

<真・侍伝 YAIBA>刃の新技「かみなり斬り」に小次郎が大貢献で「いいキャラすぎる」と反響

真のサムライを目指す少年・鉄 刃(くろがね やいば)と、彼を支える道場の娘・峰さやか(みね さやか)、そして宿命のライバル・鬼丸 猛(おにまる たけし)らが、伝説の魔剣を巡り激しい戦いを繰り広げる「真・侍伝 YAIBA」(毎週土曜夕方5:30-6:00、読売テレビ・日本テレビ系ほか/Netflix・ABEMAにて最速先行配信、dアニメストア・Disney+・FOD・Hulu・Lemino・TVerほかにて順次配信)。本作は、直後に放送される『名探偵コナン』と合わせて“青山剛昌アワー”としても大注目。5月31日に放送された第9話は、刃のさらなる成長と新技開発を描いた「かみなり斬り誕生」。(以下、ネタバレを含みます)
小次郎も加わり、ますます賑やかな刃たち
巌流島から東京へと戻ってきた刃(CV:高山みなみ)たち一行。宮本武蔵(CV:諏訪部順一)やゲロ田ゲロ左衛門(CV:大西健晴)、ナマコ男(CV:市ノ瀬加那)といった新顔を伴っての帰宅に驚くさやかの家族たちだったが、さらに衝撃だったのは、すでにさやか(CV:石見舞菜香)の家に佐々木小次郎(CV:井上剛)が居座っていたこと。小次郎はほかにいくアテがないと弁明するも、その本当の狙いは刃がもつ雷神剣であり、隙を突いて我が物にしようという魂胆だった。刃たちはそんな小次郎の思惑を知らないまま、鬼丸(CV:細谷佳正)を倒すために新技の開発に勤しむも、なかなかうまくいかないのだった。
久しぶりの峰家でのひとときが描かれた今回は、序盤からとても賑やかな展開。武蔵に強い憧れを抱いていた峰ふじ(CV:斉藤貴美子)が、武蔵の変わり果てたビジュアルを見て昏倒したのを皮切りに、つい先日激しいバトルをしたばかりの小次郎とともに楽しく食卓を囲んだり、武蔵と刃がさやかのお風呂周りをうろついたり、懐中電灯を使ったヘンテコな新技を披露したりと、小気味の良いコメディ描写が続く。そんななかで注目は、さやかの、刃に対する態度の微妙な変化だろう。食事の際には、刃がいかに強かったかを熱弁し、刃に接近されると頬を赤らめ、さらには修行中の刃に差し入れのおにぎりを渡そうとするなど、より好意的な言動が目立っていた。明確な“恋心”というには及ばないかもしれないが、刃の成長を間近で見てきたことで、さやかの心境にも変化が生まれたのだろう。これにはSNSでも「これは無自覚で好きっぽいw」「さやかがちゃんとヒロインしてる」などの声があがっていた。
小次郎、イケメンからコメディキャラに進化?
空から雷が落ちる瞬間を見て「これだ!」と閃いた刃は、さっそく武蔵と小次郎の前で新技を披露する。懐に仕込んだ無数のナイフをばらまく「どしゃぶり斬り」、コマや竹とんぼのように自ら回転しながら攻撃する「ブーメラン斬り」を見せるも、どちらも厳しいダメ出しを受けてしまう。しかし最後に見せた「かみなり斬り」は、攻撃を受けた小次郎がたじろぐほどで、これに大きな可能性を見出した武蔵は、「かみなり斬り」を完成させるべく刃を鍛えていく。刃の成長に焦りを感じる小次郎は、新技が完成する前に雷神剣を奪おうと画策するも、これがことごとく失敗。ついには、自分が刃の修行相手を努めることで、直接雷神剣を奪おうとするのだった。
中盤は小次郎のキャラクター性の変化に注目。小次郎は登場時からここまで、女好きという一面はあれど、基本的にはクールな美形キャラという印象を守ってきた。しかし雷神剣を奪おうとする一連のシーンでは、一気にコメディアンとしての才能を開花させている。この時の小次郎は、表向きには刃を気遣ういい人を演じつつ、その裏では雷神剣を奪おうとする立ち回りだが、その表と裏の表情がコロコロと入れ替わる描写が面白く、観ていて楽しいシーンに仕上がっている。思い返せば、過去の巌流島での決闘では、武蔵に変装した刃のことを見破れず、本物の武蔵が登場した際には武蔵が二人いると思って驚いていたり、雷神剣の穴に懐中電灯をハメ込んだだけの「閃光剣」を「なんと恐ろしい技だ」と評価していたりと、どこかズレた部分を持っていたのはたしか。今回は、そんな小次郎の意外な一面が最大限に光ったシーンだった。これにはSNSでも「やっぱり小次郎もギャグキャラだったか」「強いのに小物感あるの好き(笑)」などの声が寄せられていた。
「つばめ返し」をヒントに「かみなり斬り」完成!
修行として一騎打ちをする刃と小次郎。刃は積極的に「かみなり斬り」で仕掛けるも、やはり実力で上回る小次郎には通じない。逆にここで雷神剣を奪いたい小次郎は、何度目かの攻防ののち、ついに必殺技の「つばめ返し」を繰り出すが、なんとこれを刃に受け止められてしまう。この時の「つばめ返し」からヒントを得た刃は、次の攻撃で見事に「かみなり斬り」を完成させてみせる。こうして新技を会得した刃は、勢力を拡大し続ける鬼丸の暴走を食い止めるため、武蔵や小次郎たちとともに鬼丸城へと出発する。
終盤は、さらなる小次郎の魅力が爆発。雷神剣を奪うために修行相手を買って出た小次郎だったが、結果として「かみなり斬り」の完成に大きく貢献する結果に。「つばめ返し」を見て、その動きを取り入れて新技を完成させた刃に対して思わずニヤリと笑い、さらには刃から「ありがとな」とお礼を言われると、嬉しそうな表情を浮かべるなど、どうやら彼の性根は善人のようだ。最強の侍になるためには手段を選ばないという一面もあるものの、刃の才能や成長ぶりを認め、素直に感服するなど、じつに多面的なキャラクターであることを感じさせてくれた。鬼丸城への出撃メンバーにもしっかりと加わっていているだけに、今後どのような立ち回りをするのか、目が離せないキャラクターだ。
一方で、鬼丸サイドの動きも気になるところ。刃たちが仕掛けてくることもすべてお見通しだった鬼丸は、迎え撃つ気満々だ。側近だった「八鬼」がすべてやられてしまっただけに、いったいどんな罠や仕掛けを用意しているのだろうか? さて次回第10話「鬼丸四天王登場」は6月7日に放送済み。次回のレビュー記事もお楽しみに!
◆文/岡本大介
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