3月2日放送「ytv漫才新人賞」優勝候補は？決定戦初の松竹コンビ参戦で波乱の予感!?

2025.03.02 07:15

提供：anna

関西を拠点に活動する芸歴10年目までの漫才師を対象にした賞レース『ytv漫才新人賞決定戦』ファイナリスト7組の出場順を決める記者会見が2025年2月17日（月）に開催されました。anna編集部がその模様をレポートします！

( Index )

ytv漫才新人賞決定戦とは？各コンビの個性が光った記者会見決定戦は3月2日（日）15時ごろから生放送！

ytv漫才新人賞決定戦とは？

関西を拠点に活動する芸歴10年目までの芸人を対象にした『ytv漫才新人賞決定戦』。今年で14回目となる本大会は、2012年にスタートして以来、銀シャリ、藤崎マーケット、霜降り明星、ビスケットブラザーズ、カベポスターなど、数々のスターを輩出してきた若手の登竜門です。3度にわたる事前ROUNDを勝ち抜き、今回は翠星チークダンス、マーティー、オーパスツー、マーメイド、フースーヤ、タチマチ、ぐろう（敗者復活枠）の7組が決定戦に駒を進めました。

決定戦の審査方法は、1st ROUNDで7組がそれぞれネタを披露。5名の審査員が1名につき100点満点、計500点満点で審査し、点数の高い上位2組が最終決戦へ進みます。最終決戦は審査員5名がおもしろいと思ったコンビに投票し、より多くの票を集めたコンビが優勝となります。

各コンビの個性が光った記者会見

各メディアの記者が見守る張り詰めた空気の中、いよいよ記者会見がスタート！入場するやいなやフースーヤがボケを連発し、周囲の芸人がツッコんで会場内はたちまち和やかな雰囲気に包まれます。早いROUNDで通過したコンビにアドバンテージが与えられ、好きな出場順をチョイスできるというシステム。翠星チークダンス、マーティー、オーパスツー、マーメイド、フースーヤ、タチマチ、ぐろうの順に進んでいきます。

翠星チークダンス

芸歴10年目。ちろる（左）と木佐（右）による、決定戦初進出にしてラストイヤーの男女コンビ

「親知らずって今まで何本抜きましたか？」と尋ねる木佐さんに、「1本です」とちろるさん。「僕は3本抜いてるんで、1＋3で4番で」と4番を選んだ木佐さんに対し、「キモいねん」とちろるさんからブーイング。フースーヤの谷口さんから「絶対考えてきたやろ」とツッコミが入る場面も。

今大会の意気込みは？

ちろる：

今年がラストイヤーなので頑張ります。

木佐：

ここに来れずに散っていった戦士と放課後ボーイズの分も頑張ります。あと僕とマーメイドのテクニック。どっちがキモいかはっきりさせます。

優勝賞金100万円の使い道は？

木佐：

ルージュの田中昭太と例えば炎のタキノルイと一緒に一晩で50万円使い切りたいです。

ちろる：

堅実に、自分の貯金と実家のために使いたいです。内訳は、貯金20万、実家に20万、遊びに10万のつもりです。

マーティー

芸歴4年目。真平（左）とホソによる、今大会最若手コンビ。しれつなROUND 1を勝ち抜き、注目を集める存在に

「僕らがいっちゃん後輩なんでね、僕らが（トップに）いったら先輩たちに喜んでいただけるから……」と盛大にフリつつ、しれっと選んだのは5番。最若手ながら先輩に負けないぞという静かな気合いが感じられました。

今大会の意気込みは？

ホソ：

今回の最若手なんで、この勢いのままいかせてもらいます！

真平：

去年も4年目の空前メテオさんが優勝してるんでね。

優勝賞金100万円の使い道は？

ホソ：

お母さんをちょっといいところに連れていってあげたいです。

真平：

今朝シェーバーが壊れたんで、替え刃は絶対に買いたいです。あとメルカリのビットコインに突っ込もうかなと（笑）。

オーパスツー

芸歴8年目。大ちゃん（左）としんじょう（右）による、松竹芸能所属のコンビ。会見中に松竹愛があふれるシーンも

「史上初めて決定戦に進出した松竹芸能のコンビ」と紹介され、「すごいことですよね」と噛み締めながら前へ。「1番印象をかっさらえる出順が空いてるで。大ちゃんいったれ！」というしんじょうさんの声に応え、大ちゃんさんが選んだのは大トリの7番。「普通それフリにしてちゃうとこいくやつやろ」と他の出場者に言われながらも、「あんまり松竹がトリさせてもらえることもないんで」とまんざらでもない様子。

今大会の意気込みは？

しんじょう：

僕は勝ちたいと思ってます。吉本さんの中で、松竹もいるんだよってアピールしたいです。

大ちゃん：

この中で1組だけ松竹！まじで吉本ぶっ潰すからな……（後半にかけて声の震え）。

しんじょう：

声震えてるやん（笑）。最後おっきくせな。

優勝賞金100万円の使い道は？

大ちゃん：

普段活動している松竹の「角座」にサンパチマイクがないのでそれを買いたいです。あと、僕らがいつもお世話になってる「楽屋A」さんのトイレを増築する資金にしたいです。

しんじょう：

「角座」に喫煙所がないので作りたいです。

マーメイド

芸歴5年目。正統派の田村境祐（左）と狂気的なキャラのテクニック。（右）ギャップが印象的なコンビ

「家村くん、このままだと君たちがトップバッターになります。いくら払いますか」と、出順選びがラストの同期・ぐろうに呼びかけるテクニック。さん。まさかの展開に、「これ流してええんか！」と会場はどよめきと笑いに包まれます。さらに「じゃあ優勝賞金をお渡しします。僕らは名誉だけでいいんで」と神妙に答える家村さん。色々ありましたが、マーメイドは3番を選んでいました。

今大会の意気込みは？

田村：

ほんまに大逆転チャンスやと思っているんで。一気にモテたいです。

テクニック：

最初で最後なので頑張ります。来年以降は出れないと思ってるんで……。

意識しているコンビは？

田村：

やっぱり同期のぐろうですかね。高松が去年準優勝してから調子に乗ってて、酒飲みながら「もう翔（よしもと漫才劇場に所属する芸歴8年目以下の芸人）に敵おらんな」って言ってたんで。

テクニック：

今言うことじゃないかもしれないですけど、僕は女優の夏帆さんが好きです（笑）。

フースーヤ

芸歴9年目。田中ショータイム（左）と谷口理（右）による高校の同級生コンビ。唯一無二の漫才スタイルが見どころ

「3度目の出場で悲願の優勝を狙います」という紹介の声に全く反応せず、イスに座ったままボケる2人。ようやくボードの前に立ったかと思うと、ぐろうの高松さんの旗に顔を当ててふざけます。そんな2人が選んだのは6番。

今大会の意気込みは？

谷口：

ここではボケましたが、漫才はボケなしでやっていきます。僕らが邪道じゃなくて、カベポスターが邪道ってことを証明したいです！

優勝賞金100万円の使い道は？

谷口：

同期のスキンケア大学を20人くらい呼んで、みんなで使いたいなと思いますね。

田中：

整形とかしたいです。まずダーマペンで毛穴をケアして、小顔になれる顎を削る手術をしたいです。痛いんですけど。

谷口：

来年は僕の隣にMattさんみたいな方がいるかもしれないですね（笑）。

タチマチ

芸歴9年目。安達周平（左）と胡内佑介（右）による、2020年度決勝戦進出経験ありの実力派コンビ。胡内のギャグ「すーないないすー」もぜひ覚えて

2人とも「お願いします！」と元気に挨拶。勢いよく飛び出す胡内さんに対し、安達さんは胡内さんにそっと手を差し伸べてもらいながら舞台を降り、ゆっくりとボード前へ歩いていきます。そして、「まぁここはやりようがないんで」と2番をチョイス。

今大会の意気込みは？

胡内：

娘が今1歳2か月なんで、優勝して豪華なご飯をあげられるようにしたいです。お野菜とかいっぱい足せるように頑張ります。あ、高校生のほうが良かったか……。

安達：

前回決定戦に出場したのが4年前の2020年。そこから全然いけてなかったんですけど、（胡内に）お父さんの自覚が出てきて今回いけたと思うんで、3月2日の決戦当日までに第2子が間に合えば。

胡内：

いやもう無理よ！（笑）

安達：

第2子パワーで優勝したいと思います。

優勝賞金100万円の使い道は？

安達：

まだ僕ら全然お金がなくて、相方に結婚祝いや出産祝いを渡せていないので、50万円で相方の娘になんか買ってあげたいと思います。

胡内：

新婚旅行にいけてないんで、妻と子どもを北海道旅行とかに連れていけたらいいなと思っています。

ぐろう

芸歴5年目。家村涼太（左）と高松巧（右）による、昨年の準優勝コンビ。今回は敗者復活枠で決定戦へ

家村さんは、まるで卒業証書をもらいにいくような足取りでボード前へ。3番を選んでいるマーメイドのテクニック。さんに対し、「これどうにかならんすか？」と交渉を試みる高松さんでしたが、「僕らが優勝したら賞金100万を渡すので、交渉なしで」とテクニック。さん。残念ながら交渉は決裂に終わり、トップバッターはぐろうに決まりました。