

中森明菜『あらいぐま カルカル団』で、キュートなぶりっ子VTuber役に 歌声を披露するシーンも

1977年に放送されたアニメ「あらいぐまラスカル」のスピンオフアニメの一作「あらいぐま カルカル団」(毎週木曜深夜0:54‐0:59、読売テレビ)で、中森明菜が声優に挑戦することが発表された。中森は国民的VTuber・ボーカルを演じる。
「あらいぐま カルカル団」あらすじ
ここは東京都多摩。「秘密結社 カルカル団」の多摩支部という大自然の中に位置する組織があった。全世界人気企業ランキング1位。5人のエリートたちの目標は「世界征服」。彼らはボスの指令を日々遂行している。ただ営業実績は振るわず、給料が上がらない。けれども彼らは諦めていなかった。
中森が演じるのは、清瀬市(東京都)が生んだ国民的VTuber・ボーカル。キュートなルックスと歌声でファンを魅了するアイドルキャラクター。
メインキャラクター・サブカルは、ボーカルの熱狂的なファンだ。
演じるボーカルは「自分とは真逆」
――中森さんはこれまで声優経験はあるのでしょうか?
2回目ですね。1992年に「走れメロス」というアニメ映画で、ちょっとだけ出演させていただきました。
――オファーがあった時の心境はいかがでしたか?
声を担当する「ボーカル」というキャラクターがとてもかわいくて、私のイメージとは真逆かもしれないですが、とてもうれしかったです。
――キャラクターの印象を教えてください
ピンク色がチャームポイントで、本当にかわいいなと思いました。さっきお人形も持たせていただいたのですが、今若い方たちがかわいいキャラクターのキーホルダーをかばんにつけたり、車のバックミラーのところにつけたりされているで、私も肌身離さず持っていたいくらいかわいかったです。
「サザエさん」にかじりついていた
――今回「ボーカル」は国民的VTuberという役ですが、中森さんはVTuberはご存じでしたか?
私はそういう知識が全くなく、全然ダメなんです(笑)。携帯もここ2年ぐらいに初めて持ったぐらいなので…。
――普段、アニメとかYouTubeもご覧にならない?
見ないですね。普通のテレビしか見ないです。
――中森さんが子供の頃、お好きだったアニメは?
カルピス劇場が好きだったものですから、「アルプスの少女ハイジ」とか「母を訪ねて三千里」とかが特に好きでしたね。
あとはやっぱり「サザエさん」。あの独特なイントロから始まってテレビにかじりついていたのを、よく覚えています。
でもあの時間帯って大体裏番組のNHKで相撲がやっているんです。そうするとおじいちゃんとかおばあちゃんに相撲をつけられちゃうので「やだなぁ」って思っていたのを覚えています(笑)。
アフレコ現場に「緊張がすごいです…」
――「ボーカル」を今回どんな風に演じてみようかなと思っていらっしゃいますか?
私は小さい頃、学校から帰ってくると友達と遊ぶよりも、近所の子供たちの面倒を見る時間が多かったんですね。
みんな私を好いてくれていたので、そんな感じで子供が喜ぶ声とか、遊び方というのを自分の中では心得ているつもりですので、みんなが楽しくなるような感じで「うりゃ!」とか言って、楽しくできたらいいかなと思っています。
――この後(※取材時の後)、アフレコに挑戦されますが、緊張されますか?
アフレコと聞くと、やっぱりテレビなどでも拝見させていただいている限りでは、横並びでマイクが並んでいて、一緒にその場面に出ている声優の方たちと並んで掛け合いのようにする印象です。
ドラマとか映画みたいに、演技と一緒にせりふを言うってどんな感じなんだろうなって、緊張します。隣に仲間がいるから余計に(笑)。
私は早口が苦手なものですから、てっきり別撮りでくっつけてくれるのかなと思って甘えて考えていたら、ついさっき「いや、みんなと並んで話すんだよ」と言われて、今汗が止まらないです…(笑)。
――きっと、一緒に参加する声優さんたちも緊張していると思いますよ
いやいや。大変すごく名声のある方々とお聞きしておりますので、何度もNGを出してしまうのが本当にご迷惑になってしまうんだろうな…。足を引っ張ってしまうのではないかなと、今から申し訳ない気持ちでいっぱいです。
名曲を「ボーカル」の声で歌うサプライズも
――歌声を披露するようなシーンは予定されているのでしょうか?
あります、ちょっとだけ。
――ボーカルは、普段の中森さんのミステリアスな雰囲気とはちょっと違った雰囲気ですが、ギャップのようなものは感じますか?
あ、もう全然真逆ですね。お歌も「飾りじゃないのよ涙は~♪」(※ボーカル風に実際に歌ってくれて)みたいな、こんな感じになると思います。
メインキャラクターで一番好きなのは「全員」
――今回、メインキャラクターが5人いますが、その中で特に中森さんのお気に入りのキャラクターと、その理由を教えてもらいたいです。
みんなかわいいです。それぞれ言葉遣いや、個性をお持ちなので、みんなに親近感が湧きます。
この後アフレコをさせていただくときに、この声優さんがこういう声をお出しになるんだっていうのでもっと親近感が湧いて、よりそれぞれのキャラクターに思い入れしてしまいそうです。
――サブカルが、ボーカルの熱狂的なファンという設定ですが、サブカルが特にかわいいなとか、そういうことはないですか?(笑)
特にかわいいというか、やっぱり一番ファンというか、そういう風になついてくれてるので、一番うれしいかな。
良いものは「残るべきして残っている」
――「あらいぐまラスカル」は1977年の作品で今でも人気ですが、中森さんの曲も今でもアレンジは変わりつつ、皆さんに歌い継がれていると思います。何か通じるもの(感じるもの)はありますか?
自分にとっては、よくぞここまでやっていただいているなという感じしか気持ち的には持っていなくて。
ラスカルを始めとしたアニメだったり、昔から大切にされているいろんな作品だったり、絵にしても漫画にしても音楽にしても、やっぱり残っているだけあって素晴らしい。
やっぱり残るべきして残っているなという感じがするので、私がこうして皆さんの前でインタビューさせていただけているのも、本当に奇跡のように感じます。
――「あらいぐまラスカル」の思い出はありますか?
手を洗うシーンがとても好きです。あらいぐまは一生懸命、食べ物でもなんでも溶けちゃうものも、なくなるまでずっと洗うものですから。それがすごく印象に残っていて。本当にかわいくて大好きです。
中森、今後の展望は「楽しいを提供できる存在になりたい」
――カルカル団の目標は世界征服ですが、中森さんの今後の目標、展望は?
こうして皆さんにお話を聞いていただけたり、そうやって一人でも多くの皆さんが「ああ、 楽しい時間を過ごせた」とか「楽しかった」と思っていただける日々だったり時間だったりを、差し上げられるような存在でいられたらいいなと感じています。
歌手はもちろん、声優だったり、何でも皆さんがご希望されていて、それに合わせられるのであれば期待に応えたいですね。「中森にお願いしたけど、こいつダメだ」と言われたら、すぐに「すいませんでした」と謝ります(笑)。
――楽しみにされている方に向けて、ぜひメッセージをお願いいたします。
ご覧になられていらっしゃるファンの皆さん、今回私が参加させていただくことになってびっくりされている方、がっかりされている方、いろんな方がいらっしゃると思いますが、なるべく皆さんのご期待に添えるように頑張ってアフレコをさせていただきますので、どうぞお楽しみに。
よろしくお願いいたします。
「あらいぐま カルカル団」Pインタビュー
――中森さんの起用理由は?
「あらいぐま カルカル団」は、「あらいぐまラスカル」のスピンオフではあるものの、ストーリはオリジナルのコメディ。本編1分、エンディング30秒というとても短いショートアニメです。
毎話、どういう驚きを作れるかを追求する中で、現代を象徴するVTuberというキャラクターを、昭和を代表するアイドルの中森明菜さんに演じていただきたいと考えました。
カッコよくて、歌声もミステリアスな中森さんに、キュートなぶりっ子VTuber役を演じていただけたら、驚きをつくれますし、面白いのではないかと考え、オファーさせていただきました。
――いつ頃オファーされたのでしょうか?
今年の1月頃です。ダメ元でお願いしたところ、お引き受けいただけました。お引き受けが決まる前から、中森さんに演じていただくことを想定して、シナリオを制作し、中森さんに台本をお見せしてご判断いただきました。
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