使いやすくてインスタ映えも!“普段使い”のおしゃれな器
2024.08.09 17:05
忙しい毎日を送っていても、おうちで過ごす時間だけは心穏やかでいたい。そう願う方も多いのではないでしょうか。今回は、食卓が華やぎ、気持ちがぱっと上向く「竹中悠記」さんの美しい器をご紹介。目に映るたびにうっとりできるような器の存在が、何気ない時間を特別なものにしてくれるかもしれません。
食卓を彩る、竹中悠記さんの器
今回ご紹介するのは、繊細に描かれた色とりどりのモチーフに心奪われる「竹中悠記」さんのガラス作品たち。料理やお菓子をより可愛らしく引き立ててくれる器が、日々の食事を幸せな瞬間へと導いてくれそうです。 料理の盛り付けなどで活躍する大きめのお皿から、お菓子を載せるのにちょうどいい小皿、足つきの器など、形や大きさはさまざま。それぞれの絵柄や形によって、ぴったりな使い方を探していくのも楽しそうです。 細やかなモチーフとうっとりするような色彩で作られた作品たちは、ためいきが出るような美しさ。繊細で奥行きを感じられる作品の数々を生み出す竹中さんから、器ができるまでの過程や作品に込める想いなどを伺いました。美しい器ができるまで
竹中さんの作品は「パート・ド・ヴェール」という技法で作られています。粘土などで作った原型を耐火石膏で型取りし、その型を鋳型として粉状及び粒状のガラスを詰めて、鋳型ごと窯に入れて焼成します。焼成後は、鋳型を壊してガラスを取り出し、削り磨いて仕上げます。 制作工程が多く一つ一つに時間が掛かり、何より鋳型は一度しか使えないため、一つ制作するのに少なくとも一つ、作品によっては複数の鋳型が必要になるのだそう。 「決して効率の良い技法ではなく、日々制作する私でも手間が掛かるなぁと思ってしまいます。」と話す竹中さん。しかし、この技法でしか表現出来ない質感や雰囲気があり、それが楽しくて取り組んでいるとのこと。手間をかけた分だけ作品の輝きが増し、それが竹中さんの作品ならではの魅力となっているのではないでしょうか。“気持ちを上げてくれる”器たち
こうして時間をかけて生まれた作品たちは、使うのがもったいないと思ってしまうほどの美しさですが、竹中さんご自身としては「ぜひ使って欲しい」という思いがあるとのこと。「ハレの日とケの日があるように、ハレの時間を楽しみケの時間なら少し気持ちの上がる、そんな器を作りたい」という想いを込めて日々製作されているそうです。 宝石のような美しさでありながら、日常的に取り入れやすい形の器たち。慌ただしい日々にそっと寄り添い、手に取る度にあたたかい気持ちにしてくれそうです。 器をメインに製作されていますが、ランプシェードなどの作品も。愛らしい絵柄に包まれた灯りがお部屋を優しく照らします。今後の予定など
竹中さんの作品は、主に展示会にて販売されています。美しい作品の数々を実際に見ることができる機会をお見逃しなく。2024年10月5日(土)〜10月12日(土)「ラ ロンダジル」(東京都)にて個展
2024年12月14日(土)〜12月29日(日)
「ちせ」(京都府)にて個展色鮮やかでみずみずしく、眺めているだけで元気を貰えそうな竹中悠記さんのガラス作品をご紹介しました。目に映る度、手に取る度に心がぱっと上向く器が、何気ない日々に幸せを届けてくれそうです。
writer / shiori
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