

写真を撮る手が止まらない!夏にしか見られない「奈良の絶景」
奈良県中部の橿原市は“日本はじまりの地”と言われています。日本最古の正史とされている『日本書紀』は、初代天皇である神武天皇が橿原の地で即位し、日本を建国したと伝えられています。
橿原市と言えば、神武天皇を祀る橿原神宮や、日本史上初の都城である藤原宮跡、伝統的建造物の数が全国で最も多い地区『今井町』などが有名ですが、今回は地元民に親しまれている『おふさ観音』をご紹介します。
なお、写真は筆者が2021年の8月に撮影したものです。
大和ぼけ封じ霊場の一つ

画像:東ポチ
近鉄『八木西口駅』から歩いて15分ほどのところにある『おふさ観音』は、奈良県桜井市にある日本三文殊の一つ『安倍文殊院』とともに、『大和ぼけ封じ霊場』と言われています。
寺伝によると江戸時代前期、本堂周辺には『鯉ヶ淵』という大きな池があったそうです。ある日の早朝、池近くに住む『おふさ』という娘が『鯉ヶ淵』の側を歩いていると、池の中から白い亀に乗った観音菩薩が現れました。それを見た『おふさ』が池の側にお堂を建てて、十一面観音を祀ったことが『おふさ観音』の起源と伝えられています。
夏は様々な風鈴が登場

画像:東ポチ
『おふさ観音』では、毎年7月1日~8月31日に『風鈴まつり』が行われます。

画像:東ポチ
夏の風物詩である風鈴が境内に吊るされ、風鈴の涼しげな音色が響き渡ります。

画像:東ポチ
中にはこのようなかわいらしい風鈴も見られます。

画像:東ポチ
本堂には、幕末から明治にかけて作られた『生き人形』が安置されていて、『風鈴まつり』の期間中、特別公開されています。
生き人形は徹底的に本物に似せた人形で、天才人形師として名高い初代・安本亀八氏の作と伝えられています。人形のモデルは、地元の名士だった飯田喜八郎氏で、『おふさ観音』の発展のために尽力された方なのだそうです。
<施設詳細>
おふさ観音
住所:奈良県橿原市小房町6-22
最寄駅:近鉄『八木西口駅』
電話番号:0744-22-2212
拝観時間:7:00~16:30(閉門17:00)※ただし、本堂の拝観時間は9:00~16:00
入場料:無料 ※ただし、本堂の拝観は300円(税込)
おふさ観音では、毎年5月15日から6月30日、10月19日から11月30日の期間に『バラまつり』が開催されます。境内にたくさんのバラの花が咲きますので、春や秋に訪れるのもおすすめです。(取材・文/東ポチ)
【画像】
※東ポチ
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