「レプシィム」 需要拡大を見越し、犬用の服・雑貨を強化

アダストリアのレディスカジュアル「レプシィム」は、犬用の服・雑貨の販売を強化している。少子化などに伴う、ペット用品需要の拡大を見越した。トレンド感のあるデザインや飼い主とリンクコーディネートができる商品で差別化する。
同ブランドは機能性素材のTシャツやシンプルなブラウスなどで主に40代の女性客を捉えている。23年ごろから、程良くトレンドを取り入れた商品を強化したところ、既存客だけでなく新規客にも支持され、売り上げを伸ばし続けている。
犬向けライン「レプシィム・ポウズ」を始めたのは24年。荒木浩一レプシィム営業部部長の発案だ。「自宅でも犬を飼っているが、可愛い服があるとつい買ってしまう。少子化でペットへの投資が増えている世相を考えると、今のうちに参入するべきだと考えた」(荒木部長)という。
特徴はファッションブランドならではの商品企画だ。あえて市場では珍しい襟付きのシャツなどを出して差別化している。競合には可愛さに振り切ったデザインが多いため、チュール付きだが、色のトーンを落としてシックにしたシャツなどもある。

デザインは同社で企画し、パターンの作成や縫製は専門の協力企業が担当する。中心価格は服が3000~4000円。おもちゃなどの雑貨が1000~3000円。大型店やお散歩スポット周辺の一部店舗と公式ECで販売している。
現状、売り上げ全体に占めるポウズの割合は1%以下と小さい。ただ、25年秋にSCで開かれたイベントに出店した際は想定を大きく超える売れ行きだった。「認知度さえ上がれば売れる」とみて、26年6月には日本最大規模のドッグイベント「ジャパンわんこフェスタ」に出展するなど、露出を増やす活動を強化している。

商品の幅も広げる。段ボールニットのパーカやシャギーのチェックシャツなど、レプシィムで人気の商品を犬向けに落とし込んだアイテムを増やし、お揃いで着られるようにする。
「今後の新規出店は既存店よりも大型のものがメイン。ポウズを置くスペースも確保できるため、取り扱い店を増やして認知を上げたい」という。

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