新施設「BASEGATE横浜関内」キープレーヤーはDeNA? スポーツ主軸の再開発で輝き取り戻す
今、JR関内駅前では再開発が進行中。2026年3月19日オープンの「BASEGATE横浜関内」によって、関内エリアはどのように変わろうとしているのか探ります。
今、JR関内駅前では再開発が進行しています。その先陣を切ったのが2026年3月19日オープンの「BASEGATE(ベースゲート)横浜関内」です。再開発によって、関内エリアはどのように変わろうとしているのか探ります(画像は筆者撮影)。
新たな感動や出会いへの入り口となるように
「BASEGATE横浜関内」(神奈川県横浜市中区港町1-1-1)は、JR関内駅と横浜スタジアムの間にある旧市庁舎街区と呼ばれる場所に誕生した大規模複合街区。
地上33階、地下1階、高さ166.78メートルの高層複合ビル「タワー」、旧横浜市庁舎行政棟「ザ レガシー」、横浜公園と横浜スタジアムに直結する「スタジアムサイドテラス」など6棟で構成されています。
「BASEGATE」とは「拠点」「起点」そして「野球の塁」を意味する「BASE」と、「玄関口」や「入り口」を意味する「GATE」を組み合わせた造語。「BASEGATE横浜関内」という名称には、新たな感動や出会いへの入り口となるように、との思いが込められています。
再開発のキープレーヤーはDeNA
旧市庁舎街区がある関内エリアは開港以来、外国との交易で栄え、情報や文化の発信地として横浜の成長をけん引してきました。
しかし、横浜駅周辺やみなとみらい21地区が発展すると、関内エリアの魅力は相対的に低下。横浜スタジアムを本拠地とする横浜DeNAベイスターズが人気球団になるまで、わざわざ訪れたい街とは言い難い状況でした。
旧市庁舎街区の再開発のキープレーヤーとなっているのは、横浜DeNAベイスターズを運営するDeNAです。2024年に日本シリーズで優勝するなど、ここ数年の横浜DeNAベイスターズの活躍はめざましく、地元経済にも好影響を与えています。
DeNAは「BASEGATE横浜関内」において、「THE LIVE Supported by 大和地所(以下、THE LIVE)」と「ワンダリア横浜 Supported by Umios(以下、ワンダリア横浜)」を手掛けています。
「THE LIVE」は常設型ライブビューイングアリーナです。幅約18メートル、高さ約8メートルの大型ビジョンに横浜DeNAベイスターズの試合をリアルタイムで映し出します。
屋内でフードやドリンクを楽しみながら応援するという、新たなスポーツ観戦のスタイルを提案します。試合のない日は、他のスポーツや音楽ライブなどを映し出す予定とのことです。
もう1つの「ワンダリア横浜」は没入型体験施設です。臨場感のある映像で演出された、緑豊かな森林や神秘的な深海などテーマの異なる6つのゾーンで生き物や自然との出会いを体験できます。
コレクションやゲーム性のある独自のアプリを提供するなど、エンターテインメント領域を得意とするDeNAならではのイマーシブエンタメ施設といえるでしょう。
いずれも、横浜スタジアムに入りきれなかったファンはもちろん、横浜スタジアムで試合を開催しない日にも関内エリアへ足を運んでもらおうという仕掛け。
スポーツを含めたエンターテインメントに軸足を置いてまちづくりを進めているのが、他の再開発との大きな違いといえます。
旧横浜市庁舎行政棟の建物を再利用
「BASEGATE横浜関内」が掲げているコンセプトは「新旧融合」。それを体現しているのが旧横浜市庁舎行政棟の建物を再利用した「ザ レガシー」です。
この「ザ レガシー」には、星野リゾートが運営する「OMO7横浜 by 星野リゾート(以下、OMO7横浜)」(2026年4月21日開業)、老舗書店「有隣堂」が展開する新業態店舗、「スタジアム横バル街」の一部が入っています。
旧横浜市庁舎は、横浜開港100周年記念事業として1959年に村野藤吾さんの設計により竣工されたもの。
外観をはじめ、OMO7横浜のパブリックスペースに遺された大階段や泰山タイルレリーフなどの内観など、随所に建物の歴史の面影を感じられるのはうれしい限りです。
テナントは地元・横浜の名店が勢ぞろい
新施設オープンといえば都内の有名店や人気店、チェーン店を集めるのが王道ですが、テナントに地元・横浜の名店の割合が多い点も「BASEGATE横浜関内」の特徴です。各街区の商業エリア55店舗のうち、半数近くが横浜のブランドとなっています。
旧横浜市役所の敷地を継承して生まれた「継承の道」には、「横濱ハーバースタジアム」や「横濱元町 霧笛楼」「ガトー・ド・ボワイヤージュ」といった横浜で長年愛されているスイーツやお菓子を扱う店舗が並びます。
スタジアムサイドテラスとザ レガシーの2棟にまたがる「スタジアム横バル街」。
創業112年の鶏肉専門店・梅やの新店舗「鳥料理 梅や」や創業130年を超える酒屋・横浜君嶋屋が手がける酒場「SAKE 'n' ROLL(サッケンロール)君嶋屋」をはじめ、横浜・十日市場のクラフトビール醸造所「TDM 1874 Brewery Kannai Taproom」、横浜中央卸売市場から直接仕入れた魚を使う「寿司しんたろう」、横浜中華街「馬さんの店 龍仙」の姉妹店「馬姐 麻辣湯(マージェ・マーラータン)」など、横浜ならではの味を楽しめる小型店舗(バル)が軒を連ねます(全34店舗)。
旧市庁舎街区に続き、今後、関内駅前港町地区と関内駅前北口地区も再開発が行われる予定です。「BASEGATE横浜関内」の開業をきっかけに、関内エリアが横浜の中心地としての輝きを取り戻そうとしています。
執筆者:田辺 紫(横浜ガイド)
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