Aqoursが9人での最後のワンマンライブとなる「ラブライブ！サンシャイン!! Aqours Finale LoveLive! ～永久stage～」を開催した

“Aqoursのことを絶対に忘れない”…キャスト9人での最後のワンマンライブ開催

2025.06.23 18:54

「ラブライブ！サンシャイン!!」のスクールアイドルグループ・Aqoursが6月21日、22日に埼玉・ベルーナドームで「ラブライブ！サンシャイン!! Aqours Finale LoveLive! ～永久stage～」を開催。活動の節目となる9周年の年にこれまでのライブイベントの集大成として行われた本公演は、Aqoursキャスト9人での最後のワンマンライブとなり、現地、ライブビューイング、配信を合わせて2日間で10万人を動員した。

1期を彩った数々の楽曲を披露

冒頭、ベルーナドームのメインステージには打ち寄せる波の映像が映され、ステージ奥には実際に砂が敷かれている。そこに黒澤ダイヤ役・小宮有紗が大きな枝を持って現れ、砂浜に「Aqours」の文字を書く。それはまさしく、アニメ作中のダイヤさながらの一幕だった。

そして、Aqoursのリーダー・高海千歌の新規アニメ映像がモニターに流れる中、Aqoursキャスト9人が1人ずつ順番に、歩き方や表情によって担当メンバーを大切に表現しながらステージに登場する。

フィナーレライブのオープニングは、作品の舞台である静岡・沼津市を舞台に制作された初のキャスト実写PVが話題となった「DREAMY COLOR」。さらに、「GEMSTONE "DE-A-I"」「届かない星だとしても」などで観客のボルテージを一気に上昇させていく。

ライブ定番曲「恋になりたいAQUARIUM」と初披露となる「Deep Blue」で大海原を進み続けるAqoursを感じさせ、「Daydream Warrior」からの「スリリング・ワンウェイ」という、これまでもライブを沸かせた2曲を歌い、1度ステージを後にする。

モニターには津島善子たち1年生を中心にTVアニメを振り返る映像が流れ、さらに新規アニメ映像によって、部室を片づける1年生たちの姿が。何があっても大丈夫、と前を向く彼女たちの心情が描かれた。

映像が終わると、「TV Animation Season1 Special Medley」の文字が映し出され、TVアニメ1期オープニング主題歌の「青空Jumping Heart」をキラキラした笑顔で披露。1期を彩った数々の楽曲を歌いながらトロッコで会場を巡り、メドレーでは元々9人での歌唱曲ではなく、これまで9人で歌ったことがなかった楽曲も全員で歌い、「想いよひとつになれ」が始まると桜内梨子役・逢田梨香子は目に涙を浮かべる。

会場内を一周した9人は、センターステージに集結して「MIRAI TICKET」を歌唱。アニメ1期の楽曲を歌い切った。なお、Day.2公演では「TV Animation Season2 Special Medley」として、「未来の僕らは知ってるよ」をはじめとした2期の楽曲を披露した。

キャストと会場の心が1つに

今度はダイヤたち3年生の映像が流れ、新規アニメ映像によって3人で写真を撮りつつ最高の今を確信する姿が映し出される。そして「HAPPY PARTY TRAIN」とともにAqoursが再び登場すると、沼津の海と波をダンスで表現して歌う「僕らの海でまた会おう」、貪欲に楽しさを求める9人らしい「僕らの旅は終わらない」という初披露楽曲を2曲続けてパフォーマンス。

国木田花丸役・高槻かなこの「永久stage、いくずらー！」という掛け声からの「未体験HORIZON」では、会場を埋め尽くす黄色のペンライトと紙吹雪の演出で会場は黄金の海原に。

「Brightest Melody」で今のAqoursとその未来を強く印象付ける力強いパフォーマンスを見せ、初披露の「SAKURA-saku KOKORO-saku」ではステージが桜色にライトアップされ、ドームの天井には桜の花びらが照らし出される。

新しい季節の訪れを表現し、最後の曲は本公演のテーマソング「永久hours」。ここで、Aqoursの文字が描かれた砂浜が再度登場。沼津の海から始まった本公演のラストを沼津の海が飾り、そこから明るく楽しく元気良く、今この時間を全力で歌い踊るAqours。「夢のような瞬間を絶対に忘れない」という思いで、キャストと会場の心が1つになった。

笑顔で手を振り、会場を巡るAqours

アンコールとAqoursコールが巻き起こる中、「君のこころは輝いてるかい？」の衣装に身を包んだメンバー9人が映し出され、ステージに向かう姿がキャスト9人と重なる。まっすぐ前を見つめる千歌役・伊波杏樹が一瞬堪えきれないように笑顔を見せると、くるりと振り返ってメンバーとの円陣に加わり、「1」から順に9人が数字を宣言。

そして会場から「10」の声が叫ばれると、「0から1へ」という言葉からAqoursの始まりの楽曲「君のこころは輝いてるかい？」へ。Day.2公演では、Aqoursの始まりが茨の道だったことに触れつつも、千歌の太陽みたいに輝く笑顔に励まされたと語る。そしてAqoursを応援してくれるみんなの気持ちがAqoursを10年間導いてくれたのだと言葉を紡ぐと、「最高のスクールアイドル人生だった」と高らかに宣言する。

“Aqoursのことを絶対に忘れない”と全ての人たちと誓い、アンコールのラストは「ユメ語るよりユメ歌おう」(Day.2では「勇気はどこに？君の胸に！」)。トロッコに乗り込んだ9人が笑顔で手を振って会場を周り、最後はメインステージに全員が集まって「10年間、本当にありがとうございました！」と感謝の言葉でフィナーレライブを締めくくった。

なお、ライブでは体験型イベント「ラブライブ！サンシャイン!!×SCRAP 沼津ナゾトキ街歩き～僕らの永久hours～」を11月20日(木)～2026年1月30日(金)に開催することを発表。また、11月には「ラブライブ！サンシャイン!! 沼津地元愛まつり 2025」の開催も決定している。