コスプレ撮影会での「性的暴行」に狂言疑惑… 業界関係者は“さらなる悪影響”を懸念
コスプレイヤーを名乗る人物の「被害報告」に不自然な点が浮上。業界関係者らが警鐘を鳴らす。

コスプレイヤーを名乗る人物がSNS上で訴えた「撮影会での深刻なトラブル」が、ネット上で大きな物議を醸している。
「不自然な発信内容」に広がる疑念
1月中旬に開催した撮影会において、参加カメラマンから性的暴行を受けたと文書で公表した自称・コスプレイヤー女性。
しかし、その訴えには不可解な点が多く、発信内容が過度に扇情的であることに加え、「自身のSNSアカウントをフォローしてほしい」「フォローしてくれたら動画を無料公開」といった、被害を訴える状況としては極めて不自然な言及が目立った。
最終的には有料の外部サービスへ誘導する形となっており(現在は外部サービス側の判断で公開停止)、ネット上では「宣伝を目的としたフェイク投稿ではないか」との見方が強まっている。
「休んでください」と心配する声の一方で...
この投稿に対し、SNS上では「重大な事案を自身の宣伝に利用するのは、あまりに不謹慎」「悪質な集客手法」と、呆れ返る声が大半を占めている。
一方で、内容を真に受けたユーザーからは「無理をせず休んでください」「性被害は断じて許されない」と、心から心配する声も散見。こうした善意を逆手に取るような手法に、さらなる批判が巻き起こっている状況だ。
現役レイヤーは「嘘だったら許されない」
今回の騒動について、20代の女性コスプレイヤーに話を聞いた。彼女は「内容に信憑性を感じない」と一蹴した上で、次のように憤る。
「撮影現場でのハラスメント行為は、業界として根絶すべき深刻な問題です。実際に被害に遭い、PTSD(心的外傷後ストレス障害)に苦しみ、泣く泣く活動を辞めた人もいます。もし、そうした方々の痛みを“客集めの道具”にしているのだとしたら、断じて許されることではありません」(20代・コスプレイヤー)。
撮影会主催者が語る「文化への冒涜」
長年、撮影会を主催してきた40代の男性も「業界のイメージを著しく損なう」と声を荒らげる。
「適切な運営を行っている撮影会では、1対1の密室空間を作らないなどの対策を徹底しており、安全確保が最優先です。こうした虚偽の可能性がある情報が拡散されることは、真面目に取り組んでいる運営者やモデル、そしてコスプレ文化そのものに対する冒涜です。事情を知らない層や外国人ユーザーに『コスプレ撮影会は危険な場所』という誤解を植え付けるのは、業界にとって大きな損失です」(40代・撮影会主催者)。
現在、業界関係者たちの目は「不適切な偽装広告」として一致している。センセーショナルな投稿を見かけた際は安易に拡散せず、その目的がどこにあるのかを冷静に見極めるリテラシーが求められている。
著者プロフィール
キモカメコ佐藤(@peyangtaneda)。1982年東京都生まれ、sirabee編集部記者。
政治・経済系出版社、『1UP情報局』『ねとらぼ』編集部などを経て現職。ブレイキングダウンをはじめとする各格闘技団体やプロレス、プロ野球のほか、コスプレ、メイド、秋葉原文化も取材してきたオタク記者。
(文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤)
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