米ナイキ6~8月 6期ぶりの増収も減益 卸と北米で改善進む
2025.10.09 17:00
提供:繊研plus
【サンフランシスコ=立野啓子通信員】米ナイキの第1四半期(6~8月)決算は、売上高117億2000万ドルで前年同期比1%増(為替調整後1%減)、6期ぶりの微増収、純利益は7億2700万ドルで31%の減益となった。収益力を示す粗利益率は、42.2%で3.2ポイント低下、原因は、流通の変化と高いディスカウント率に加え、トランプ関税によるコスト高がある。販売管理費は34.3%で0.6ポイント低下したが、営業利益率は7.9%、3.1ポイント低下した。「ナイキ」ブランドの売上高は 114億ドルで2%増(為替調整後前年度並み)、約6割を占める卸が68億ドルで7%増と、改善が進んだが、改革に時間がかかるとされるDtoC(消費者直販)は、45億ドルで4%減、うち実店舗は1%減だが、ECは12%減。
地域別で、北米50億2000万ドルで4%増と回復したが、中国が15億1200万ドルで9%減と大きく落ち込んだ。欧州中東アフリカは33億3100万ドルで6%増、アジアパシフィックは14億9000万ドルで2%増。アイテム別で、最大の靴は、74億10万ドルで1%減、アパレルは33億1300万ドルで9%増、用具は6億3000万ドルで4%増。7月にCEO(最高経営責任者)が交代した「コンバース」は、売上高3億6600万ドルで27%減(為替調整後28%減)となった。
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