1泊1万円台で5つ星ホテル? 治安よし、物価よし、円安も気にならない「マレーシア」が今の正解だった

2025.12.15 21:35
提供:All About

円安でも物価が安く、多文化が共存するマレーシア。おおらかな国民性に癒やされ、デジタル化で旅もスムーズ。2026年の国家的な観光イヤーに向けて、国をあげて歓迎ムードが高まっています。今こそ訪れたいマレーシアのリアルをリポートします。

円安が続き、海外旅行のハードルが上がっています。さらに最近は、定番だったアジアの旅行先でも、国やタイミングによっては日本との関係性や政治的な情勢不安が気になり、「大丈夫?」と心配する声を聞くこともあります。

そんな中、改めて注目したいのがマレーシア。今回、観光業界のイベント「Global Travel Meet」取材のプレスツアーでクアラルンプールを訪れたのですが、物価は日本より安く、体感としての治安もよく、そして何より多文化が共存するおおらかな空気感がとても心地よい国でした。今のマレーシアの魅力を、現地でのエピソードとともにご紹介します。

円安を忘れる物価の安さ

海外に行くと、日本円が弱くなっていることを痛感させられる昨今ですが、マレーシアは日本より安いか、同等と感じられる数少ない国です。

例えば、スーパーでは500mlの水が1.5リンギット(約56円)、屋台のフレッシュフルーツが5リンギット(約189円)くらいでしたし、レストランでおなかいっぱい食べても1000円前後から。マレーシアの人は食べることが大好きで、あいさつ代わりに「ごはん食べた?」と聞くほど。マレー系、中華系、インド系、西洋料理など食文化も多様で、グルメ旅も最高です。

イスラム教徒が多い国なので、アルコールだけは少し高めですが、それでも日本と同じくらい。おしゃれなバーもたくさんあるので、お酒好きの人も安心してください。

そしてホテルもリーズナブルです。クアラルンプールは「世界で最も安く5つ星ホテルに泊まれる都市」の1つに数えられることもあり、1泊1室1万円台で泊まれる5つ星ホテルも。

実際、今回筆者が滞在した「サンウェイ プトラ ホテル」も5つ星ながら、時期によっては1泊1万円前後で泊まれます。広々とした部屋にプール付きでこの価格は、日本ではちょっと考えられません。

一方、とびきりハイエンドな体験もお得です。今回、世界で2番目に高いビル「ムルデカ118」にある最高級ホテル「パークハイアット クアラルンプール」を見学しました。こちらは、さすがに格安とはいきませんが、1室1泊5.5万円程度~。東京の同クラスと比べれば、圧倒的なコストパフォーマンスです。

客室はスタンダードでも60平米以上の広さを誇り、ホテルは75階~114階にあるので眺望のよさにもうっとりします。

イライラしない? おおらかな国民性

マレーシアの魅力は安さだけではありません。個人的に惹かれるのが、マレーシア人の温かさやゆるやかさ。今回、それを感じる出来事がいくつかありました。

まず、行きの飛行機。実はメガネを失くしてしまい、降りる際に周囲を探していると、CAさんが「どうしたの?」と声をかけてくれ、事情を話すと一緒に床にはいつくばり、シートまではがして探してくれました。

結局見つからず、「コンタクトレンズがあるから大丈夫」と伝えても、「いやいや困るでしょう?」と最後まで本気で心配してくれて、入国前から温かい気持ちになりました。

温かなイメージは入国後も変わりませんでした。海外に限りませんが、お店の接客をそっけなく感じることはよくあるもの。でも今回、出会う人がみんなにこやかで、イラついている人を見かけなかったんです。

いい意味のゆるさもあります。たとえば今回取材した「Global Travel Meet」会場のお試しマッサージブースでは、「1分=1リンギット(約38円)」の看板があり、受けてみると、時間を過ぎてもマッサージを続けてくれている。「もう時間じゃない?」と言っても、ニコニコしながら続けてくれました。

その後、現地で話を聞いたり、ネットの声を拾ったりしてみると、どうやらマレーシア人には「ゆるい」人が多いようです。人に優しく、自分にも優しい。おおらかな国民性なのでしょう。いい意味の適当さが、日本でせかせかしがちな日々を送る筆者には、とても心地よく感じられました。

マレーシアは多民族国家です。多いのはイスラム教で6割以上を占めますが、中華系やインド系の人も多く、街にはモスクも仏教寺院もヒンドゥー寺院もあります。チャイナタウンを歩いていたかと思えば、通りを渡ったすぐ先にカラフルなヒンドゥー寺院が現れる。そんなミックスカルチャーが、この国の寛容さにつながっているのかもしれないと思いました。

入国は自動ゲートで一瞬。デジタル化で旅は便利

ゆるさの一方で、デジタル化は猛烈に進んでいます。入国審査は、事前に「MDAC(デジタル入国カード)」を登録しておけば、自動化ゲートで一瞬。パスポートをかざすだけで通過でき、本当にストレスフリーです。

取材した「Global Travel Meet」の会場でもデジタル化は徹底しており、紙の資料はほぼなし。全てQRコードからダウンロード、あるいはWhatsAppでURLを送り合うスタイルでした。

デジタルといえば、マレーシアの人たちは写真好き。「Global Travel Meet」の会場でも、スマホで知り合い同士が楽しそうに記念写真を撮り合う姿をよく見かけました。

街なかでは、ペトロナスツインタワーなどの観光地に行くと、タブレットと手持ちライトを構えたセミプロ風のカメラマンがスタンバイ。1回5リンギット(約189円)程度で撮影し、AirDropでその場で送ってくれる手軽さです。いくつかのスポットで見かけたので、すっかり定番のサービスになっているようです。

そんなデジタル好きな国民性を反映してか、新ランドマーク「The Exchange TRX」にオープンしたマレーシア初のアップルストアは大盛況。広大な屋上庭園があり、ハイブランドのテナントもそろうラグジュアリー目な商業施設で、街の勢いを感じます。

2026年は「マレーシア観光年2026」今こそ行きたいマレーシア

2026年は「マレーシア観光年2026(Visit Malaysia 2026)」。2026年には国際観光客4700万人の誘致を目指し、国を挙げて盛り上がっているので、まさに今が行きどき! 各地でイベントもあるようなので注目です。

クアラルンプールへのアクセスは日系航空会社やマレーシア航空のほか、バティック・エアもあります。今回のイベントで話を聞いたのですが、LCCではないものの、機内食を事前注文制にするなどしてコストを抑えつつ、食品ロス削減にも貢献しているそう。必要なものだけにお金を払うというスタイルは、賢く旅費を節約したい人にはうれしいですね。

今回はクアラルンプールのみの滞在でしたが、マレーシアはボルネオのジャングルや、ペナンの美しいビーチなど、多彩な魅力にあふれた国。次の旅の選択肢に入れてみませんか?

取材協力:マレーシア政府観光局

古屋 江美子プロフィール

子連れ旅行やおでかけ、アウトドア、習い事、受験などをテーマにウェブ媒体を中心に執筆。子ども向け雑誌や新聞への取材協力・監修も多数。これまでに訪れた国は海外50カ国以上、子連れでは10カ国以上。All About 旅行ガイド。


執筆者:古屋 江美子(ライター)

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