犯罪の香り⁉ 言葉が通じない人のやばいエピソード3選
世の中には多種多様な性格、価値観、趣味嗜好、ライフスタイル、感性、思考回路を持った人がいます。地域ごとの慣習や信仰の違いなど、文化的背景による差異もあれば、そもそも脳の機能的な差異もあります。今回は「言葉が通じない人」をテーマに、驚愕のエピソードとともに「言葉が通じない人への対処法」をご紹介します。
言葉が通じない人のやばいエピソード3選
それではさっそく、筆者が体験した「言葉が通じない人のやばいエピソード3選」をご紹介します。
薬物? それとも…… 警察に連行される女性
筆者が20代の頃、仕事の昼休み中にたまたま寄ったコンビニの駐車場で、見ず知らずの女性に声をかけられました。
その女性は20代後半から30代前半くらいで、駐車場に車を止めて運転席に座っていました。
コンビニから出てきた筆者に、その女性は車の窓を開けてわざわざ話しかけてきたのです。
第一声は「何を買ったの?」とか「どこに行くの?」といったような、他愛のない言葉だったと思います。
筆者が応じると、その女性は車から降りて筆者に話し始めました。しかし、呂律が回っていないようで、何を話しているのかよくわからず、筆者の頭の中は「?」でいっぱいに。
「酔っぱらっているのかな?」とも感じましたが、お酒のにおいはしません。
「精神的な疾患か、もしくは薬物でもやってるのでは……?」と感じたのも束の間、その女性は私の腕に手をかけて引っ張り、自分の車に押し込もうとするではありませんか。
当然筆者はそれなりに屈強な男性ですから、女性の力は到底かないません。
とはいえ、何を言っているのかよくわからない女性に、急に車に押し込められようという展開です。
犯罪のにおいを感じるとともに危険も感じたものの、力ずくで突き放すわけにもいかず、かといって女性はしつこく食らいつき、押し問答が数分ほど続きました。
誰かが警察に通報してくれたらしく、最終的にその女性は警察に連行されていきました。
筆者は同行せず、出頭も聴取も求められずその場で解放されたので、もしかするとあの女性はトラブルの常習犯だったのかもしれません。
突然の激怒! 職場での謎の衝突
筆者が会社員だった頃、職場で同僚Bさんとちょっとしたトラブルがありました。その日、筆者が担当する業務の進行状況について、会議で報告したのが発端です。
内容はシンプルで、進捗が順調であることを共有しただけでした。
しかし、会議が終わった後、Aさんが突然「どうしてそんなことを発表するんだ!」と激怒してきたのです。
筆者は理由が全くわからず、戸惑いながらも「具体的にどの点が問題だったのか」と冷静に尋ねました。
ところが、Aさんは質問には答えず、抽象的な批判を繰り返すばかり。「やり方が間違っている」や「自分に確認すべきだった」など、筋道の通らない発言が続きました。
後にわかったのは、Aさんが私の業務を共有している「つもり」だったということ。
実際には共有しておらず、筆者が専任的に担当していた業務だったのですが、Aさんは自分の権限だと信じ込んでいたのです。
この思い込みのせいで話がまったく通じず、筆者がいくら丁寧に説明しても解決しませんでした。
最終的に上司が間に入って事態は収拾しましたが、Aさんの「認知の歪み」に驚かされたエピソードです。
家族とのすれ違い
筆者の知人Mさん(40代女性)が、ご両親との会話に困り果てていると相談してきたことがあります。特に50代の母親Hさんの言動に問題があると彼女は言います。
たとえば、HさんはMさんに「明日の夕食はカレーにする」と伝えておきながら、翌日には「そんなこと言った覚えはない」と否定。
代わりに「今日は焼き魚だよ」と準備を進め、Mさんがカレーの材料を買ってきたことを責めるのです。
また、MさんがHさんに重要な予定を知らせても、「聞いていない」と主張したり、「急に言われても無理」と言ったり。
Hさん自身は自分の発言が二転三転している自覚がなく、むしろ「あなたが話を混乱させるから悪い」と、責任を押し付けることもあるそう。
この矛盾が積み重なり、Mさんは母親とほとんど絶縁状態になっているのだとか。
Mさんいわく、「母と会話するときは、いちいち録音する必要があるかも……」とのこと。両者の間に深い溝が生まれているのは明らかでした。
言葉が通じない人への適切な対処法
ここからは、言葉が通じない人にどのように対処すべきかを解説します。
冷静さを保つ
感情的な人や理不尽な要求をする人と対峙するときは、冷静でいることを意識しましょう。
こちらが感情的になると、ほとんどの場合状況はさらに悪化します。もし怒りを抑えるのが難しければ深呼吸をし、言葉を慎重に選びながら対応しましょう。
距離を取る
対話が成立しない場合は、物理的にも精神的にも距離を取るのがおすすめです。
無理に話を続けようとせず、適切なタイミングでその場を離れることも重要です。
第三者を巻き込む
自分一人で対応するのが難しい場合は、信頼できる第三者に助けを求めましょう。
職場なら上司や同僚、生活圏内なら管理会社や警察など、状況に応じて適切な人や機関に相談するのがおすすめです。
記録を残す
トラブルが長期化しそうな場合や深刻化しそうな場合は、相手の言動や行動を記録しておきましょう。
録音したりメモを取って日付や時間帯、具体的な出来事や発言を記録しておくことで、万が一トラブルがエスカレートした場合に役立ちます。
コミュニケーションを乗り越えるために
言葉が通じない人に対し、ストレスを感じる人は多いでしょう。
しかし、実は言葉が通じない人本人もまたフラストレーションにさいなまれていたり、不満を感じていたりするものです。
私たちはつい「言葉が通じないその人自身に問題がある」という見方をし、言葉が通じない人を悪人にしてしまいがちです。
ところが、実際のところこういった事象の大半はミスコミュニケーションによるものです。
性格や人格に基づくのではなく認知能力や心的外傷、障害や疾患、生育など、目には見えない原因に基づくケースが多いもの。
「あの人は話が通じないからもう関わらない」という判断も時には必要です。
しかし、できるだけ「自分と相手、感覚が異なる両者のコミュニケーションをどうやって成立させようか」という公平な目線でのぞみたいものです。
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