SNS世代にこそ刺さる!映画『大きな玉ねぎの下で』見どころ3つ
神尾楓珠さん、桜田ひよりさん W主演のの新作映画、『大きな玉ねぎの下で』(2月7日公開)の完成披露舞台挨拶にお邪魔してきました!爆風スランプさんのヒット曲を映画化した本作品。主人公たちと同じ大学生の目線から見たこの作品の魅力をお伝えします。
魅力①:SNS主流のZ世代に刺さる「手紙で始まる恋」
なんといってもこの映画の魅力のひとつは神尾楓珠さん演じる「丈流」と桜田ひよりさん演じる「美優」による、すれちがいながらも徐々に惹かれ合う、心温まるラブストーリー。
夜はバー、昼間はカフェとして経営している「Double」というお店で働く2人は同じ場所にいながらも、働く時間が異なるため会うことはありません。
業務連絡用の「交換ノート」を通じて徐々に互いのことを知り、惹かれあっていきます。
そしてラジオで紹介される、30年前に高校生だった「ペンフレンド」の二人の恋愛も―
今や人と人との連絡手段といったらSNSが主流な時代です。
いつでもどこでも片手で気軽に、そして色々な人にメッセージを送ることができます。
また、近年さらなる普及を続けるマッチングアプリは数枚の写真と数行の文章をもとに、指1本で相手を選別することができます。
これらはとても便利なものですが、SNSの普及によって以前より遥かに連絡が容易になったことで、しっかりと時間を設けて、その人のことだけを想って、対面では言えないような事や気持ちを文字に乗せて綴る機会を私たちは失ってしまったのではないでしょうか。
この映画では手紙を書きながら相手を想う時間、返事を待ちながらそわそわする気持ち、返事が返ってきたときの高揚など…
Z世代とされる私たちにこそ刺さる、温かいラブストーリーを楽しむことができます。
魅力②:人生の岐路に立つ若者の葛藤
主人公「丈流」と「美優」は大学4年生。
看護学生として日々目標に向かって励む「美優」とは裏腹に、「丈流」は「将来なにになりたいか」の答えがなかなか見つからず就活に悪戦苦闘中。
最初は「俺はたまたま生まれてきてしまっただけ」「就職も、目標を持つことも全部偶然に過ぎない」と、将来に対して無気力だった「丈流」でしたが、その悩みを「交換ノート」を通して「美優」に相談するうちに、少しずつ心境に変化が起こります。
就活を控える大学生や高校生の方々だけでなく、既に就職した方でも、「自分はなにになりたかったのか」わからなくなる時がある人は多いのではないでしょうか。
性別や家柄に囚われず、職業や生き方を自由に選択できるこの時代、一度きりの人生で「何者か」にならなくてはいけないような空気感のあるこの時代。
そんな現代ならではの苦悩は多くの人が共感できるものであると思います。
実際、私自身も一大学生として、学校で教えられたことを勉強してテストでできるだけいい点を取ればよかった高校生までとは違って、自分で道を見つけ、自分で選択しなくてはならない状況に初めて直面し「丈流」と同じような悩みを抱えています。
本作品はラブストーリーだけでなく、そんな悩みを持つ私たちの背中を押してくれるような映画となっています。
魅力③:名曲とストーリー、二重の楽しみができる!
「ペンフレンドの二人の恋はつのるほどに悲しくなるのが宿命」という歌詞で始まる「大きな玉ねぎの下で」をもとに作られたこのラブストーリーは歌詞とストーリーを照らし合わせながら、歌詞から2人の関係性に対する新たな視点を発見しながら、楽しむことができます。
題名にも入っているように「大きな玉ねぎ」がこの映画における重要なシンボルとなります。
原曲である爆風スランプさんの「大きな玉ねぎの下で」は私が生まれるずっと前にリリースされた上、私は地方の田舎出身であるため、初めてこの題名を聞いたときは「大きな玉ねぎ」が何を指しているのかさっぱりわかりませんでした。(まだ知らない方はぜひ劇場でお確かめください!)
「屋根の上で光る玉ねぎ」の下で、ペンフレンドの二人が約束の待ちあわせ。
人混みをかきわけながら高鳴る気持ちで互いを探すドキドキを歌でも映画でも楽しむことができます。
曲を聴いて歌詞を見てから映画と照らし合わせるのも良し!
映画を見てから曲を聴き、映画の場面を思い出しながら歌詞に浸るのも良し!
二重の楽しみができるところも、この映画の魅力のひとつです。
さらに、本作品の主題歌「大きな玉ねぎの下で」はシンガーソングライターのasmiさんによってカバーされたもので、原曲と今回の主題歌の別の良さを楽しむことができるという意味でも「二重の」楽しみができます!
最後に
今回は大学生の目線から、映画『大きな玉ねぎの下で』の魅力を語らせていただきました!
今や様々なラブストーリーが世間にあふれる時代ですが、80年代の名曲をもとにした、心温まるラブストーリーはSNS世代の私たちに刺さる何かがきっとあるはずです。
そしてこの映画を機に、「利便性」を重視したSNSでの連絡だけでなく、手紙を書くことで誰かを想う時間を設けてみるのもいいのではないでしょうか。
ジジョ
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