

イケメン医師はサイコパス!? 実の息子に成り代わろうとしていた説【Re:リベンジ-欲望の果てに-第3話】
※このコラムは『Re:リベンジ 欲望の果てに』3話までのネタバレを含んでいます。
■大友をやるためにポンコツを利用
権力争いに巻き込まれ殺された、天堂記念病院の元理事長・智信(光石研)。その息子・海斗(赤楚衛二)は父の死の真相を探るべく、天堂記念病院に職員として入り込み、調査を始めました。その中で怪しいと睨んだのが『突如現れ、親族でもないのに理事に就任した』大友(錦戸亮)。
大友を調査するため、まず目をつけたのはいとこに当たる天堂佑馬(青木紬)です。元理事長・市子(余貴美子)の息子であり、次期理事長を狙える血筋にいながら、理事にすらなれないポンコツさ。
「大友を追い出して次の理事を狙おうぜ!」とけしかけると、ポンコツは秒で作戦に乗ってきます。ありがとうポンコツ。市子は海斗を死ぬほど嫌っており、海斗と組むなんて知ったら怒髪天の如く激怒することは少し考えれば分かるだろうに、ほいほいのってくるなんて、ポンコツは素直で安直で最高です。
■肝心の時間の動画はすでに隠滅されていた
早速調べるのは父が亡くなった日の監視カメラ。亡くなった父の点滴に誰が細工をしたのか、病室の出入りを調べます。しかし、ちょうどその時間の映像のみ失われており、肝心の部分は見ることができず。そして、映像を見た人物の履歴を記す名簿には大友の名が。すでに大友に先を越され、証拠を隠滅されたのだと、海斗は大友への疑念をさらに募らせます。
■悪人扱いだが、ぶっちゃけ一番病院に貢献している大友
親族経営の天堂記念病院。その親族のみの食事会に、なぜか大友の姿が。親族でない大友が理事になった上に、この場にいることが気にいらない市子は気が気ではありません。
そこで会長から伝えられたのは新病棟プロジェクトの変更です。
もちろんこれは大友の提案。前理事長の思いが強すぎて、コストの面を疎かにされていた計画を「このままでは病院が破綻してしまう」と収支の取れる内容に改善提案したのです。
市子たちにとっては、親族で守られている利益や運営が、突如現れた外来種・大友に食い物にされているような感覚なのでしょう。
しかし、客観的に見ると病院に一番貢献しているのは大友なんですよね。病院のことを一番に考えて、腐った病院を立て直すカンフル剤のような存在に見えます。
前回の提案だけでは、前理事長・智信の積み上げたものを壊すような提案に見えましたが、このように聞くと、智信の思いをベースに病院のことを一番考えてバランスを取った改善策を出してくれている大友。やはり、亡くなった前理事長の思いを引き継ぎながら、智信のリベンジをしているようにも見えます。
そして、理事長の椅子を狙っていることも海斗に宣言していましたが、これも元理事長・智信が成し遂げられなかったことをやるために理事長になる必要がある、といった思いがあるのかもしれません。
どうも、自分の利益だけを考えて理事長になりたい市子とは違った思惑のように見えますが、果たして……。
「大友と共にうちの(ポンコツ)息子をプロジェクトリーダーに!」と市子が会長に推したものの一蹴されましたが、その後の会長による揚げ物を市子の口にねじ込むフライハラスメントには痺れましたね。一般企業じゃあり得ない、親族経営だからこそ令和でも成り立つハラスメントです。斬新!
■真犯人をすっぱ抜いたハズが……。さらに上手を行く大友
一方でポンコツが暗躍し、なんと消されたはずのカメラの映像を入手してきました。ポンコツ1のお手柄!
そこに映っていたのは、智信の急変前後に病室に出入りする鮎川院長の姿。鮎川は山梨の医大出身で、海斗が拉致された先も山梨。医大の同窓と映る写真の中には、海斗が拉致された診療所にいた医師の姿も……。大友が犯人だと思い込んでいた中で、誤算ではありましたが「犯人は鮎川でビンゴ!」と海斗は行動に移します。
理事会に乗り込み、この映像を公開。鮎川を糾弾するのです。
しかしそれでは証拠として不十分なため、言い逃れをする鮎川。しかしそこで大友がもう一つの隠し球をすかさず投げ込みます。海斗の動きを察知し、確固たる証拠をつかみに行っていた大友。
智信に投薬するカリウムを受け渡しする市子と鮎川の姿を抑えた動画と言い逃れのできない音声による証拠で、裏の首謀者は市子であることを明らかにしました。
海斗の調査だけでは鮎川が処分されて終了。大友なしでは真の首謀者の市子まで辿り着けませんでした。
おまけにこの騒動も、海斗が元いた出版社で独占スクープとして扱う予定が、すでに大友から別出版社にリークされ、そちらですっぱ抜かれてしまいました。
■海斗と大友の目的は同じ!?
常に二手先をいく大友によって、海斗の計画は色々と崩されてしまいます。
しかし、おそらく二人の目的は同じなんですよね。『この病院を根本から改善しようとしている?』大友と、『父を殺した犯人を見つけ、病院から腐った人間を排除しようとしている』海斗。
ただ、それぞれが別ルートで並行して走っているので、今回のように計画やタイミングのズレが発生する。大友にとっても鮎川の糾弾は本来の計画とは違う次期だったでしょうし、海斗による鮎川の追求は彼にとっても想定外だったことでしょう。
■大友はサイコパス!? 実の息子になろうとしていた? もう一つの目的の仮説
大友の目的は、『智信の思いを引き継ぎ、病院を改善していくこと』と考察しましたが、陽月(芳根京子)と婚約したことでもう一つの考察が浮かび上がりました。
それは、実の父のように養護施設に顔を見せ、経済的な援助をしてくれた智信を父のように慕っており、「自分が智信の本当の息子だったら……」と考えていた説。
息子であるためには当然のように医師を目指し、智信の後継者として天堂記念病院の理事長を目指すでしょう。権力を得るために理事長になりたいのではなく、実の息子のような存在になるために後継者として理事長になろうとしている可能性もあるかもしれません。
元々、智信の思いを知っていたから、智信の計画の右腕となるために心臓血管外科のある他の病院で実績を積み、天堂記念病院に呼ばれるであろうことまで見越して計画をしていたことも自然です。
「誰かがいなくなればいいと思ったことないですか? そう思うのが人間の本性ですし、今回の事件の確信とも言えます」という大友の言葉がありましたが、この説が正しければ彼にとって智信の実の息子である海斗は嫉妬の対象であり、いなくなればいい存在です。
陽月との婚約も、自分が海斗に成り代わろうとした結果の略奪だとしたら……。
まだまだ真意も目的も読めませんが、大友はかなりのキレもの。海斗の行動の先まで把握してますし、壮大な目的のために以前から動いており、持っている情報量も桁違いのようです。
大友の真の目的は果たして……。次回は何を明かされるのか……楽しみに待ちましょう!
(やまとなでし子)
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