「捨てられない」をなくす！年末の断捨離が加速するチェックポイント5項目

年末の片付けや大掃除。いらないものをどんどん処分しよう！とはりきって始めるのに、いざ手に取ると迷いが出てきて捨てられない……なんてこともあるかもしれません。今回は、シンプリストのminiさんがものを手放す基準にしているという5つのチェックポイントを教えていただきました。これがあれば、みなさんもきっと決断して身軽な暮らしに近づけます。※以前配信したminiさん執筆の記事と電子書籍の内容を編集してお届けします。

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迷いをなくせる。「手放していいもの」の判断基準

「まだ使えるのにもったいない」「後から必要になるかもしれない」。ものを手放そうとすると、そんな気持ちが出てきて手が止まってしまう人も多いのではないでしょうか。

なかなか手放すことを決断できない方に、miniさんが「これなら手放しても後悔しない」と確信できているという基準を伝授します。

手放す基準1. 一年以上手に取らなかったもの

クローゼットにしまったまま流行が過ぎたワンピース。キッチンの棚の奥底で出番を待ち続けるホームベーカリー。一年以上手にしていないそんなアイテムは、手放してよいものです。

「人は対価を払い手にしたからには『元を取りたい』と考え、まだ使えるものやあまり使っていないものを手放すことに躊躇してしまいがち。ですが、使ってくれる人のもとにあるほうが、ものも人も幸せではないでしょうか。きちんと使ってくれる人にバトンを渡すことが、持たない暮らしの第一歩です」（miniさん、以下同）

手放す基準2. 存在を忘れていたもの

棚やクローゼットの片付けをしていて「そういえばこんなものもあったな」と思うものがあるのではないでしょうか。まだ使えるものでも、その時点で処分する決断をしたほうが吉。

「忘れてしまうのは、必要のないものだからです。勢いやノリで買ったもの、特に旅行先などで購入したものは、開封すら忘れてしまうことも多いのではないでしょうか。買い物は落ち着いて、忘れるようなものは買わないようにしたいですね」

手放す基準3. 他人軸で手に入れたもの

見栄や流行、付き合いなどの他人軸で購入したものは、自分ではあまり気に入ってないということが多いのではないでしょうか。そうしたものは結局、使わなくなってしまいます。

「おみやげもこの部類に入ります。『私のために買ってくれた』と思っても、部屋の片隅に置いていて埃をかぶってしまうのでは、自分も相手もよい気はしないものです。潔く手放しましょう」

手放す基準4. 必要以上に持っている同じ用途のもの

文房具や調理器具など、用途が同じものをいくつも持っていませんか。使わないわけではないし、そんなにスペースも取らないものでも、塵も積もれば山となります。

「例えば文具類は、いろいろなお店でいろいろな種類が手に入り、家のどこでも使う可能性があるもののため安易に買いがちです。ですが、ペンは使いきるまでには時間がかかりますし、ハサミはキッチン・リビング・個室に一個ずつあれば充分。一定の期間で使いきれるかも判断基準にして、整理してみるとよいと思います」

手放す基準5. いつか使うつもりのもの

自分磨きのために買った資格の本やダイエットグッズ。「今はできないけれど、いつかは」と思い放置し続けているなら、一度手放してしまいましょう。

「こうしたものをいつまでも持っていると、モチベーションが上がるどころか、できていない罪悪感が湧いてくるのではないでしょうか。自分磨きは、資格を取りたいなら学校に通えば、ダイエットしたいならジムに行けば、ものがなくてもできます。行動ができないのは、本当にはやりたいと思っていないのか、もっと優先したいことがあるのか。ものを手放すことは、生活を見直すきっかけにもなります」

身も心も軽くなる「持たない暮らし」

「捨てられない」「もったいない」という気持ちを乗り越え、持たない暮らしができるようになると、さまざまなメリットを感じられるというminiさん。
例えば、引っ越しや急な入院などにすぐに対応できたり、少ない状態でも十分と思えてお金にとらわれなくなったり。心や時間にも余白ができ、余裕をもって過ごせるのです。

身も心も軽くなり、自由に行動できる。2026年からそんな「持たない暮らし」を始められるよう、miniさんが提案する判断基準で手放しを進めていきませんか。

シンプルな暮らしのヒントになる電子書籍も

以前はマキシマリストだったところから、シンプルな暮らしにたどりついたminiさん。自身がものを手放した経緯や、そのあとの状態をキープする方法をつづった電子書籍が好評発売中です。部屋の景色を切り取った写真も多く「見習って潔くものを手放したい！」と思えるような内容です。Amazonで試し読みができるので、ぜひチェックしてみてください。
writer / Sheage編集部　photo / mini

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