

《めてみみ》四季報に最初に掲載された企業
2025.05.26 06:24
提供:繊研plus

東洋経済新報社が発行する『会社四季報』は上場企業の業績や事業の動向が掲載され、「投資家のバイブル」とも呼ばれる。昨年12月、会社四季報オンラインに載ったクイズが興味深かった。「1936年の創刊第1号の一番最初に掲載されている企業はどこか」という質問だ。
答えは東洋紡績(現東洋紡)。当時、祖業の綿紡績に加えてレーヨン事業が成長し、利益率は40%近くもあった。四季報創刊号は、続いて鐘ヶ淵紡績、大日本紡績、富士瓦斯紡績、日清紡績、内外綿、倉敷紡績、錦華紡績と軒並み紡績企業が連なる。
繊維が日本経済をけん引していたことを象徴するエピソードだ。その後、時代とともに主役は重工業、化学、電子・電気、流通、ITなどと移っていく。繊維といえば、残念ながら多くは構造改革の対象となり、最近も大日本紡績が前身のユニチカが撤退を決めた。
このほど発表された24年度決算では繊維関連で明るい話題もあった。東レの繊維事業が初の売り上げ1兆円を超えた。同社は「グローバルに見れば繊維は成長産業」と言い続けてきたが、有言実行して見せた。素材メーカーで2番手の帝人フロンティアも商と工のハイブリッド型で成長し、帝人の三つのセグメントで最も高い収益を上げた。単に糸を売るだけでは難しい時代だが、客の困り事に応える商売が消えることはない。
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