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「いつでも離婚できるようにすること」の大切さ
結婚するときには、永遠の愛を誓いました。
だけど、私には結婚前から決めていたことがあります。それは「いつでも離婚できるようにしておく」ということ。
永遠を誓い合うことは私が思う結婚のよさだと思っています。
その誓いがあるからこそ、信頼し合えたり、困難を乗り越えようとしたり、相手に何かあったときには自分のことのように応援したり協力しようとする。
それってやっぱり夫婦という関係性だからこそで、いちばん近い存在で、いちばんに思い合う存在だから。
じゃあなぜ、その真逆の「いつでも離婚できるようにしておく」ということを心がけているのか。
それは結論を言えば「離婚が、幸せな決断にもなりうるから」です。
■幸せを追求した先の「離婚」という選択
結婚前の女性たちには「離婚を覚悟しながら結婚するなんて!」と思われそうですが、私や知人夫婦の経験談をもとに少しだけお話しますね。
暴力とか不倫とか、家庭を破壊しかねないパートナーがいて、まわりに「早く別れたほうがいいよ!」と言われる夫婦がいます。
その一方で、悪者はどこにもいないけど、仕方がなく離婚に至る夫婦もいます。
たとえば最近よく聞くのは「片方は子どもを望み、もう片方は望まなかった」とか。それぞれの仕事(活動)を尊重していたら、すれ違い生活になり別れることになったとか。
どちらが悪いとかでもない、話し合いを重ねても折り合いがつかず、しょうがなく離婚を決断する夫婦もいます。
なぜそういう決断をしたかって、夫婦という関係でいるより、お互い独立して別の人生を歩んだほうがいい人生を送れるから、と相手を尊重したからだと思います。
正直私にも、いつどんな境遇が訪れるかわかりません。何が起きても不思議じゃないと思っています。
だって、そもそも人間は不完全な生き物。弱さに流され、感情に流され、本能に流されることは誰にでもある。
反対に、成長もすれば、生まれ変わるような体験をして価値観が変化する人もいる。
1年という年月でも「こんな年になるとは思わなかったな」という驚きと変化があるのに。もっと長い人生、自分だけではなく相手も「永遠の愛を誓ったあの頃」を変化なく維持できるなんて到底思えません。
成長した先で「家庭は本当に大事だ……!」と思える人もいれば、「今の関係ではいけない!」と思う人も出てくるでしょう。
我が家は、今は子どももいないし、夫婦だけです。たまたま私と夫が「2人の生活をエンジョイしたい。一緒にいたい」と思えていて、夫婦という関係性を守る努力をしている。
でもそれが、「相手がいないほうが、もっと楽しく生きられるな」と感じたら、潔くその選択をできればいいなって思うんです。夫がそう感じていたとしても。
いつだって人生の大事なことを、自ら選べる選択権を持っていたいんです。平等にね。
■「こう“しなきゃ”」じゃなく「こう”したい”」
だから、離婚されたらあんなことや、こんなことが困る……! って懸念点は排除していくようにしています。
たとえば経済的な自立もそう。「夫はただのATM」とか言って、妥協で一緒にいる人生なんてまっぴらごめん。相手にも失礼だし、そんな言葉を言わなきゃいけない自分にも腹が立つ。
だから今のうちに、いつ子どもができても、いつ離婚しても余裕な働き方を取り入れているし、収入も確保。
すべては、愚痴と妥協の人生にならないため。いつでも幸せな人生を歩む選択権を持っていたいから。
その選択権を持ちながら一緒にいることを守っていくって、絶対なあなあではできないです。「あの人は私と別れられないでしょ」と慢心できるわけでもないし。
私は今の生活がすごく心地いいから、そうしてくれている夫に感謝していて、ずっと一緒にいたいなあと思えています。
「こう”しなきゃ”いけないからこうしている」という行動より、「こう”したい”からこうする」って行動のほうが絶対にヘルシーで幸せ。
だからこそ、いつでも選べる自分でいたいんです。
(エマちゃん)
※画像はイメージです
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