TVアニメ『どうせ、恋してしまうんだ。』のオープニング曲を担当するINIから後藤威尊、佐野雄大、松田迅にインタビューを実施。

INI後藤威尊、佐野雄大、松田迅が恋愛作品で“キュン”の勉強「ドSとはこういうことか」<アニメ『どうせ、恋してしまうんだ。』>

2025.01.17 10:00
TVアニメ『どうせ、恋してしまうんだ。』のオープニング曲を担当するINIから後藤威尊、佐野雄大、松田迅にインタビューを実施。

TVアニメ『どうせ、恋してしまうんだ。』が1月9日(木)から放送開始となった。(TBS系、毎週木曜深夜1:28-1:58ほか)。同作は、『なかよし』(講談社刊)にて連載中の満井春香が描く人気少女漫画が原作。本記事では、TVアニメのオープニング曲を担当するINIから後藤威尊、佐野雄大、松田迅にインタビューを実施。楽曲の魅力やレコーディング時の工夫のほか、自身が一番“キュン”とするシチュエーション、胸キュンゼリフが得意なメンバーについてなどを語ってくれた。

新曲「Make It Count」は、“新しい路線のINI”を見てもらえる楽曲

――TVアニメ『どうせ、恋してしまうんだ。』のオープニングテーマを担当することが決まった際の想いについてお聞かせください。

佐野雄大(以下、佐野):率直にとてもうれしかったのですが、主題歌という大役を務めさせていただくことにプレッシャーも感じていました。でも、たくさんの方の目に留まるだろうなと思うとやっぱりうれしいですね。

松田迅(以下、松田):僕は恋愛系のアニメがすごく好きで、昔から姉と一緒によく見ていました。だから、自分と同じように小中高生の子たちもアニメを見て、楽曲を聴いてくれると思うと、僕たちのことを知ってもらえる機会にもなってうれしいなと思います。

後藤威尊(以下、後藤):僕はちょうど昨年くらいからアニメをたくさん見るようになって。主題歌は必ず聴きますし、「誰が歌っているんだろう?」とアーティストさんを当てるゲームを毎回勝手にしています(笑)。その時にどこか羨ましさを感じる部分もあったので、今回自分たちの曲が主題歌になることに誇らしい気持ちにもなりました。アニメーションと楽曲のケミストリーもすごく楽しみですね。

――普段の楽曲との違いなど、今回の楽曲「Make It Count」の魅力を教えてください。

松田:普段の楽曲は結構激しいパフォーマンス曲が多いので、今回の曲はバラード入りという感じで、すごく新鮮でした。歌詞に浸れるような雰囲気で、いつもの楽曲とはまた違った良さがあると思います。

佐野:爽やかさの中にある“切なさ”を感じられる楽曲になっていて、今までの僕たちの楽曲にはない曲だと思います。(松田) 迅の言うように、パフォーマンス曲とのギャップがすごくあるので、新しい路線のINIも見てもらえるんじゃないかなと思います。

後藤:そうですね。二人が答えてくれたように、僕たちの楽曲は激しいものが多くて、海外の方が作ってくださったりすることも少なくないので、本当に感覚ではありますが“ザ・J-POP”な楽曲は新鮮な感じがしました。聞き馴染みのある音楽を自分たちが歌うことはすごく楽しいですし、純粋にこの曲が好きです。

――これまでのINIにはない楽曲ということで、レコーディングで大事にしたことや想像したことなど工夫があれば教えてください。

佐野:曲調的にも気合い入れてというよりは、肩の力を抜いてリラックスする感じで挑ませていただきました。作家さんとのやりとりも、切り詰めてやるというよりは、和やかな雰囲気で臨めたのかなと思います。レコーディング時は、楽曲の“切なさ”を思い浮かべながら気持ちを込めて歌いました。

後藤:これまでの楽曲では、アクセントのスパイス効いたパート担当が多かったのですが、今回はボーカルパートをいただいたこともあって、その世界観を壊さないように…優しく語りかけるような声質を意識して挑みました。(佐野)雄大をイメージして(笑)、まろやかさとか優しさがでるようにレコーディングを行いました。

松田:僕もすごく気持ちを乗せて歌いました。特に、自分のパートの「焦燥も期待も~」という部分がお気に入りです。「焦燥」という言葉があまり聞き馴染みがなかったのですが、焦りの気持ちも期待も胸を打つリズムのように聞こえる毎日…というのが、恋心を抱いている青春を連想させていいなと思います。ずっと耳に残るような、素敵なワードで心にグッときました。

3人にとっての“青春”、「今もめちゃくちゃ青春」

――今回、“青春”もひとつのキーワードだと思いますが、皆さんにとって“青春”とは?

後藤:学生生活はもちろんなのですが、INIというグループに所属している今もすごく青春やなって思います。それこそ、仲間たちと夢や目標に向かって突き進むことを“青春”っていうのかなって。

佐野:今、そう聞いてハッとしました。最初にイメージしていたのは、やっぱり学生時代のころだったのですが、青春=学生って決めつけていたっていうか。確かに今もすごい青春してる!

――今が青春、って素敵です。松田さんは学生という部分では一番近いですよね。

松田:そうですね。僕は、中高一貫校で6年間ずっと一緒でして、それはもうすごい青春でしたね(笑)。学校終わりに行ったラーメン屋さんとか。ただ、最近悲しかったのが、その思い出のラーメン屋さんが立ち退きでなくなっちゃって…。

後藤・佐野:まじか!

松田:タイミングがあったら行こうと思っていたのですが、結局行けなくて。学生時代によく通っていた思い出の場所がなくなっちゃって、淡い気持ちになりました。

恋愛作品で“キュン”の勉強!? 漫画のような高校時代のあだ名も明らかに

――原作は大人気少女漫画、ということで、皆さんは少女漫画を読まれたりしますか?

松田:僕は結構見ていますね。実写映画も。とある漫画に出てくるバスケができる男子がカッコよくて、「バスケできるのってかっこいいな!」って影響を受けたり(笑)。少女漫画や映画から、ロマンチストの道が開けているのはありますね。

――そういった恋愛作品を見るときは、登場人物の誰かに感情移入したりしますか?

松田:僕はもう男主人公(ヒロインの相手役)一択ですね! やっぱりモテたかったので(笑)。でも、主人公の立場に立って普通にキュンキュンしたりもします。自分が恋したような気持ちになれるのはいいですよね。

――お二人はどうですか?

佐野:僕も恋愛映画は見に行ったりしてましたね。一番印象に残っているのは、『オオカミ少女と黒王子』(2016年)。ヒロインの相手役の男子が、すごくドSで、かっこいいなと思って、僕は勉強するように見てましたね。「ドSとはこういうことか」って(笑)。当時は“ドS”がすごく流行っていたような気がします。

松田:なんやったっけ、高校時代のあだ名は…?

佐野:黒王子でした(笑)。

松田:で、ライバルは?

佐野:白王子…(笑)。

後藤:ちゃんとライバルもいるんだ(笑)。

佐野:当時『黒崎くんの言いなりになんてならない』(2016年)の映画が流行っていたのもあると思うのですが、高校1年の校外学習のときに、僕が被っていた帽子が真っ黒で、もうひとりの男子が被っていた帽子が真っ白で。それでふたり並んで喋っていたら、周りから「黒王子」と「白王子」ってあだ名をつけられていたという話です(笑)。

――すごい、漫画みたいですね。

後藤:ほんとに(笑)。僕は、それこそ昨年から恋愛アニメを見るようになりました。男主人公、ちゃんと報われるほうの立場になって、楽しく見ていますね。あとは、やっぱりアイドル業をしているので、どういうのがキュンキュンするんだろうって、分析じゃないですけど、勉強の視点もあったりもします。声優さんの声を聴いて、「やっぱり声は低いほうがかっこいいな…」とか!

松田:是非やってほしいよ、そういう役。

後藤:挑戦してみたいですね。

――それこそ作品を参考にやってみたことや、試してみたことはありますか?

佐野:いや、完全にインプットのみですね。アウトプットは0。確かに仕事柄、「キュンゼリフ一言もらえますか?」とかよく言われるのですが、僕のときは大体シーンってなるんで(笑)。勉強中です。

INIで“キュンゼリフ”が得意なメンバー&苦手なメンバーとは?

――INIでキュンゼリフが得意なメンバーはいますか?

松田:いや、特にいないですね~(笑)。あ! でも(高塚)大夢は…

佐野:大夢はすごい!(笑)

松田:僕たち2024年にファンコンツアーをさせていただいたのですが、最後ひとりずつ挨拶する時に、大夢の一言がもうキュンって。彼は「そんな言い回しあるの!?」みたいなことを言いますね。

佐野:大夢&(池崎)理人がうまいかもですね。よく会場が「フゥ~~」ってなってる(笑)。

――逆に、メンバーの中で「少女漫画を見て勉強した方がいいかも…」と思う人はいますか?

後藤:(藤牧)京介ですね~。一番そういうのをやりたがらないし、性に合わないって小恥ずかしくなっちゃうんで是非勉強させたいですね。純粋に見てみたいっていう願望もあります。

松田:本気でやってほしいね。ご褒美あげるとか言って(笑)。

後藤:相当なものあげないとやってくれないんじゃない?

松田:えー、100万円ぐらい?

佐野:いや、それは無理無理。「車あげる」とかのレベルじゃないとやってくれないと思う!(笑)。

アニメから学んだこと、セリフに救われた過去も…

――ちなみに、少女漫画に限らず、アニメで何か学んだことや為になったことはありますか?

佐野:“伝える”ということが結局一番大事なのかなと学んだかもしれないです。少女漫画でも、最終的にうまくいくのは大体どっちかがちゃんと想いを伝えているからじゃないですか。伝えていなかったら絶対に成立しない。自分の気持ちをちゃんと伝えることは大事だなと、改めて思いますね。まあ、アウトプット0、インプット100なんですけど(笑)。

松田:僕は…モノマネがうまくなりました(笑)。キャラを真似してみる、みたいな。特に『花より男子』の花沢類。

後藤・佐野:あ~~。たしかに詳しいもんね。

松田:彼は本当にかっこいいです。ヒロインと結ばれなくても、あれが正解だなって。恋敵にもかかわらず、ある時は背中押してあげたり、ある時は火がつくようなことを言ってみたり。そういうポジションが本当に好きなんですよね。でもあれは“花沢類”にしかできないですね。

後藤:僕は『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』というアニメに影響をうけた言葉があって。“昨日のわたしよりも今日のわたしが、ちょっとだけ…やさしい人間であればいいなと思いながら生きています”というセリフなのですが、いきなり大きく変化しようとするのではなくて、ほんの一歩でも前に進めたら、それを積み重ねて、ゆっくり頑張っていくのもいいんじゃないかと思えたんです。自分に自信のない時期もあったので、この言葉に救われて、ちょっとずつ頑張っていくことができました。

――後藤さんの優しさはアニメの学びからも来ているんですね。

松田:キャラ作りがうまいな~。

後藤:ひどいね!!

松田・佐野:(笑)。

一番キュンとするシチュエーションに「経験してみたかった!」

――ご自身が一番キュンとするシチュエーションや仕草はありますか?

松田:僕は『きみの瞳が問いかけている』(2020年)の横浜流星さん演じる塁がかっこよくて大好きで。大切な人を守るための彼の行動に、今まで見てきたなかで一番キュンキュンしました。

後藤:僕は、やっとけばよかったな…じゃないですけど、今想像してもキュンキュンするのが、“文化祭や体育祭の準備で、教室でふたり残って作業する”ですかね。ふたりきりで一緒に何かを作る…みたいなのを経験してみたかった!

松田・佐野:あはははは(笑)。

――もしかしたら、今後ドラマなどで演じることがあるかもしれませんよね?

後藤:それはやばいですね。ものすごく気持ちが入るかもしれないです(笑)。

佐野:じゃあ、僕は仕草で。結んでる髪を解くのは、ベタなんですけどすごく好きですね。なんかいいですよね…。スッってゴムを取って、ふわって髪が広がる感じ。そこまでがセットで! ちょっと変態になっちゃったんですけど(笑)。わかる?

後藤・松田:いや、わからん(笑)、変態め(笑)。

――最後に、改めて今回の楽曲をどんな人に聴いてもらいたいか教えてください。

後藤:もう本当にいろんな人に聴いてもらいたいですね。楽曲のタイトル、「Make It Count」には“今を大切に”という意味が込められています。学生はもちろん、何歳になっても今を大切にしてほしいなと思いますし、僕自身もその言葉を胸に生きているところがあるので、楽曲が多くの人に届いてくれたらうれしいなと思います。

松田:以下同文です(笑)。本当にイントロから引き込まれる世界観で、サビの気持ちの入った 歌声にも注目してほしいですし、特に恋してる人には絶対聴いてほしいですね!

佐野:僕は、日々何かを考えながら過ごしてる人に聴いてもらいたいなと思っています。聴く人によって意味の変わる曲にもなるのかなと思うので、是非自分に当てはめて、たくさん聞いていただきたいなと思います。

※池崎理人の「崎」は、正しくは「タツサキ」。

※高塚大夢の「高」は、正しくは「ハシゴダカ」。

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