

「マウジー」がリブランディング デニムアイテム軸にMD改革 30代まで客層広げる

バロックジャパンリミテッドは主力ブランド「マウジー」のリブランディングに着手する。25年秋冬からMDを見直し、主力のデニムアイテムに合わせるウェアのデザイン性と品質を高め、店頭での見せ方も変える。一連の取り組みで10、20代だけでなく、30代の客も取り込み、28年2月期に現状(25年2月期)の売上規模を20%増やしコロナ前と同水準を目指す。
(相神優波)
25年でデビューから25年目を迎えた。3~5月もデニムアイテムの売り上げは前年同期比28%増と好調だったが、デニム以外のウェアの販売はコロナ明け以降も苦戦が続く。「ロゴ入りカットソーアイテムなど商品構成に偏りがあった」(野村千尋マウジー事業部長)。

現状、ジーンズは定番モデルを11型、トレンドデザインを毎月4型と、半期で35型を販売しているが、リブランディングを機に型数を増やす。ベルトやシューズなどデニムアイテムに合う雑貨の企画も強化する。
デニム以外のウェアは「モード」「ヴィンテージ」「ストリートスポーツ」「エッセンシャル」の四つのテイストを設定し、提案するスタイリングの幅を広げる。ジャケットやシャツなどのトップは素材や縫製などの物作りを見直し、品質を高める。
MD見直しに伴い、10代後半~20代前半だけでなく、30代への訴求も強める。今季の販促には着用画像で10代、20代以外に、30代に支持を集めるモデルも起用する。
8月1日にブランドロゴも刷新する。9月6日に東京・新宿旗艦店、12日に北千住店をリニューアルする。壁面で見せることが多かったデニムアイテムの什器を店内中央に配置し、ブランドの主力商品が何かを客により伝わりやすくする。ジーンズはどんなシルエットか一目でわかるようタグの表記も見直す。商品のバリエーションを伝えるためのカタログも制作する。

現在、ファッションビルを中心に国内に37店ある。今後都内で新店舗を出すことも検討しているが、当面は既存店の回復とECの売上拡大に専念する。
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