木村拓哉の主演映画に細田守監督のアニメ最新作、全米震撼の傑作ホラーも!【11月の超厳選映画5選】
2025年の後半も映画界は元気! 良作が続々公開します。今月はハリウッド大作、アニメ、ホラー、木村拓哉、夫婦あるある映画など全制覇してほしい傑作がそろいました! ※画像:(C)2025映画「TOKYOタクシー」製作委員会
映画ライターの筆者がその月のおすすめ映画を紹介する【11月の超厳選映画5選】。今月はぜひ全制覇してほしいジャンル豊かな良作がそろいましたよ。では、早速1本目から見ていきましょう!
1:『プレデター:バッドランド』2025年11月7日より公開

人気シリーズ『プレデター』の最新作が登場。なんとオシャレ女子に大人気の俳優エル・ファニングが出演しています!
最強のプレデターを目指して狩りを続けるヤウージャ族のデク(ディミトリウス・シュスター・コロアマタンギ)は、不甲斐ない戦いが続き一族から追放されてしまいます。
それでも負けずに1人で狩りを続けていたデクは、上半身だけのアンドロイドのティア(エル・ファニング)と出会い、行動を共にするように。そしてデクとティアは、最強のプレデターと対峙(たいじ)することになるのです!
プレデターとエル・ファニングがバディを組むなんて「どうなることか」と思ったら、これがいいんですよ~。ティアはおしゃべりで賢くて気が強くて最高に魅力的なアンドロイドだし、落ちこぼれプレデターのデクも頑張り屋さんなので応援したくなるんです。
プレデターの造形は少々グロいのですが、改めて『プレデター』シリーズは面白いと再確認。前作を見ていなくても楽しめるのでビギナーでもOKです。
監督:ダン・トラクテンバーグ
2:『TOKYOタクシー』2025年11月21日公開

名匠・山田洋次監督の最新作『TOKYOタクシー』はフランス映画『パリタクシー』のリメイク作品。わけありのマダムを倍賞千恵子が演じ、彼女を乗せるタクシー運転手を木村拓哉が演じています。
タクシー運転手の宇佐美浩二(木村拓哉)は、高野すみれ(倍賞千恵子)を東京から葉山の高齢者施設に送るという依頼を受けます。しかし、東京の見納めに寄りたいところがあると言われ、宇佐美はすみれの東京巡りに付き合うことになるのです。
タクシーの車内で人生を振り返るマダムのすみれ。その波瀾万丈な人生に驚きつつも、カラッと明るいすみれをベテランの倍賞千恵子がとてもチャーミングに演じています。木村拓哉も温かい人柄がにじみ出るお芝居でよき! ほっこり心が温まるヒューマンドラマです。
監督:山田洋次
3:『果てしなきスカーレット』2025年11月21日公開

『竜とそばかすの姫』などのアニメーション映画で人気の高い細田守監督の最新作『果てしなきスカーレット』は、シェイクスピアの『ハムレット』をベースにした物語。
父を殺して王座を奪った叔父クローディアス(声・役所広司)への復讐に失敗した王女・スカーレット(声・芦田愛菜)は、死者の国で目覚めます。暴力がはびこり、力のない者は虚無になる世界で、彼女はクローディアスも同じ世界にいると知り、改めて復讐を心に誓うのですが……。
残酷なクローディアスに怒りをたぎらせるスカーレットが、復讐を誓いながらも、敵を叩きのめすことが正義なのかと悩み苦しむ姿がエキサイティングに描かれています。
全編パワフルで、スクリーンに釘付け! スカーレットの声を担当した芦田愛菜も熱演ですが、クローディアスを演じる役所広司はさすが名優、声の芝居も大迫力。世界中で戦争と分断が続く今こそ見てほしいアニメーション作品です。
監督:細田守
4:『WEAPONS/ウェポンズ』2025年11月28日公開

全米で公開されるや大絶賛を巻き起こしたホラー作品が、いよいよ日本公開。謎が謎を呼ぶ展開で、アメリカでは公開後、観客の考察が後を絶たなかったという話題作です。
ある水曜日の深夜2時17分、子どもたち17人が、家を走りながら出て行って行方不明になってしまう。その子どもたちはみんな、ある学校の同じクラスの生徒ばかり。担任教師(ジュリア・ガーナー)に疑いの目が向けられますが、その真相は……。
予告編からして相当エグい。子どもたちに何が起こったのか、予測できないし、今まで見たことのない恐ろしい世界が展開されそうです。怖い……けど、知りたい!という好奇心が止まりません。
演出、脚本共に秀逸と高評価で、本年度のアカデミー賞にも絡んでくるかもと言われている力作です。
監督:ザック・クレッガー
5:『佐藤さんと佐藤さん』2025年11月28日公開

岸井ゆきのと宮沢氷魚が初共演! 同じ苗字の男女が出会い、恋に落ちてからの15年を描いたリアルで切ないラブストーリー。
佐藤サチ(岸井ゆきの)と佐藤タモツ(宮沢氷魚)は出会って、付き合って、仲良く暮らしていました。タモツは塾講師をしながら弁護士を目指して司法試験を受けていましたが失敗ばかり。サチも法律の勉強を始めて、切磋琢磨して共に勉強を頑張りますが、そのことが思いがけない方向へと転がっていくのです。
1組のカップルの15年間がリアルすぎて胸が痛かったです。互いに思いやりを持って接しているのに、余裕がなくて相手の気持ちに気付けなかったり、空回りが続いたりすると、どんどん心が削られていく。
岸井ゆきのと宮沢氷魚の演技が素晴らしい! 夫婦について、結婚について、見た後、誰かと話し合いたくなる傑作です。
監督:天野千尋
執筆者:斎藤 香(映画ガイド)
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