

万博って結局なに? 「大阪・関西万博」の基本のキ、万博協会に聞いてみた!

「1970年の万博はすごかった!」とよく聞くけれど、実際に体験していない世代にとってはイメージしにくいもの。そもそも「万博って何?」「パビリオンってどんなもの?」と、anna読者のなかには疑問だらけの人も多いはず。
そこで、大阪・関西万博を主催する万博協会に、基本のキを聞いてみました。これを読めば、きっと万博がもっと楽しみになるはず!
万博を開催する意味を教えてください。
万博の2大コンテンツは「世界」と「未来」。まだ見ぬ世界や、最先端の未来技術を体験できることが、万博の本質です。そして、時代とともにその役割も変化してきました。現在の万博は、SDGsをはじめとする「人類共通の課題解決」がテーマとなり、世界がより良い未来に進むための場として開催されています。
万博はどれくらいの周期で開催されているんですか?
万博には「登録博覧会」と「認定博覧会」の2種類があります。大阪・関西万博は「登録博覧会」にあたり、5年に1度の開催です。前回は2020年にUAE・ドバイで開催され、日本での開催は、1970年の「大阪万博」、2005年の「愛・地球博」に続き3回目。大阪での万博開催は55年ぶり、日本国内としても20年ぶりの開催となります。
今回の「大阪・関西万博」のコンセプトは?
コンセプトは「未来社会の実験場」。万博をきっかけに新しい技術が生まれ、社会に実装される場でもあります。例えば、1970年の大阪万博では、携帯電話やエスカレーターが一般に広まるきっかけになりました。今回の万博でも、未来を変える新技術が数多く登場する予定です。

万博会場内では、テーマにふさわしい新技術が数多くお目見え!
パビリオンって何ですか?
万博会場内にある展示館のことで、世界中の国や国際機関、企業、自治体などが出展します。大阪・関西万博では約160の国と地域、複数の国際機関が参加。また、「いのち」をテーマにした8つのシグネチャーパビリオンや、民間企業による13のパビリオンのほか、日本館、大阪ヘルスケアパビリオンなどが登場予定です。海外パビリオンでは、その国ならではのグルメも楽しめますよ。

具体的には、どんなものを見ることができますか?
会場内を歩くだけでも楽しめるよう、パビリオンは個性的なデザインの外観が多いのが特徴です。さらに、海外パビリオンでは各国の文化やエンタメ、最新技術を体験でき、まるで世界旅行をしているような気分に。大阪・関西万博ならではの展示も多数予定されています。

「Doki Doki -ときめくルクセンブルク」をテーマに、心がドキドキ脈打つような体験を提供するルクセンブルクパビリオン

アメリカパビリオンの 2面LED スクリーンでは、アメリカ合衆国の各所が映し出され、アメリカの多様性と美しさを紹介
これは見逃せない! という注目スポットは?
やはり会場のシンボルである世界最大の木造建築物「大屋根リング」はマストです。1周約2km、直径約600m、外側の高さは約20mあり、上に登ってぐるりと1周することもできます。「大屋根リング」の外には瀬戸内海や大阪の街並みが見えるので、ここからの景観もぜひ見ておきたいところですね。
ほかには、PASONA NATUREVERSEのiPS細胞で作られた人工心臓モデルや、日本館の「火星の石」、大阪ヘルスケアパビリオンの「ミライ人間洗濯機」など、見どころは本当にたくさんあるんです。空飛ぶクルマのデモフライトや走りながら自動で給電する最新鋭のEVバスなどのスマートモビリティにも注目したいところ。さらにまだ内容を発表していないパビリオンもあるので、開幕前はもちろん、始まってからも最新情報をチェックをお忘れなく!


前回の大阪万博のシンボル「太陽の塔」の代わりになるものってあるんですか?
1970年の大阪万博では「太陽の塔」がテーマ館でしたが、今回は8つのシグネチャーパビリオンがその役割を担います。また、シンボルとしては世界最大の木造建築物である「大屋根リング」が最大の見どころになります。

圧倒されるサイズ感の大屋根リング
万博初体験の世代の方へ、最後にひとことお願いします!
今回の万博には、およそ160もの国と地域が参加します。アメリカや中国、オーストラリアやカタール、イタリアなど、私たちが日頃からよく見聞きする国や授業で学んできた国もあれば、初めて名前を知るような国と地域もあるのではないかと思います。実際に世界旅行をするのは簡単ではありませんが、万博会場に来れば、まるで世界の国々を旅しているような気分を味わっていただけるのではないでしょうか。いつか自分の足で行ってみたい国と思う国がたくさん見つかるはずですので、ぜひ万博会場でさまざまな国の文化や最新技術に触れていただければと思います。
知れば知るほど興味深いことばかりの万博。実際に訪れれば、世界の国々や未来への関心がもっと高まるはず。普段なら目にすることができない最新技術を通して、世界の国々や地域に触れられる貴重な機会になりそうです。
写真/2025年日本国際博覧会協会、(C)Trahan Architects、(C)Luxembourg Pavilion, Ayae Hoshi 文/anna
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