《私のビジネス日記帳》濃密な6年間 菅井隆行
2024.05.01 06:25
提供:繊研plus
28歳で岡山から上京し、30歳で取引先だった東京の会社に転職しました。ようやくファッションの中心で仕事をすることになりました。物作りは8年働いた最初の会社で経験を積み、今度は東京で感性を身に着けられる。自分にとってはうってつけの場所でした。
ここでの6年間はめちゃくちゃ濃くて、振り返ると人生で最も働いた時期。そこは小売りもやっていましたし、ブランド事業もOEM(相手先ブランドによる生産)も。生産管理にブランドの企画、店のバイヤー、MDなど、責任を持って一人でやっていました。今ではあり得ないですが、4カ月間休み無しだった時もあります。お勧めはしませんが、おかげでその後につながる知識や経験を手にすることが出来ました。相反しがちなクリエイティビティーとロジックの両方とも身に着けられたのです。
36歳の時に前職の小売り企業に誘われMDとして入社、後に事業部長兼執行役員を務めました。オリジナルブランドを立ち上げ、その後も2ブランドを手掛けました。
「メゾンスペシャル」を含めると7ブランドに関わったことになります。なかなかできない経験だと思いますが、最初の会社での物作り、次の会社での幅広い業務経験があってこそです。
前職には4年在籍し、自分の力で新しいチャレンジをしたいと思い、独立しました。お客様に高揚感や価値を与える、世の中にない特別なものを作ろうと、18年にメゾンスペシャルという会社を立ち上げました。
(プレイ・プロダクト・スタジオ社長)
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「私のビジネス日記帳」はファッションビジネス業界を代表する経営者・著名人に執筆いただいているコラムです。
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