アニメ「わたしの幸せな結婚」第十五話が放送

<わたしの幸せな結婚>清霞の母に認められようと奮起する美世の姿に「一層強くなってるなぁ…」と感心の声

2025.01.20 10:00
アニメ「わたしの幸せな結婚」第十五話が放送

TVアニメ「わたしの幸せな結婚」(毎週月曜夜10:30-11:00ほか、TOKYO MXほかで放送/ABEMA・ディズニープラス・FOD・Hulu・Leminoほかで配信)の第十五話が1月13日に放送された。自分に家族の温かさを教えてくれた清霞のため、清霞の母・芙由に認められようと奮起する美世。その成長ぶりに感心させられる一方、少々突っ走りがちな行動に視聴者から心配の声が上がった。(以下、ネタバレを含みます)

「わたしの幸せな結婚」とは

原作は、2019年より「富士見L文庫」(KADOKAWA)にて刊行されている顎木あくみ著、月岡月穂イラストによる同名小説。シリーズ累計900万部(2023年9月時点/コミック・電子を含む)を突破する人気作で、TVアニメ第一期は2023年7月から9月にかけて放送され、色彩豊かな美しい映像とドラマチックな音楽、実力派声優陣の真に迫る演技が熱狂を呼んだ。

舞台となるのは、日本古来の美意識と西洋文明の流行が織りなすロマンの香り高い明治大正を思わせる架空の時代。継母たちから虐げられて育った少女・斎森美世(CV:上田麗奈)が、孤高のエリート軍人・久堂清霞(CV:石川界人)と出会い、ぎこちないながらも、互いを信じ、慈しみ合いながら、生きることのよろこびを知っていくという、政略結婚から始まる和風シンデレラ・ストーリーが紡がれる。

使用人扱いにも屈しない美世

父・正清(CV:置鮎龍太郎)に依頼され、久堂家別邸の付近で相次いでいた“鬼”の目撃情報を調査することになった清霞。任務が終わるまで、美世も別邸で暮らすことに。しかし、清霞の母・芙由(CV:井上喜久子)は美世を久堂家の嫁と認めていなかった。

もともとは家同士が決めた政略結婚だが、斎森家は今や没落状態。また美世は薄刃家に伝わる「夢見の力」を受け継いでいるが、その事実は秘匿とされているため、芙由は彼女が異能を持っていないということしか知らない。ゆえに利用価値がないと思っているのだ。

清霞が任務に出かけるや否や、美世を呼びつけ、使用人として働くように言いつける芙由。そうすれば、苦労を知らない名家のお嬢様はすぐに根をあげると思っていたのだろう。しかし、斎森家でも使用人のように扱われていた美世にとっては掃除など朝飯前。慣れた手つきで隅々まで屋敷を綺麗に磨き上げ、使用人たちを感心させるのだった。芙由に嫌味を言われても、「旦那様は私を必要としてくれます。だから、諦めることはいたしません」と言い返す美世。第一期からの成長ぶりにSNSでも、「一層強くなってるなぁ…」「これまでのスキルが評価されて良かった」など感心の声も多くあがっていた。

二人の“淑女”に視聴者から絶賛の声

芙由はそんな美世に苛立ち、手を上げようとして正清に制止される。そういったことがありながらも、任務から帰ってきた清霞に愚痴一つ溢さず、むしろ「お母様はすごいです」と芙由のことを褒める美世。

というのも、斎森家と違い、久堂家の使用人たちは皆、笑顔で温かかった。その雰囲気は芙由が作り出しているものと美世は考えている。あれだけ家族から虐げられて育ったら、普通は人間不信になってもおかしくない。それなのに、しっかりとその目で人の本質を見抜き、いいところを認められる美世は立派だ。

一方で、正清の話から芙由の苦労も見えてきた。異能を持つ家系の中でも名家中の名家に嫁いだ芙由。自分に厳しい彼女は、久堂家に向けられる期待や重圧を過剰に背負ってしまったのだと正清は語る。家を守るため、彼女も彼女で必死なのだ。

そんな二人の淑女に、視聴者からは「芙由さんから理不尽な扱いを受けても決して愚痴を言わない美世の心根から美しい性格が本当に素敵」「芙由も厳しさの中に“優しさ”と久堂家としての“覚悟“を持っていて、一人の人間としてしっかりと向き合えそうで安心した」「芙由も美世も覚悟がある感じほんとに最高だ!」という声が上がった。

強くなるのはいいことだけど…向こう見ずな美世な行動に心配も

美世が掃除に精を出していた頃、清霞は鬼の目撃情報があったボロ屋敷へ。そこで、新興宗教団体「名無しの教団」の紋章が見つかる。その紋章には帝への明らかな反逆が見て取れ、政府が水面下で教団の行方を追っていた。にもかかわらず、見つけてくれと言わんばかりに堂々と掲げられた紋章に不審を抱く清霞。すると、謎の男が現れ、清霞を知っている様子で攻撃を仕掛けてくるのだった。

しかし、男の動きはまるで素人であり、清霞は一瞬にして制圧。話を聞き出そうとするが、男が自爆したため、唯一の収穫は「名無しの教団」が「異能心教」という名前であるということだけだった。

そんな矢先、鬼に襲われて命からがら逃げてきたという男が母親に連れられ、別邸に駆け込んでくる。すぐさま清霞は現場へ。屋敷に残された美世は錯乱状態の男を介抱するが、一向に回復する兆しはない。その状況は、清霞がオクツキの霊に襲われて昏睡状態に陥った時とよく似ていた。そこで、新(CV:木村良平)に一人で使うことを禁じられていた「夢見の力」で男を救おうとする美世。直後、屋敷に現れた新に制止されるも、向こう見ずな美世の行動に視聴者からは「美世さん無茶しないで…」「変な所で突っ走る美世は相変わらず危なっかしい」「そんな軽率に夢見の力を使ってもいいのかい…?」と心配する声も上がった。

◆文/苫とり子

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