

<メダリスト>トラブルを乗り越えていのりが成長、さらに西のライバルたちの実力に「レベル高すぎ!」の声

フィギュアスケート選手を目指す少女・結束いのり(CV:春瀬なつみ)と、元アイスダンス選手のコーチ・明浦路司(CV:大塚剛央)がタッグを組み、フィギュアスケートの世界で頂点を目指す「メダリスト」(毎週土曜深夜1:30-2:00ほか、テレビ朝日系で放送/ディズニープラス「スター」にて単独最速配信開始、ABEMA・FOD・Hulu・Leminoほかで順次配信)。原作は「アフタヌーン」(講談社)で連載中の人気漫画で、「次にくるマンガ大賞2022」コミックス部門第1位をはじめ、第68回小学館漫画賞一般向け部門、第48回講談社漫画賞総合部門を受賞するなど、面白さは折り紙付き。2月22日に放送されたscore08は、西日本全域から集まったライバルたちの滑りを描いた「西の強豪(前)」。(以下、ネタバレを含みます)
トラブル勃発で見せた母の成長とは?
1級として初めての大会に挑むいのりだったが、電車の棚にスケート靴の入ったバッグを置き忘れてきてしまうというトラブルが発生。司が鉄道会社に確認すると、バッグは大会の会場から10駅先で保管されていることが判明する。いのりの出番まであと約2時間。司はいのりにウォーミングアップを続けるよう指示すると、一目散に駅に向かって走り出すのだった。
スケート靴の紛失という、とんでもないアクシデントで幕を開けた「西日本小中学生大会」。ここでは、一瞬パニックに陥りそうになりながらも、しっかりと記憶を辿り、電車に忘れたことを思い出したいのりと、タクシーよりも走ったほうが早いと判断してすぐに行動に出る司と、両者ともに素晴らしい連携プレイを見せてくれた。さらに意外だったのは母親の結束のぞみ(CV:小清水亜美)で、いのりに余計な不安を与えまいと「ため息禁止」と自分に言い聞かせ、「大丈夫。ちゃんとサポートするから」と、笑顔でいのりを励ますなど、頼りになる姿を見せてくれた。これにはSNSでも「子供の前でため息しないお母さん偉いしすごい」「メダリストは全員の成長の描写が見れるから面白い」など、のぞみの成長を喜ぶコメントであふれていた。初登場時の、のぞみのフィギュアスケートに対する反対姿勢を思い出すと、たしかに感慨深い気持ちになるだろう。
不安に負けずにメンタルを立て直すいのり
時間が経ち、いよいよ1級の選手たちの演技が始まる。ウォーミングアップを終えて観客席に移動していたいのりだったが、獅子堂星羅(CV:岡咲美保)が23点代の高得点を叩き出すのを見ると、たまらずに外へと飛び出して、不安を振り払うように身体を動かす。本番直前、スケート靴を回収した司が戻ってきたことで無事に参加できることになったいのりは、司にお礼を言うと、さらに「元気満タンです!」と元気な姿を見せつけるのだった。
ここではいのりの精神的な成長が大きくクローズアップ。星羅の素晴らしい演技を見て一瞬は不安に駆られるいのりだったが、その後の練習では自分の不安や弱気と向き合い、最後には「司先生が信じてくれた自分を 信じられる私でいたい!」と前を向く。これまでにもいのりが自分の弱さと向き合うシーンはたびたび描かれてきたが、今回は大会直前で、さらには司の到着が間に合わず棄権もあり得るという深刻な状況。にも関わらず、自分の力だけでしっかりとメンタルをコントロールしてみせたのはさすがで、司が成長を感じて感動するのも無理はないだろう。またこの駐車場での練習シーンでは「勝ちたい」「自分を信じろ」という強いモノローグとは裏腹に、自信に溢れた笑顔を浮かべて演技をしていて、この点でもいのりはすでに立派なアスリートと言えるだろう。これにはSNSでも「いのりさんの心と言葉が強くなってホロリ」「良い方に真っ直ぐさが出てきたな」「カッコよすぎる!!」などの声があがっていた。
西のライバルたちが次々とベールを脱ぐ
ついに、いのりたち第3ループの演技が始まる。トップバッターの鬼寅カンナ(CV:宮白桃子)がパワフルなジャンプで観衆を驚かせたかと思えば、小熊梨月(CV:佐藤あずさ)はリカバリー能力の高さを見せつけ、黒澤美豹(CV:湯浅かえで)は突出した表現力で観ている人を魅了し、それぞれが23点代をマーク。星羅も合わせると、この時点で4人が23点代というレベルの高い大会となるなか、いよいよいのりの出番が回ってくる。司の目から見て、これまででいちばん落ち着いているように思えたいのりだったが、演技のスタート位置へと移動する際、なぜかスピードが出すぎて転倒してしまう。演技に入る前の動作のため点数に響くことはないものの、司たちにとっては不安を感じさせる出来事であることは間違いない。果たしていのりの演技はどうなるのだろうか?
終盤は、ライバルたちの滑りが次々と披露された。「名港杯」でライバルだった三家田涼佳(CV:木野日菜)は、高い素質を持ちながらもリカバリーに頭が回らず半ば自滅していったことに比べると、今回のライバルたちは、それぞれが持ち味を活かして滑り切っているのが特徴的だ。彼女たちの滑りにはSNSでも「カンナちゃんのジト目かわいい」「梨月、ちゃんとリカバリーできるの凄いな!」「美豹の表情、めっちゃ素敵!」などの声が寄せられており、視聴者もさっそく自分の推しキャラが生まれたようだ。また、選手たちの滑りに注目が集まる一方で、いのりの通っているリンクの受付係である瀬古間衛(CV:村治学)もひっそりと応援にかけつけていて、のぞみが話しかけたことで意気投合するなど、意外なキャラクター同士の掛け合いも話題に。SNSでは「受付のミミズおじさん発見!w」「目がキラキラしてるママ可愛い」などさまざまなコメントで溢れかえっていた。実際、瀬古間はフィギュア初心者であるのぞみの解説役としてもいい味を出していて、今後の絡みも楽しみだ。そしてなんと言ってもいちばん気になるのが、最後にいのりが転倒してしまったことだろう。ただこれは、単なる緊張から来たハプニングではなく、いのりの滑りそのものが成長する兆しである可能性が高いことがポイントだ。おそらくは、スケート靴を履けないアクシデントがあったことで生まれた変化だとは思うが、お手つきや転倒が許されない演技構成だけに、このことに気づいたいのりが本番でどう対応していくのか、なんとも次回が楽しみすぎる展開だ。さて、次回score09は3月1日に放送済み。次回のレビューもお楽しみに!
◆文/岡本大介
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