結婚式の費用は全額親に出してもらった人も!?費用をめぐって両家のパワーバランスが浮かび上がる……
2021.12.25 23:20
提供:ママスタ☆セレクト
人生の”晴れの門出”となる結婚式。大きなセレモニーだけに、「費用がかかるもの」というイメージも強いのではないでしょうか?
決して「安い」とはいえない結婚式の費用。みなさんはどこから捻出しましたか?
「親が出してくれた」ちゃっかりカップル。家同士の財力格差も?
ママスタコミュニティに、結婚式費用の出どころを尋ねるトピックがありました。結婚式では招待したゲストからご祝儀をいただくのが一般的ですが、それだけで費用のすべてをまかなえるのでしょうか?
まずは「親から出してもらった」というコメントからご紹介します。
『うちは親。私たちふたりとも貯金がなかったし、「いくらもらえそう?」「いくらくれるらしい」みたいな会話をしたと思う。お祝い金も返した記憶はなし』
というちゃっかりしたコメントもありました。親が出す前提で、準備を進めたわけですね。
ひと言で「親」といっても新婦(女性)側の親、新郎(男性)側の親の2組がいます。もちろん「両家折半で半分ずつ」というコメントもあったのですが、多かったのがどちらか一方が全額を出したケースです。
『父親が「お祝いだから」とハネムーンから何から全部出してくれた。私がひとりっ子だからかも』
お父さんの愛情を感じますね。新郎はこの先、一生頭が上がらなくなりそうです。
『新郎の両親の衣裳レンタルから着付けヘアメイクまで、すべて私の親が出した。義両親からはお祝いとして10万円をいただいた。いまだに腑に落ちない』
結婚式には”主役は女性”という根強いイメージもあります。「娘が憧れていた結婚式を叶えるためなら、お金を出してあげたい」と考える親が多いのかもしれません。
『片親で貧しいわが家側は、1円も出していない。若かったので式の予定はなかったところ、ダンナ両親が「費用はこちらで持つから」と』
両家の財力に差がある場合もあるでしょう。お見合い結婚が主流だった時代なら、結婚するのはおそらく家柄の釣り合った者同士。しかし現代は、誰と結婚するかはまったくの自由です。いざ結婚となって両家の事情を比べると、大きな格差がある……ということもあるでしょう。「それでもぜひ結婚式を挙げてほしい」という希望がある側が、全額を負担することになるようです。
「親には口出しされたくない」自分たちで支払いました!
「自分たちで出した」というコメントもありました。一番多かったのは「新郎新婦ふたりで出した」という回答で、全体の3割弱を占めました。
『親には「お金を出さないで」と言って、一切の援助を断った』
『同棲を始めた2年前からお財布も一緒にしていて、貯金ができたところで結婚。27歳だった』
自分たちの結婚式は、自分たちのお金で。もちろんこれが一番まっとうな出どころでしょう。「親に口出しされたくない」というこだわりのある人もいました。親御さんも「立派になったな」と、ふたりを誇らしく感じたことでしょうね。
とはいえ実際のところ多いのは、こうしたパターンかもしれません。
『自分たちで出したのはたしかだけど、結婚式前に両家からかなりの額をお祝い金としてもらっている』
自分たちで出したい、という気持ちはたしかにあったけれど……、ということですね。「いいのかな?」と思いつつ、つい受け取ってしまう場合もありそうです。
全額を「新郎が出した」というところもあります。
『全額夫が出した。夫は「式も指輪も、男が一括で出せる貯金がないなら結婚すべきではない」って考え方の持ち主』
新郎が全額負担してくれたケースは、他にもいくつかありました。頼り甲斐のある新郎に惚れ直してしまいそうです。
ひとりだけでしたが、「私(新婦)が全額出した」というコメントも。
『ダンナは大学を卒業してすぐで、貯金0円。「しなくていいじゃん」と言うので、私が250万円くらい出した。22歳にしては頑張ったよ。何もしていないダンナが一番楽しんでいて、ムカついたな』
予算を抑えたおかげで、いただいたご祝儀でかかった費用のほとんどは回収できたとのこと。カッコいい新婦さんです!
結婚式の費用から浮かび上がる、ドラマの数々
「結婚式の費用の出どころ」が本トピックのテーマではありましたが、そこから様々なドラマが見えてくるコメントもありました。
『義父が「ドレス代をもう少し削ったらどうか」と言い出したので、自分たちで出した。ま、夫婦の思い出としてはよかったかな』
新婦にとっては、一番口を出してほしくなかった人かもしれません。こうしたエピソードは一生忘れないものです。
『自分の貯金。なのに、親が親戚からのご祝儀を持っていこうとした。「ご祝儀をもらえたのは、今まで私たちが親戚にご祝儀をあげているから」というのが、親の言い分』
「今までご祝儀をあげているから」と言ったご両親。しかしいとこたちのなかで最初に結婚したのは、この方のお姉さん。2番目がこの方だとか。親族を代々までさかのぼれば、たしかにどこかでご祝儀は出しているのでしょうが……。モヤモヤしそうですね。
『新郎側はサラリーマン家庭で「親戚は呼ばなくていい」。うちは地主の自営業で「たくさん親戚を呼びたい」。うちの親が「全額出すし、結納もこっちで支度するので」と言ったら、さすがに向こうもプライドがあったらしく「わが家にかかる分は出します」と。実父は「うちの娘をなんだと思っているんだ!」と怒っていた』
両家の財力だけでなく価値観がまったく違う、典型的な例です。両家がこの先うまくやっていけるのか、少し心配になってしまいますね。
『自分の分は自分で出した。ただ義祖母が「どうしても和装で前撮りをしてほしい」と、その代金を払ってくれた。撮影当日は一緒に来て、「私と孫夫婦一緒の写真も撮ってほしい」と。「自分が死んだら棺に入れてほしい。向こうでおじいさんに見せたいから」と言っていました。その2年後、義祖母は旅立ちました。義祖父も見てくれたかな?』
結婚式を通じておばあちゃん孝行ができましたね。お互いにとってもよい思い出になったことでしょう。
結婚式の費用をきっかけに改めて親の愛情を感じた人もいれば、意外なひと言に驚いた人もいたようですね。そのときのことを思い返してみれば、あの頃抱いた結婚への決意を新たにできるかもしれません。
文・鈴木麻子 編集・すずらん イラスト・Ponko
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