人気芸能人も呼びかけ「衆議院選挙」はなぜ重要なの?投票すべき理由は?
2021.10.22 18:05
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10月31日はハロウィンですが、私達の未来を決める重要な「第49回衆議院議員総選挙(以下、衆院選)」の投票日です。20日から30日までは“期日前投票”も行われています。二階堂ふみさんや小栗旬さんなど人気芸能人たちも投票を呼びかけ、これまで以上に若者の関心も高まっている今回の衆院選。なぜこの選挙は私達にとって重要で、投票すべきものなのでしょうか。
いよいよ10月31日は衆院選 芸能人達の呼びかけが話題に
市民有志による自主制作プロジェクト「VOICE PROJECT 投票はあなたの声」によって、二階堂さんや小栗さん、菅田将暉さん、ONE OK ROCKのTakaさん、橋本環奈さん、ローラさんら人気俳優・アーティストの皆さんが投票を呼びかける動画が公開され、SNS上で大きな反響を呼びました。動画に映る皆さんは「投票します」とそれぞれが宣言し、「投票はあなたの声だ」と呼びかけます。
海外では人気スターやセレブリティたちが選挙についてアピールすることが一般的となっていますが、日本では、若者たちに支持される芸能界の方々が大々的に声を上げるのは珍しいことでした。それだけに今回のアクションはとても注目されました。
우리도 함 #사전투표인증 pic.twitter.com/t5IFkaQciH
— 방탄소년단 (@BTS_twt) 2018年6月9日
なぜ衆院選は重要な選挙なの?
なぜ、これほどまでに今回の衆院選は重要視されているのでしょうか。それはまさに、国民が“政権”を選択できる4年ぶりの大きなチャンスだからです。政権とは、政府を構成して政治を動かす権力のこと。つまりは国を動かしていく権力のことです。日本では、国会で過半数の議席を確保した政党(複数の政党が合同の場合もあり)が政権を持つことになります。
行政のトップである内閣総理大臣は、事実上最も議席の多い政党から選ばれます。国会議員として“誰を”、“どの政党を”選ぶかは、どんな風に国を動かすかに直接関係してくるのです。
なぜ自分たちで政治家を選ぶのが重要なの?
国を動かす人々を選ぶことが、どれほど重要か。もしかしたらその実感が沸かない人も多いかもしれません。しかし皆さんは、自分の生活や人生に対し、不安・不満・不自由さを何かしらは感じているのではないでしょうか。その不安や不満、不自由さは、皆さんが自分1人で解決できることではないのではないでしょうか。本来、それを解決してくれるべきなのが政治なのです。皆さんのすぐ身の回りで起きていることは必ず、政治が作り上げた社会構造とつながっています。政治家を選ぶことは、皆さんが今の生活やこれからの人生をどう選ぶかにつながっているのです。そう考えると、今回の衆院選がどれほど重要かが実感できるのではないでしょうか。
例えば今最もキャッチーな例を挙げるとしたら“コロナ対策”です。1年半コロナ禍を経験してきた私たちは、今、そしてコロナ禍が明けた後、どんな生活を送りたいですか?身近な些細なことでも、それは必ず政治と結びついているんだと改めて考えてみましょう。
「たった一票」に意味はない?若者の投票が重要な理由は?
しかし、「そうは言っても、自分の一票だけでは何も変わらない」と思う人もいるかもしれません。ですが、決してそんなことはありません。前回2017年に行われた衆院選は、投票率が53.68%(※)でした。選挙権を持つ人のうち、たった半分と少しの人たちの意見で、今の衆議院議員は決められているのです。
少しでも投票率が上がること自体が、大きな意味の意味のあることになります。政治家たちは国民が以前よりもしっかり自分たちをジャッジしていると緊張感を持ち、より国民の声を聞く政治を行おうと努力するでしょう。
また、前回の衆院選では60代の投票率が72.04%だったのに比べ、20代は33.85%と半分以下でした。ただでさえ現在は、若者の数が減り、若者の意見は反映されづらくなっています。これからの日本で生きていくのは若者世代だというのに、自分たちの意見が反映されずに政治が行われているままでよいのでしょうか。
投票しないことはつまり“現状維持”を選択しているということです。このままでよくないと思うのなら、投票をするべきです。
若者の投票率が上がれば、そのぶん若者に向けた政策は増えていくはずです。これからの政治を決めるのは、これからの未来を担っていく世代であるべきでしょう。
(※投票率は総務省HPより)
選挙権は当たり前じゃない大切な“権利”
そもそも、成人になれば国民全員に選挙権があるということが、当然のことだと思っている人も多いかもしれません。長い歴史や世界情勢を鑑みると、決してそんなことはないのです。日本で初めて選挙が行われたのは、明治時代、1890年の衆院選です。しかしこの選挙では、投票できる人が高い税金を納めている満25歳以上の男性に制限されており、全人口の約1%しか投票することができませんでした。
1925年にようやく25歳以上の男子全員に選挙権が与えられましたが、この時制限選挙の廃止を求める民主主義運動の中心となったのは学生たちでした。
しかし女性には、第二次大戦後新憲法が公布された1946年になるまで選挙権は与えられなかったのです。
1946年以来、選挙権は20歳以上の男女とされていましたが、2016年から年齢が18歳に引き下げられました。しかし今でも、日本に住んでいても日本国籍を持たない人など、選挙権を与えられていない人もいます。
選挙権は、先人たちが努力の末勝ち取った大きな“権利”です。その大切な権利があるのに、ほったらかしにしたまま大人として生活するのはやめにしませんか?
投票の仕方・候補者の選び方は?
投票することの重要性が分かっても、いざ選挙となると「どうやって投票するの分からない」「どこに投票したらいいの分からない」という人もいるかもしれません。投票日までに、住んでいる市区町村から入場券が届きます。それを確認し、当日は朝7時~夜8時の時間内に入場券を持って投票に行きましょう。ただ、入場券が無くても投票はできるので、手ぶらで行っても大丈夫です。
当日、投票に行けない人のため「期日前投票」「不在者投票」などの制度もあります。
誰に、どの政党に投票すればよいのかは、マスメディアや街頭演説だけでなく、インターネットを大いに利用してリサーチすることをお勧めします。
次の記事では、詳しい投票の仕方、政党や候補者の情報が分りやすくまとまったサイトなどについて解説します。(modelpress編集部)
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