＜ウマ娘シンデレラグレイ＞お母さん大好きオグリの走る理由が素敵すぎる、“ブッピガン！”再現音には「ガンダムかよ！」

2025.04.20 10:06

アニメ「ウマ娘シンデレラグレイ」(毎週日曜昼4:30-5:00、TBS系ほか／ABEMA・ディズニープラス・Hulu・Lemino・TVerほかで配信)の第2話「私をレースに出して」が4月13日に放送された。母からの手紙にうれしさを隠せないオグリキャップ(CV.高柳知葉)に、「お母さん大好きオグリかわいい」「見られて照れるオグリw」など反響が集まった。(以下ネタバレが含まれます)

胸に響くオグリキャップが走る理由

ゲート体験の試験走行で能力の片鱗を見せたオグリキャップは北原穣(CV.小西克幸)のスカウトを受け、彼のチームの一員となる。所属チームが決まっていなかったベルノライト(CV.瀬戸桃子)もチームメイトになった。

オグリキャップのトレーニング量は相変わらずケタ違いで、夜明け前から走り込みを行い、ベルノライトが起床してくる頃にはすでに食堂の米を食い尽くしていた。そんなオグリキャップの姿にベルノライトは「なんでそんなに走るの？」と尋ねる。目標はどこにあるのか、どうしてそんなに頑張れるのかが知りたかったからだ。

ただ、オグリキャップはむしろどうしてそんなことが聞かれたのかピンとこない様子で、「走れるから？」と答える。生まれたときは立ち上がれないほど膝が悪かったオグリキャップにとっては、今、走れることがうれしい。“走る”というウマ娘にとっては普通のことが、母親の献身的なマッサージによってできるようになった彼女にとっては奇跡であったからだ。

ここには「オグリとベルノに癒されるなあ、走れるから走る…オグリカッコいいし可愛い！」「オグリキャップの幼少期を色んな記事を読んで知ったからこそ、走れるから走るが無茶苦茶泣ける」と、胸をジーンとさせられた視聴者の感想が集まっていた。

お母さんの髪飾り、ラジオ実況に乗るように「ブッピガン！」と装着

トレーニング後の夕刻、寮の玄関でソワソワ、ウロウロしているオグリキャップ。待っていたのは母からの届け物だった。中身は母が現役のときに使っていた髪飾りで、一緒にあった母からの手紙を読んで、ほっこり温かい気持ちになる。と、その後ろにいつの間にかベルノライトが。オグリキャップは今の現場を見られたことがよほど恥ずかしかったのか、汗たらたらでみるみる顔を真っ赤に染めていく。続けて「お母さん、好きなんだね」と言われたことで思わず遁走してしまうのだった。

そんなオグリキャップのかわいらしい一面に、「お母さんからの手紙開くときの息遣い可愛すぎるだろオグリ」「お母さん離れできていないことが恥ずかしかったのかな笑」「オグリ母の愛情を注がれて走れるようになったんだもの。お母さん大好きだよね」と、SNSには視聴者からのほっこりコメントが寄せられていた。

そして、いよいよやってきたデビュー戦当日。気合十分な1番人気のフジマサマーチ(CV.伊瀬茉莉也)に続き紹介されたオグリキャップはおもむろに母の髪飾りを取り出すと、その場でドヤ！っと装着する。地方競馬のデビュー戦は、テレビ中継はされないようなレースである。だからオグリキャップはラジオで聴いている母に分かるように、わざわざ実況に乗るこのタイミングで着けてみせたのかもしれない。

ちなみにこの髪飾りの青・黄色の菱山形模様は、当時のオグリキャップの馬主であった小栗孝一氏の所有馬の勝負服模様という、分かる人には分かるデザイン。また、このときの装着BGMには「ブッピガン！の再現音が意外性があって素晴らしい」「まさかこうきたか」「ガンダムかよw！」という声も相次いでいた。

残り100メートルで並ぶオグリキャップ、勝つのはどちらだ？

レースは格の違いを見せるように、先行のフジマサマーチが第4コーナーでスパートをかけ、2番手以下を瞬く間に置き去りにする。しかし、最後の直線200メートルで最後方にいたオグリキャップが末脚を発揮し、大外からまくり上げていく。北原トレーナーが提案した足首の強化の成果だった。

迫ってくるオグリキャップに驚愕するフジマサマーチ。必至の形相でさらに加速するが、それにも食らいつくオグリキャップは残り100メートルでついに並ぶ。デビュー戦からの激走に、「やっぱりレースになると迫力が凄いなあ。一騎打ちの作画がやばくてのめり込んでしまうし最高すぎる」「デビュー戦とは思えない熱量と戦略の情報量に、この先のレースがどう描かれるのか期待がますます高まった」「いいですねー。オグリの超前傾姿勢で、斜線vs平行線という構図が生まれるのが面白い」と、目を釘付けにされた視聴者のコメントが殺到していた。

◆文＝鈴木康道