浮気公認シェアハウスでキャットファイト勃発!? 幸せを掴んだ女性・好きな人を逃した女性の明暗【隣の恋は青く見える-Chapter TOKYO-第3話・第4話】

※このコラムでは『隣の恋は青く見える-Chapter TOKYO-』第4話までのネタバレを含みます。

11月9日から放送中のABEMAの人気恋愛リアリティーショー『隣の恋は青く見える-Chapter TOKYO-』。23日、30日には、共同生活も中盤に差し掛かる第3話、第4話が放送された。

『隣の恋は青く見える』、略して“隣恋”では、それぞれに事情を抱えて破局の危機を迎えつつある6組のカップルが、シーズン最長となる20日間の「浮気公認共同生活」を送る。

参加者の嫉妬心を煽る仕掛けが多く展開されていく本作。それぞれが気になるメンバーとの交流を済ませ、すでに人気メンバーが集中しつつある中で、4話からは元恋人との“復縁デート”も解禁となる。

新鮮さとドキドキが詰まっている新しい恋か、思い出と安心感が詰まった元恋人との復縁か。「浮気アリのシェアハウス」という激ヤバ設定の意義が見えてきた3〜4話を語り尽くしていく。

■女性メンバーの煽りを受けて、まつエクギャルが真っ向対決⁉︎

第3話でフィーチャーされたのは、ハウス内でモテすぎフィーバーが巻き起こっているレイナ（27）にプッシュをかけるミチル（29）。そしてケント（26）を巡ってハウス内初のキャットファイトを展開したユマ（24）と、ケントの元カノであるリオナ（21）だ。

まず、ミチルは遅ればせながら、すでにダイシロウ（30）、アキヨシ（28）、シュウト（23）と、魅力が全く違う3名から追われるモテ女王・レイナへのアタックを開始。前回のランチ交流会での会話を踏まえて、相手の部屋まで手作りの茶碗蒸しを持っていくという尽くしっぷりだ。

「相手に自分の手料理を食べさせるのが好き」と語るミチル。自室でも料理担当となっており、他3人の男性とは一線を画す魅力がある。「レイナの笑顔を想像しながら料理した」「レイナの出身地で育った素材を料理に入れたかった」など、メロい言葉を恥ずかし気もなく言えるあたり、さすがは本職俳優といったところか。

しかし、そんなミチルも元カノであるジュンナ（26）との回想シーンによれば「脱いだ靴下を洗濯機に入れられない」という。毎日の料理は苦じゃないミチルにも、家では抜けている部分がある……ということは、手作り茶碗蒸しをおいしそうに頬張るレイナには気づきようがない。

ツーショット時間では、ミチルへの明確な好意は見えなかったレイナ。ミチル自身も「ジュンナのことは忘れつつある」とは話しながらも、ケントと楽しそうに話す姿を見た時には、明らかに動揺を見せていた。2話ではダイシロウに「他の人よりもドキドキしてる」と話していたレイナだが、茶碗蒸し攻撃がどのくらい効いたのかが気になるところだ。

一方、もう一つのハイライトとなったのが、ケントを巡るまつエクギャル同士の争いだ。序盤からケントに狙いを定めていたユマから、ケントをデートに誘い出し「この中でならユマが一番気になっていると言い切れるか」とケントに詰め寄る。

告白はしていないものの、告白に向けた“囲い込み”にも聞こえそうな発言……付き合ってもいないうちに、という声がMC陣からも聞こえてきた。こういった束縛行動を嫌がる男性もいそうだが、ケントにはどう刺さったのだろうか。

そして（肌の黒さゆえに）唯一気になっていたユマの元カレ・アキヨシには、ツーショットデートでばっさり切られたリオナ。その帰り道、ユマとケントがいる部屋への訪問で事件は起きる。

酔っ払って帰宅した二人を、少し冷めた表情で迎えた別室メンバー。元恋人同士がクロスする四角関係に、部屋の空気はドロドロ……何を思ってか、互いを煽るような質問を次々繰り出すサヤカとアイラ、気まずそ〜に苦笑いの男子メンバー。見ているのもキツいほど、その空気は重い。ミチルに「二人同士でしゃべれば」と部屋を追い出され……ここからだ。

落ち着いた空気で話し始めた男子二人とは裏腹に、ユマへのリオナ節が炸裂する。リオナは「ケントは私のところに戻ってくると思う」と、はっきり告げ、その上「ケントはけっこうちょろい」「恋愛経験が少ない」など、元カノならではの情報も自ら開示。ユマにとっては有利にもなり得る情報をここまで曝け出すほどには、ケントとの関係に自信があるのだろう。

しかし、その自信は信頼関係の証でもある。元カノにここまで言われてしまえば、初対面から日数の経っていないユマでは、立つ瀬がない。その上、ケントの反応もどっちつかず。苦しい展開に胸が痛むが、これぞ隣恋……なのである。

■恋人への甘えに気づけることこそが、嫉妬渦巻く“浮気アリシェアハウス”の副産物

リオナとのタイマン（？）を経て、すっかり意気消沈だったユマ。ケントとのツーショットデートでは、自らリオナから聞いた話をケントに代弁。リオナの気持ちの橋渡しをした。リオナの勢いの強さを見てか、ケントの薄い反応に嫌気が差してか、自分から身を引くポーズを取った。

共同生活も中盤に差し掛かり、4話からは元恋人との復縁デートも可能になった。そこで、早速リオナを誘い出したケント。デートの誘いに「何着て行こう」とニヤニヤ顔のリオナの表情は、完全に恋する乙女のそれだ。

恋人同士だったはずの二人にとって、デートは日常であったはずだ。会話の節々には、交際期間の長い二人ならではの自然さも感じられたが、マンネリという問題を抱えていたカップルとは思えない、初々しさも感じさせられた。

ケントはデートの最後に、思い出の写真が詰まったフォトフレームをリオナにプレゼント。非日常な生活、非日常なデートが、二人に「幸せだったあの頃の気持ち」を思い出させることができたのだった。

無事、元サヤに収まったリオナとケント。リオナは、共同生活で洗濯機を回せるようになった、とも話した。きっと、ケントに甘えている生活の中では、しようとも思わなかったことなのだろう。

隣恋の設定は現実ではなかなかないことだが、生活をガラリと変えて、新しい価値観を自分が「体感してみること」の大切さを思い知った。

デートから告白〜帰宅の様子を見るに、ケントの前でのリオナは「しっかり者キャラ」であったことも分かる。芯が強く、人前でもブレないリオナのいい部分をケントが引き出して行けるのなら、二人はこの先も仲良く過ごしていけるのではないだろうか。

さらに今回は、シュウトからアイラ（22）を誘い出す復縁デートも。見えないところで気になる女性とのツーショットを重ねていたというシュウトは、アイラへの気持ちを再確認したと話す。

実際にカメラに映っていたのはレイナとのデートだけだったが……レイナにはあしらわれてしまったものの、全員に共有されるストーリー投稿では、自分からレイナにがっつりボディタッチしていたシュウト。4人もの女性をデートに誘っていた矢先で、アイラへの告白にも唐突さがあり、いささかその気持ちの強度を疑いたくもなる。

そんなシュウトの若さも感じさせる行動・言動を知ってか知らずか、ダイシロウへの気持ちをはっきり打ち明けたアイラ。リオナと同じく、アイラも意志や芯が強そうだ。アイラの気持ちを聞いた上で、シュウトは今後どう行動していくのだろうか。

■事なかれ主義の男性陣、出るとこ出ちゃう女性陣

ケント・リオナの帰宅により、人が減ったハウスの中で、次回はダイシロウが女性メンバーからの気持ちを集める予感だ。次回予告では、シュウトの前でも流されることなく自分の意志を伝えたアイラが、今度は女性メンバーに堂々とキャットファイトをけしかけるような様子も映った。

「結婚願望なし男」のダイシロウだが、恋人が変わればその気持ちは変わるのか。それとも、同じ意思を持つ女性を見つけてハウスを去るのだろうか。

3話序盤では、2話で意中のサヤカ（34）にダイシロウへの激重未練トークを聞かされたにもかかわらず「サヤ姉に傾いているのは間違いない」と語っていたタカマサの動向も気になるところ。みんな大好きマッチョ体型のタカマサだが、その魅力はまだハウス内ではいまいち光っていない。

リオナとアキヨシの訪問時、気まずさから当人全員をリビングから追いやったミチルといい、事なかれ主義な雰囲気の男性が多い今回の隣恋。一方で、血気盛んな女性メンバー。このコントラストが今後、シェアハウスでの恋愛に温度差を産まなければいいのだが……。

隣の恋は青く見える-Chapter TOKYO-

＜無料見逃し配信＞

第1話URL：https://abema.tv/video/episode/90-1512_s50_p1

第2話URL：https://abema.tv/video/episode/90-1512_s50_p2

第3話URL：https://abema.tv/video/episode/90-1512_s50_p3

第4話URL：https://abema.tv/video/episode/90-1512_s50_p4

番組トップページ：https://abema.tv/video/title/90-1512

2025年11月9日から毎週日曜夜21:00より配信中

（ミクニシオリ）