

「GQuuuuuuX」で再注目される、初代「機動戦士ガンダム」「Z」ほか“ガンダム”人気8シリーズ一挙放送 年代順に解説してみた

『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』の勢いが凄まじい。ガンダムシリーズの本家であるサンライズと、『エヴァンゲリオン』シリーズのスタジオカラーによる共同制作というインパクトで、ライト層から古参ファンまで幅広い興味を集めただけでなく、公開後はその情報量の多さと衝撃的な内容に繰り返し視聴するファンが続出。SNSやネットを中心に、さらなるムーブメントを起こし続けている。
再燃する「ファーストガンダム」ブーム
1月17日の公開日から約一ヶ月が経った2月中旬現在、観客動員は100万人、興行収入は20億円を突破しており、すでに「劇場版ガンダム」では歴代第4位の興行収入を記録。この勢いが続けば、昨年公開の『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』に次ぐ歴代第2位まで躍進する可能性もあるという状況だ。特筆すべきなのは、これが「劇場オリジナル作品」ではないところ。
本作は、今年放送予定のTVアニメの一部エピソードを再編集した「劇場先行版」という位置付けであり、にも関わらずここまでの好成績を叩き出したということは驚きだ。
このような快進撃となった大きな要因のひとつは、本作がシリーズ第1作『機動戦士ガンダム』で登場したシャア・アズナブル、シャリア・ブルなど懐かしのキャラクターたちが多数登場していることが大きい。
また、後半になると物語の舞台は変わり、女子高生の主人公であるアマテ・ユズリハがまったく新しい物語を紡いでいくこととなる。これは『機動戦士ガンダム 水星の魔女』によって新たにガンダム世界へと誘われた新規ファンにとってはじつに親しみやすいテイストで、この大胆な二部構成こそ、新旧ファンのどちらも120%満足させた秘訣だろう。
実際、これまで初期のガンダムシリーズは観たことがなかったという新規ファンが本作をきっかけに興味が湧いたというケースは多く、古参ファンでも改めて初期シリーズを復習したいと思った人もいただろう。そんな人たちにオススメしたいのがABEMAの「ガンダム特集」で、平日、毎日ガンダムシリーズを順次無料放送しているほか、毎週土日にはシリーズ作品の全話無料一挙放送企画を実施中。これから観る人のために、ABEMAで放送中のガンダムシリーズ8作品について、サクッと紹介しておこう。これら8作品はすべて2000年以前に制作された作品群で、言わば「20世紀のガンダム」と言える。
富野版ガンダム4部作
以下の4作品は、ガンダムの生みの親である富野喜幸(現・富野由悠季)の手によって制作された作品群で、ファンにとっては「聖典」とも言える初期作品たち。
■1979年『機動戦士ガンダム』(全43話)
主人公の少年、アムロ・レイが、巨大なロボット「ガンダム」に乗って戦争を生き抜いていくストーリー。アムロのライバルとして有名なシャア・アズナブルは敵軍のエースとして登場し、なんども死闘を繰り広げる。子供向けのロボットアニメながら、富野監督の意向によってリアルな戦争描写と奥深い人間ドラマが盛り込まれ、初回放送時は不振に喘いだものの、のちに口コミで人気が爆発した。通称「ファーストガンダム」。
■1985年『機動戦士Ζガンダム』(全50話)
『機動戦士ガンダム』の8年後を舞台とした続編。主人公は新たにカミーユ・ビダンとなるが、アムロやシャアなど前作のキャラクターたちも登場。ガンダムシリーズでは、アムロやシャアのような超人的な直感力や洞察力を持つ存在が多数いて、彼らを「ニュータイプ」と呼んでいるが、本作の主人公・カミーユはその最高傑作とされる。
■1986年『機動戦士ガンダムΖΖ』(全47話)
『Z』から1年後の世界を描いた直接的な続編。主人公はジュドー・アーシタとなり、シリアスだった『Z』と比べるとコミカルで明るい作風が特徴。
■1988年公開 映画『機動戦士ガンダム逆襲のシャア』
『ZZ』から5年後の世界を舞台に、アムロとシャアの最後の戦いを描いた劇場作品。劇場オリジナル作品として制作された初のガンダム映画であり、富野監督の作家性がもっともよく表れている作品という声も。
90年代は「アナザーガンダム」の始まり
ここで紹介する3作は「ガンダム平成三部作」と呼ばれ、これまでに積み上げてきたガンダムの世界観や常識をすべて取っ払い、新たなクリエーターのもとで作られた革命的な作品群。いわゆる「アナザーガンダム」の始まりで、これによりガンダムシリーズの振り幅が一気に広がり、あらゆる年齢層にまで訴求することに成功した。
■1994年『機動武闘伝Gガンダム』(全49話)
国家間の覇権を決めるため、ガンダムを使った格闘技大会「ガンダムファイト」が開かれるという、ガンダムの常識を打ち破った最初の作品。ここでのガンダムは戦争のための兵器ではなく、あくまで格闘技大会用のマシンとして描かれた。
■1995年『新機動戦記ガンダムW』(全49話)
5人のイケメンパイロットをメインキャラクターに据えたことで、新たに女性人気を獲得した。続編に、OVA及び劇場用アニメ「新機動戦記ガンダムW Endless Waltz」がある。ちなみに、初めて全米ネットで全話放映された作品でもある。
■1996年『機動新世紀ガンダムX』(全39話)
大戦中ではなく、戦後の荒廃した世界が舞台となっている珍しい作品で、少年・ガロードと少女・ティファの心の交流を軸としたストーリー。「ニュータイプ」という、初期作品群で扱われていたテーマがメタ的に描かれているため、ファンからは「ガンダムを考えるガンダム」とも。
文=岡本大介
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