アパレル資材卸の1090 大阪・堀江で新たな期間限定イベント

アパレル資材卸の1090(大阪市、徳丸拓也代表)は25年11月半ばに3日間、大阪・南堀江のオレンジストリートで多彩なブランドを集めた期間限定イベントを繰り出した。毎年6月下旬に同じ場所で沖縄発ブランドを複数集めたイベントを実施しているが、今回は秋冬シーズン向けに新しい切り口を用意。「ザ・セレクト」と名付け、男性をはじめとした大人が楽しめるアパレル、雑貨ブランドを集めた。
(小畔能貴)
7ブランドが参加
同社は「取引先ブランドを盛り上げたい」、と取引先の沖縄ブランドを複数集めたイベントを通算3回開催。「冬もイベントができれば」と考え、服から服飾雑貨までトータルで楽しめる今イベントを実現した。個性の光るブランドに声をかけ計7ブランドが参加。初日から並んだ人、関東からわざわざ来た人など、来場者を多数集めた。

靴の輸入製造販売を手掛ける野口彦(大阪市)は、自社ブランド「スリージェネレーションズ」でレザースニーカーを中心に提案。ワントーンだが、デザインを盛り込んだレザースニーカー(税込み2万4200円)や、モータースポーツを切り口にした「ノイインテレッセ」との協業になる、ドライビングソールを採用したローファーなどを販売した。

大阪発の革小物ブランド「タイラ」は、主力の観音開きするがま口を使ったコイン入れ(1万円)や三つ折り財布(2万3000円)、カード入れ(1万6500円)などを打ち出した。22年に自社ブランドを開始し、放出栄町商店街にアトリエ兼店を構える。

「インディゴクラシック」は、奈良で藍の栽培から染色までを手掛けている工房によるファクトリーブランド。大阪発のメンズニット「リナシェンテ」と協業し、藍のグラデーションが楽しい新作を打ち出した。上質なコットンを使い、3シーズン楽しめる肉厚感の長袖ニットトップで、4万2900円。麻の藍染めシャツなどもあり、どれもドレスウェアの視点が盛り込まれ、大人が長く楽しめる点が特徴だ。

ニット主力のアパレルメーカー、フレックスフォア(大阪市)はリナシェンテで、日本製の上質なメンズニットを出した。素材選びからこだわった物作りが強み。編地でスウェットシャツのガゼットデザイン、両サイドのポケットを盛り込んだリブ使いの長袖プルオーバーなどがある。
海外も視野に
ティダノワ(沖縄県読谷村)が手掛ける「リリーズアイスクリーム」は協業商品を多数揃えた。タイダイなどを生かし、アイスクリームを連想させる表現をのせているのがブランドの特色。タレントのゆずっきーさんと初めて協業し、フーディー(税抜き1万4500円)をはじめとしたアイテムを販売した。大阪を拠点に活動するレゲエクルーの「マイティージャムロック」、大阪を代表するレゲエアーティスト「リョー・ザ・スカイウォ-カー」との協業品も人気を集めた。

今イベントはジャンルが多彩だったこともあり、ブランドを複数またいだ購買は、沖縄ブランドでくくった既存イベントよりも少なかったが、単価の高い商品が売れた。徳丸代表は、「新しい試みになったが、学ぶことはたくさんあった。海外に通用するようなイベントに育てていきたい」と今後の抱負を話す。
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