

<SPY×FAMILY>家族揃ってのバカンスに幸せいっぱいなアーニャ、船内での大活躍も学校では“タコ星人”を倒したことに?

少年ジャンプ+にて連載中の同名コミックをアニメ化した『SPY×FAMILY』Season 2(毎週土曜夜11:00-11:30ほか、テレビ東京系列ほか/ABEMA・ディズニープラスほかにて配信)。凄腕スパイの〈黄昏〉ことロイド・フォージャー(CV:江口拓也)が“仮初め”の家族を築き、任務と新生活に奮闘する痛快コメディー。12月9日に放送された「MISSION:35」は、フォージャー家のバカンスを描いた「リゾートを満喫せよ」と、休暇明けの学園の様子を描いた「休暇自慢」の二本立て。(以下、ネタバレを含みます)
ロイド、アーニャ、ヨル 家族揃ってレジャーを堪能
豪華客船がリゾート島へ寄港。要人警護任務を終え、休暇をもらったヨル・フォージャー(CV:早見沙織)は、ロイドとアーニャ・フォージャー(CV:種崎敦美)と合流し、この日はバカンスを堪能することに。アスレチックやサイクリング、洞窟探検、乗馬、砂浜遊び、牧場体験、シュノーケリング、サーフィンなど、島内のレジャーをこれでもかと満喫するフォージャー家。あっという間に時間は過ぎ、いよいよ船へと戻る時間となる。ここまで不眠不休で任務に当たってきたヨルは、疲れから睡魔に襲われ、歩きながらロイドにもたれかかる形で寝てしまう。さらには遊び疲れたアーニャも眠ってしまったため、ロイドは二人を抱えながら船のほうへと歩き出す。長かった豪華客船の旅が終わり、再び日常へと戻っていくのだった。
船内で大活躍をしたアーニャと、“ちち”と“はは”とのバカンス。島への滞在中にあらゆるレジャーを楽しんでおり、アーニャの弾ける笑顔がとってもまぶしい。なかでも羊たちと戯れるアーニャのとびきり幸福そうな笑顔は、ヨルが言うように「こんな平和が、ずっとずっと続けばいいですね」と思わせてくれる珠玉のカットとなっている。一方で、アスレチックに翻弄されたり、馬に振り回されたりと、先週までの無双っぷりが嘘のように不器用&ドジっ子っぷりをみせるヨルの行動からも目が離せなかった。そして、そんな二人を最後まで優しく見守ったロイド。疲れて寝てしまったヨルとアーニャを抱きかかえて歩くロイドは、一日中アーニャに付き合ってくれたヨルに対し、口元を綻ばせ「お疲れさま」とねぎらいの声をかけた。その後の任務報告の際には、「バカンスの方はどうだったんだ?」と尋ねるシルヴィア・シャーウッド(CV:甲斐田裕子)に対し、「こりごりですよ。任務より骨が折れました」と答えるなど、ロイドの不器用さも垣間見えたエピソードだった。
“タコ星人”発言をクラス中から笑われるアーニャ
休暇明け、ヨルは同僚にお土産として「骸骨標本のキーホルダー」を配るも、これが大不評。しかし最終的には「ヨル先輩らしい」と、半ば呆れられつつもことなきを得る。一方のアーニャはと言うと、友達のベッキー・ブラックベル(CV:加藤英美里)に豪華客船に乗った話をするも、「フツーね」とそっけなく返されてしまう。それもそのはず、ベッキーは休暇中、人気女優を招いて100人規模の豪華パーティをして過ごしていたのだ。クラスメイトたちの注目が一気にベッキーに集まるなか、アーニャは思わず「アーニャのおふねだって…やばいやつ100にんくらいのってたし…!!」と、ついベッキーに対抗して話を盛ってしまう。その後、クラスメイトたちの追及により苦しくなったアーニャは話を捏造するハメとなり、最後にはみんなの笑い者になってしまうのだった。
バカンスでの幸せそうな様子から一転、見栄を張ってしまったばかりに追い詰められていくアーニャの姿が印象的。元はと言えば、「ナカヨシ作戦」遂行のため、ダミアン・デズモンド(CV:藤原夏海)の気を引こうと自慢話を始めたアーニャだったが、ベッキーに負けまいと話をどんどん盛ってしまうなど、子供らしい一面がなんともかわいい。コロコロと変わっていく表情も楽しいパートであった。なかでも、クラスメイトのひとりが先生に「フォージャーがタコ星人を倒してきたそうでーす!!」と報告した際のアーニャの表情は非常に印象的だった。またこの一連のシーンでは、ベッキーも存在感を見せた。本人に悪気はないものの、豪華客船のインペリアルスイートを「チョードヒン(調度品)のシュミがちょっとイマイチだったわ」と評価したり、人気女優を招いてのパーティの様子を得意げに語ったことで、アーニャの対抗意識が煽られてしまった。アーニャのよき学友であるベッキーの、奔放なお嬢様キャラが久しぶりに堪能できたことも嬉しい。
「嘘」に対する各々の見解が明らかに?
打ちひしがれて帰宅したアーニャは、学校での出来事をロイドたちに話す。ロイドは思うところがありながらも「ウソはよくないな」とたしなめ、家に遊びに来ていたユーリ・ブライア(CV:小野賢章)は「嘘をつくような人間はクズだ!」と断言し、ヨルは「なるべくなら、ありのままの自分でいたいですよね」と優しく取りもつ。この時、それぞれの心の内を読み取ったためか、アーニャは「うそつきはたいへんなので、もうやらないようにする」と、しみじみと呟くのだった。
オチとなる最後のパートでは、「嘘」に対するロイドとユーリの考えが明らかになる。日常的に嘘をつくのが仕事であるロイドは、心の中では「偽装するならもっと戦略的に、徹底的にやるんだ!」とアドバイスをし、ユーリは嘘つきはクズだと本心から思っているが、「姉(ヨル)のためにつく嘘は正義」だと信じて疑わない。そんな中で、ヨルだけモノローグがなく、ただオロオロとしているのが面白い。ヨルもふだんから家族や職場で嘘をついて正体を隠しているものの、「なるべくなら、ありのままの自分でいたい」と本心から思っているのだろう。ともかく、それぞれの事情で「嘘」をついている3人の心を読んだアーニャが、「うそつきはたいへん」だと感じるのも頷ける。ちなみにベッキーとダミアンは「MISSION:29」ぶり、ユーリは「MISSION:33」ぶりの登場となり、久しぶりの面々による小気味のよいコメディがたっぷりと楽しめたエピソードとなった。
次回「MISSION:36」は12月16日(土)放送予定。期待して待とう!
※種崎敦美の崎は、正しくは「たつさき」
■文/岡本大介
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