

“コナン声優歴29年”…高山みなみの誕生日「忍たま乱太郎」「ミスター味っ子」“少年キャラ”に息を吹き込む名手のキャリア

人気声優・高山みなみが、5月5日に誕生日を迎えた。高山は人気アニメシリーズ「名探偵コナン」(1996年~、日本テレビ系)の主人公・江戸川コナンをはじめ、「忍たま乱太郎」(1993年〜、NHK Eテレ)の主人公・猪名寺乱太郎、映画「魔女の宅急便」(1989年)では主人公のキキ、そしてキキが出会う画学生・ウルスラの一人二役を担うなど、押しも押されもせぬ人気声優だ。「名探偵コナン」の劇場版最新作「名探偵コナン 隻眼の残像(フラッシュバック)」は、4月18日に公開されるや公開10日間で観客動員数430万人、興行収入63.4億円を突破するなど大ヒットを記録している。今回は高山の誕生日をきっかけに彼女のキャリアを振り返る。
ラジオDJに憧れた学生時代を経て、声優としてキャリアを歩み始める
中学生の頃に児童劇団で活動していた高山は、高校生になると水島裕のラジオ「はしゃいで○○大放送」の番組内企画「女子中高生DJコンテスト」に応募してグランプリを獲得し、声の仕事に興味を持つ。ラジオ好きだったことから当初はラジオのDJを目指していたという。その後、一度は商社に就職して会社員として働いていたが、夢だった「声の仕事」を諦められず、声優養成学校に通うことを決意。その後、声優として活動していくことになる。
1987年にアニメ「ミスター味っ子」の主人公で天才料理少年の味吉陽一役に抜てき。それ以前にも何本か声を担った作品はあったものの、高山自身としては本作が本格的なデビュー作だと語っており、後に多くの“人気少年キャラクター”の声を担う彼女のキャリアがスタートしていく。
1989年にはスタジオジブリの映画「魔女の宅急便」で主人公のキキとウルスラの二役を担当。公開から35年以上たつ今も本作が愛され続けていることは言うまでもないが、当時まだ新人だった高山にとって“ジブリ声優”は大きなプレッシャーだったはず。プレッシャーを乗り越え、二役を違った声の魅力で演じきり、高山は大きなインパクトを与えた。
1990年代になると、彼女のキャリアにとって切っても切り離せない2作品と出合うことになる。まずはアニメシリーズ「忍たま乱太郎」の主人公・乱太郎。立派な忍者になるべく「忍術学園」に入学した乱太郎がきり丸やしんべヱをはじめとする「1年は組」の仲間たちとの毎日を描いたコメディーアニメで、毎日約10分間の放送枠で多くの視聴者に元気を届けている。忍者のたまごである“忍たま”たちが繰り広げるゆかいで明るい物語に登場する乱太郎の声は、誰もが一度は耳にした経験があるだろう。
大ヒットアニメで人気少年キャラクターの声を担う
1996年1月には乱太郎に続き、同じく彼女の人生に長く寄り添うこととなるアニメ「名探偵コナン」の放送が始まり「見た目は子ども、頭脳は大人」のキャッチフレーズでおなじみの主人公・コナンの声を担当することになる。青山剛昌氏による同名漫画が原作の同作は、アニメシリーズのみならず毎年劇場版もヒットし続けている不動の人気アニメ。今や彼女のキャリアにおける代表作の一つと言っても過言ではない。
劇中では小学生の少年探偵団たちと一緒にいるときの無邪気な姿や探偵モードにスイッチが切り替わる様子、また毛利蘭を思うときのちょっぴりキザな立ち居振る舞いなど、高山の声を通してコナンの魅力を多くの視聴者が堪能し、国民的人気キャラクター“コナン像”を形成してきた。
2025年4月からはディズニープラスでも劇場版「名探偵コナン」シリーズが順次見放題配信スタートしており、劇場版で見せるコナンのスリルあふれる活躍や名推理を自宅で堪能できる機会が増えた。
役柄として少年役が多い一方で、アニメ「楽しいムーミン一家」(1990-1991年、テレ東系)では、主人公のムーミン・トロール役、アニメ「ドラえもん」(テレビ朝日系)では2005年からスネ夫のママ役の声を担当するなど、数々のヒット作で幅広い役柄を担っている。
声優としてのキャリアを30年以上積み重ねてきたレジェンドとして、今後も日本のアニメ界の第一線で活躍する姿に期待したい。
◆文=suzuki
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