マツオカコーポレーション 受注堅調で今期も好スタート 供給能力高め各拠点で需要捕捉
マツオカコーポレーションは縫製事業の受注が堅調で、今期(27年3月期)も好スタートを切った。第1四半期(26年4~6月)の連結決算は売上高が同四半期としては過去最高を更新。カジュアルと、ファン付きウェアを中心としたワーキングの受注が増え、中国市場の需要回復遅れが響いたラミネーションフィルム事業の落ち込みを補った。
売上高は前年同期比11.8%増の189億5800万円だった。本業の実力値を判断するために算出している独自指標、為替差損益調整後営業利益は21.7%減の8億5000万円。縫製事業で生産能力拡大に伴うコスト増と、ラミネーションフィルム事業の苦戦が収益を大幅に押し下げた。同社は「縫製の受注は足元も良好に推移し、おおむね想定の範囲内」とコメントした。
事業別の結果は、縫製事業の売上高が16.2%増の165億8500万円、為替差損益調整後営業利益は4.1%増の10億6600万円。ラミネーションフィルム事業は売上高が11.8%減の23億7200万円、同営業利益は66%減の1億1900万円だった。
縫製事業は販売枚数が12%増の1418万枚となった。内訳はカジュアルウェアが62.2%、インナーウェア・カットソー18.8%、ワーキングウェア13.6%。ファン付きウェアの受注増が顕著で、生産枚数は「通期で前期比2.4倍になる見通し」という。ベトナム、インドネシア、バングラデシュで生産ラインの増設、人員の拡充、技術指導の強化などを通じて堅調な縫製需要を着実に捉えた。そのなかで生産性向上の途上にある新設ラインが増え、先行コストも発生。利益の伸びは小幅となったが、「生産面の施策は将来の成長に向けた基盤整備」と強調した。
インドネシアで2拠点目となる縫製工場の新設にも触れ、「計画通り今期中に着工する」とした。28年1月にテスト生産を始め、29年3月期には同国の生産能力を300万枚上積みする計画だ。
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