アニメ「転生したらスライムだった件 第3期」第63話が放送

<転スラ>疲れも吹き飛ぶ、かわいいミリムは必見? リムルも驚くシオンの無双ぶりには「強すぎて話にならない」と反響

2024.07.24 20:41
アニメ「転生したらスライムだった件 第3期」第63話が放送

サラリーマン・三上悟がスライムのリムル=テンペスト(CV:岡咲美保)として異世界に転生、さまざまな種族が共に暮らせる理想の国作りに奮闘する「転生したらスライムだった件」(毎週金曜夜11:00-11:30ほか、日本テレビ系ほか/ABEMA・ディズニープラス・FOD・Hulu・Lemino・TVerほかで配信)。2021年以来となるTVアニメシリーズ第3期では、「魔王達の宴(ワルプルギス)」を経て正式に魔王となったリムルの元へ、魔物を敵視する神聖法皇国ルベリオスの聖騎士団長・ヒナタ(CV:沼倉愛美)が訪れる「聖魔対立編」が描かれ、2クール目からは開国祭に向けての「魔都開国編」が描かれている。第63話(第3期15話目)「謁見式」は、開国祭を目前に控えて行われた「謁見式」の様子を描く。(以下、ネタバレを含みます)

ミリムの可愛さが早速爆発!

地下迷宮の作り込みをするリムルたちの元へ、魔王のひとりであるミリム・ナーヴァ(CV:日高里菜)がやってくる。迷宮運営の仕事を任されて楽しそうなラミリス(CV:春野杏)やヴェルドラ=テンペスト(CV:前野智昭)を羨むミリムは、自分にもなにか仕事を任せてほしいとリムルに嘆願。迷宮内に配置したいと思っていたドラゴンの捕獲を頼むと、ミリムは見事に4体のドラゴンを捕獲し、迷宮のグレードアップに貢献するのだった。

冒頭、久しぶりの登場となったミリムだったが、さっそく彼女の奔放さと可愛さが爆発。お調子者でノリのいいミリムは、同じく賑やかなラミリスやヴェルドラとの相性も抜群で、3人のわちゃわちゃはいつまででも見ていられる。ちなみにミリムとヴェルドラは、「魔王達の宴(ワルプルギス)」の場で、互いに殺意はないものの激しいバトルを繰り広げており、純粋な戦闘力ならこの世界でもトップクラス。だからこそ、このような平和なひとときは見ているだけでほっこりさせられる。これにはSNSでも「あーホント ラミリスたん可愛い可愛いwww」「ミリム可愛すぎ。もう今週の疲れ飛んだ」などの声があがっていた。

リムル、アビルらと久しぶりの再会に懐かしむ

開国祭に向けて会議を開くリムルたち。現在、ジュラの大森林に住む各種族の代表たちが続々とテンペストに集まってきており、新魔王に就任したリムルを見定める動きがあるという。そこでリグルド(CV:山本兼平)とシュナ(CV:千本木彩花)は、こちらから「謁見式」を開き、各種族の代表たちにリムルをお披露目したいと提案。こうして始まった3日間にも及ぶ「謁見式」の初日は、リザードマン族の首領であるアビル(CV:志村知幸)やトライア(CV:阿澄佳奈)、ドリス(CV:前田佳織里)などが謁見し、リムルは久しぶりの再会を懐かしむのだった。

「謁見式」の1日目は、父親であるアビルの目の前でリムルから褒められるガビル(CV:福島潤)の嬉しそうな表情が印象的。かつて父への反抗心から内乱を起こした苦い過去をもつガビルだが、リムルのもとで立派に役目を勤めていることを父から認められた形で、これは心から嬉しいに違いない。建物の陰から心配そうに見守るガビルの側近たちのリアクションも含め、心温まるシーンだった。またトライアとドリスを筆頭に、樹妖精(トライアド)と樹人族(トレント)がラミリスの庇護下に入り、みんなで迷宮内へ移住することになったが、こちらもラミリス含め、みんなの嬉しそうな表情が光っていた。

魔王級3人を相手に一蹴する規格外のシオン

「謁見式」2日目。ジュラの大森林でもとくに血気盛んで暴れん坊な牛頭族(ゴズ)と馬頭族(メズ)、2種族の長が姿を表す。2つの種族は互いにいがみ合っており、その態度は魔王であるリムルの前でも変わらず。しかし突如、結界を破ってテンペストへ入った者が現れ、リムルたちは「謁見式」を一時中断して現場へ急行する。そこにいたのは、魔王を父親にもつ謎の三兄弟だった。強者を求めてテンペストへやってきた3人は、成り行きからシオン(CV:M・A・O)と戦うこととなり、一行は闘技場に舞台を移す。兄弟はそれぞれが覚醒前のクレイマン(CV:子安武人)程度のエネルギー量を持っており、エネルギー量で劣るシオンを心配するリムルだったが、バトルが始まるやいなや、シオンは3人を相手に難なく圧倒して見せるのだった。

武器もユニークスキルも使わずに、純粋な格闘能力だけで三兄弟を一瞬で片付けてしまったシオン。まるで本気を出さずに彼らを気絶させた様子を見たリムルは、シオンのあまりの強さに、思わず「成長しすぎじゃねーの?」と叫ぶなど、かなり驚いた様子だった。そもそも第3期では、クルセイダーズとの戦いでもその成長と無双っぷりを見せつけていたシオンだけに、視聴者的にはそこまで驚くことではないのだが、その時のリムルはヒナタ・サカグチ(CV:沼倉愛美)との一騎打ち中で、直接的にはシオンの戦いを見ていなかった。そのため、初めて目にしたシオンの強さに余計に驚いたのかもしれない。今回も必要以上に痛めつけることなく、しっかり手心を加えているあたり、強さだけでなく精神的な成長も伺える。SNSでも「シオンが強すぎて話にならんw」「手加減できている…だと…?」などの声が寄せられていた。

シオンに敗れた謎の三兄弟の正体とは……

シオンに敗れた三兄弟の正体は、魔王の一柱であるダグリュール(CV:小山力也)の息子たちだった。彼らは父の命によりリムルの元へ修行に来たと言い、リムルはそれをシオンに任せる形で受け入れる。こうして事態は一見落着し、再び「謁見式」へと戻ったリムルだったが、先ほどの騒ぎの一部始終を見ていた牛頭族と馬頭族はすっかり意気消沈し、大人しくリムルに忠誠を誓うのだった。これにより100年以上続く2種族間の戦争がなくなり、二次被害を被っていたエルフ族が救われるなど、ジュラの大森林を取り巻く環境は大幅に改善されたのだった。

「謁見式」2日目が終わり、またしても成果は上々。魔王の息子たちや牛頭族、馬頭族など、高い戦闘能力を誇る面々を傘下に引き入れたことで、ジュラの大森林はまた一段と強くなったのは確実だ。さらにはエルフ族の移住も受け入れるなど、建国当初の目的である「あらゆる魔物がいっしょに暮らせる街」という意味でも大前進と言える。最後にはファルムス王国から帰還したばかりのディアブロ(CV:櫻井孝宏)がリムルに再会して感極まるなど、久しぶりとなるお約束シーンも炸裂。休暇明けのゲルド(CV:山口太郎)も戻り、ほとんどフルメンバーがテンペストに揃い踏みとなった楽しい話数となった。さて次回第64話(第3期16話目)「ベニマルの受難」は7月26日(金)放送予定。期待して待とう!

■文/岡本大介

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