的で1年前後で結婚に至ることも多いため、限られた時間の中で相手を見極めることが多いでしょう。
色々な人に出会ってから見極めたいという場合、限られた時間で相手を探して結婚するという流れに難しさを感じる可能性もあります。
ゆっくり交際して楽しめない
結婚相談所を通じて知り合った場合、お互いの目的で重視する点は結婚です。一般的なカップルのように、交際を楽しんでから結婚するのではないため、交際後のデートなどにも常に結婚への意識がちらついてしまうでしょう。
最初から結婚を意識した交際をしたい場合にはメリットになりますが、結婚ありきの交際になっていることが楽しめない場合はデメリットに感じます。
お見合い結婚が向いている人の特徴
近年の婚活でも増えてきたお見合い結婚ですが、どのような人が向いているのでしょうか?お見合い結婚が向いているのは自分に自信がない人、自分から積極的になれない人などです。
自身にコンプレックスがあり、それによって今まで恋愛ができなかった、楽しめなかったというタイプが条件を合わせられるお見合い向きでしょう。
恋愛に積極的になれないタイプも同じです。これまで異性にアプローチできなかったタイプも、結婚相談所であれば仲人を通じて自分の気持ちも伝えやすくなります。恋愛に比べて、第三者が間に入ってくれるため、楽な気持ちで挑める方も多いでしょう。
結婚への意思が明確な人

結婚への意思を明確に持っている人も、お見合い結婚に向いています。恋愛から結婚に至る場合、お互いに見えない部分が多い状態で交際し、その後次第に相手を理解していくため結婚までの時間がかかるだけでなく、結婚できるかもわかりません。
しかし、結婚相談所であれば結婚に対して意識を高く持った人が多く、結婚観への温度差も減らすことができるでしょう。お互いの条件に合った相手を探せるので、結婚という最終目的が同じ人と気持ちも理解し合えます。
お見合い結婚を成功させるポイント
初対面の男女がお見合いをする際には、少しでも相手に良い印象を与えたいと考えるでしょう。
ここでは、お見合いを成功させるポイントをご紹介します。
第一印象を左右する身だしなみのポイント
お見合いで相手の第一印象を良くしたいと考えるなら、身だしなみを整えることから始めましょう。
初対面で出会った時の印象は大きいものなので、相手に不快感を与えるようにしないことが重要です。
社会人として当たりまえの身だしなみや清潔感を与えることを意識してみましょう。これは婚活に限ったことではありません。カジュアル過ぎない服装、きれいな靴、爪を切る、ひげを剃る、髪型を整えるなど、相手への印象を意識した服装を意識してみましょう。
お見合い当日の会話術と質問例
お見合い当日は、お互いの人柄を知るために会話に集中しましょう。その場でスムーズな会話ができるように、事前に相手のプロフィールなどを確認しておくのがおすすめです。
相手について知っておくと自然と会話したい内容が見えてくるだけでなく、相手からも興味を持ってもらえているという印象になります。特に仕事や趣味の話題は定番となるので、事前にプロフィールで確認しておきましょう。職業欄から想定できることを聞き、そこから話題を広げていくイメージです。
例えば趣味に「映画鑑賞」と記載されていた場合、「どんな映画が好きですか?」「最近見た映画でおすすめはなんですか?」「映画館で観るタイプですか?」などの質問ができます。
少しずつ会話を広げていくイメージで会話すると良いでしょう。
よくある疑問とその解決策
お見合いや結婚相談所を利用したことがない場合、お見合いがどのようなものなのかわからないことも多くあります。
ここでは、お見合いに関する疑問を解消していきます。
Q:お見合いは何人申し込むのが一般的?
A:お見合いでは、1ヶ月の上限を20件~30件に設定していることが多いです。
短期間に多くの件数を申し込むと、お互いに予定を合わせるのが大変になるからです。
Q:男女がお互いに求める条件は?
A:男性が女性に求める条件では「なるべく若い」「写真の印象」「職業」を重視して選ばれる傾向です。
女性が男性に求める条件は「高年収」「職業から高年収が見込まれる」ことが重視される傾向となります。
Q:お見合いが成立しやすいタイプは?
A:お見合いが成立しやすいのは、相手の様子を見ながら会話を楽しめた人、自分の意見をしっかり持っている人、趣味や仕事など夢中になっているものがある人が多い傾向です
お見合いをする具体的な理由
なぜ、近年お見合いが選ばれやすくなっているのでしょうか?お見合いを選ぶ人は出会いの機会が少ない、恋愛経験が少ない、早く結婚したいなどの理由でお見合いを選んでいます。恋愛は感情が激しく揺れ動くこともあり、それに疲れるという方もいます。
また相手のことが気になってしまい、時には楽しくないと感じることもあるでしょう。仕事のことを考えて恋愛も考えることに疲れた場合は、お見合いなどで相手を探すことも多くあります。
さらに、恋愛経験が少ない場合は効率よく結婚するためにお見合いを選択するケースもあります。
実際に会うことなくネットで恋愛をする人もいることから、お見合いなどに以前より抵抗を感じにくくなっているなどの理由も考えられます。
新しい出会いに一歩踏み出そう
一からの恋愛は面倒なものの、お見合いまで本気で結婚は考えていないという方は、とりあえず相手探しから始めてみましょう。
恋活、婚活パーティー、街コンのポータルサイトである「街コンジャパン」では、各地域で開催されている街コンが簡単に検索できます。
性別、年齢、目的、地域、日にちを選択するだけで、参加できるイベントがチェックできます。
恋人探しはもちろん、友達や欲しい方や趣味仲間などを探すことも可能です。
様々な目的から新しい出会いが期待できるのが特徴です。
この機会に街コンジャパンで、新しい出会いを体験してみてはいかがでしょうか?
参考文献:街コン・婚活パーティーのポータルサイトmachicon JAPAN
お見合いでの結婚を考えてみよう
今まで結婚と聞くと恋愛結婚というイメージが強くありましたが、近年は結婚に至るまでのスタイルも様々になり、幸せな結婚=お見合いという印象もついています。
江戸時代から庶民に浸透したお見合いは、現在もその当時のなごりを残しつつ、新しいお見合いのスタイルを確立してきました。
そんなお見合いでの結婚は、結婚という目的を叶えたい相手同士が結ばれることがメインとなっているため成婚までのスピードも早く、条件の合った相手に出会いやすいのが特徴です。
結婚を考えている方はこの機会にお見合いについて知り、安心の出会いでの結婚も選択肢に含めてみてはいかがでしょうか。