RINATY(C)モデルプレス

人気料理家・RINATY、会社員からフォロワー30万人超えのインスタグラマーに “バズリ”献立生み出す秘訣語る

2021.09.21 18:12

Instagramでフォロワー30万人を超える料理家・料理インスタグラマーのRINATY(りなてぃ/26歳)。普通の会社員で24歳だった2019年の夏に、彼と同棲を始めたことがきっかけで『一週間3500円献立』の投稿をスタートし、大反響を呼んだ。現在は、食品メーカーや農産地のレシピ開発やコンサルティングなども行っている。メディアにも引っ張りだこで、9月7日には、シリーズ累計55万部突破の『りなてぃの一週間3500円献立』(宝島社)にて「第8回料理レシピ本大賞 in Japan」の準大賞を受賞した。

普通の会社員から、わずか数年で人気料理家となったRINATYに、「第8回料理レシピ本大賞 in Japan」の授賞式終了後にインタビューを行い、インスタでバズった理由やインスタ投稿のコツ、夢を叶える秘訣を聞いた。


RINATY、「料理レシピ本大賞」準大賞を受賞

RINATY(提供写真)
RINATY(提供写真)
― お疲れ様でした。授賞式に出席した感想からお願いします。

RINATY:まさか準大賞を頂けるとは思っていなかったのですが、初めての体験ですごく緊張しました。感謝の気持ちを自分の言葉で伝えようとしたのですが、うまく伝えらえなくて、言葉よりも先に感情が溢れてしまいました。

― 途中、号泣されていましたね。涙の理由を教えてください。

RINATY:私1人だけだったら、本がこんなに話題になることはなかったでしょうし、1冊の本が完成するまでに色んな人が協力してくださりました。書店員の方も、POPなどを作って盛り上げて下さりました。そして、何より、インスタでレシピを見てくれて、いつも温かいコメントをしてくれるフォロワーのみなさんのおかげです。

色んなことが急に走馬灯みたいに頭の中に巡ってきて、感謝の気持ちが溢れ出て、泣いてしまいました。

RINATYの献立の一部(提供写真)
RINATYの献立の一部(提供写真)
RINATYの献立の一部(提供写真)
RINATYの献立の一部(提供写真)
― インスタで「一週間3500円献立」の投稿を始めたきっかけを教えてください。

RINATY:会社員だった2019年の夏に、彼と同棲を始めたことがきっかけです。同棲を始めると、彼に、バラエティに富んだメニューを毎日、お腹いっぱい食べてもらいたいと思うようになり、同時に、節約もしなければいけないようになりました。

メニューと食費の問題に直面した中で、それを解決するために「一週間3500円献立」が生まれました。彼と2人分の夜ご飯を1日500円で7日分作るというものなのですが、出来上がるまでにすごく試行錯誤しました。

「なんで『一週間3500円献立』なの?」と聞かれたら、3000円だとボリュームが少なくてもうちょっと食材を買い足したくなるし、4000円だともうちょっと節約したくなります。ちょうどバランスが取れたのが3500円でした。

RINATY(C)モデルプレス
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「一週間」という期間にも意味があって、3日だと食材をあまりたくさん買えなくて彩りが寂しくなります。10日だと、食材を日持ちさせるのに、保存や下処理が大変になってしまます。一週間が、食材を豊富に揃えて、保存や味付けの処理にもちょうどよかったのです。

同棲前にも、インスタにレシピをあげたりはしていたのですが、「一週間3500円献立」を考えたときに、試しに1度インスタに投稿してみたところ、数日でフォロワーが1万人増えました。普通の会社員だった私にとって、1万人という数字はとてつもなく大きな数字で、同年代の女性や、主婦層の女性の方がたくさんフォローしてくれました。みんな、同じ悩みを持ってるんだなと思いました。

「りなてぃの1週間3500円献立」(宝島社/提供写真)
「りなてぃの1週間3500円献立」(宝島社/提供写真)
「りなてぃの1週間3500円献立」(宝島社/提供写真)
「りなてぃの1週間3500円献立」(宝島社/提供写真)
― その後、料理家になり、『りなてぃの一週間3500円献立』を出版されたのですね。

RINATY:インスタにレシピを投稿するときは、1枚の画像にまとめるようにしています。必要な情報を盛り込みながら見やすい画像を作るのはなかなか難しいのですが、画像編集アプリなどを活用してまとめています。

メニューや節約のことで悩んでいる人がたくさんいることを知るとともに、私自身も、料理を本業にしたいと思うようになりました。「一週間3500円献立」の投稿を始めてから数ヶ月後に、プロの料理家のおいしいレシピが集まる料理メディア「Nadia」に応募して「Nadia Artist」になり、私も本格的に料理家として活動を開始しました。

出版の企画が本格的に動き出したのは2020年の2月くらいなのですが、いざ本の執筆を始めてみると、会社員としての仕事と、料理家としての活動の二足の草鞋の生活が忙しくなり、私自身、料理を本業にしたかったので、会社の方は退職させて頂きました。

RINATY、インスタがバズった理由とは?

RINATY(提供写真)
RINATY(提供写真)
― インスタでフォロワーが1万人増えて、その後も話題沸騰した最大の理由は何だと思いますか?

RINATY:フォロワーが1万人増えた最大の理由は、みんなが「『一週間3500円献立』って何だろう?どんな献立なのだろう?」と興味を持ってくれたことだと思います。フォロワーの中には、“節約メイン”で観てくれている人もいるだろうし、彼や旦那さんに作るのに参考にしたいという“メニューメイン”で観てくれている人もいると思います。色んな要素が「一週間3500円献立」には詰まっているのですが、一つ一つの要素に同じように悩んでいる人がたくさんいて、共感を呼んだのではないかと感じています。

RINATYの献立の一部(提供写真)
RINATYの献立の一部(提供写真)
RINATYの献立の一部(提供写真)
RINATYの献立の一部(提供写真)
― もし会社員をしている女性から「私もインスタグラマーになりたいのですが、どうしたらいいですか?」と聞かれたら、どう答えますか?

RINATY:そうですね。まず、自分ができること、得意なこと、続けられそうなことを、専用のアカウントを作って投稿していったら、興味を持ってもらいやすいと思います。継続的に投稿していったら、フォロワーも増えると思います。

― テーマを持ったアカウントを作って、継続するということですね。

はい。そのうえで、私の場合、「一週間3500円献立」という分かりやすい企画がヒットしたのですが、ただ、今の私が「『一週間3500円献立』以外のいい企画を作ってください」と言われても、すぐに思いつけない気がします。そういったものは、日々の生活の中で温められていくことだと思いますので、とにかく自分が「これだ」と決めたテーマに興味を持ち続け、投稿を続けていくことが大事だと思います。そうすればいつか、何かのきっかけになるような企画だったり、投稿だったりが生まれてくるのでは。

RINATYが考える“夢を叶える秘訣”

RINATY(提供写真)
RINATY(提供写真)
― 今はSNSを通じて夢を叶えている人がたくさんいますし、RINATYさんもその1人だと思います。最後に、RINATYさんが考える“夢を叶える秘訣”を教えてください。

RINATY:私は、こうしたいと思ったらすぐに行動するタイプで、度胸と行動力はある方だと思います。なので、やってみたいと思ったことがあったら、すぐに行動してみることで何かが生まれたりするのではないしょうか。

(modelpress編集部)

RINATY(りなてぃ)プロフィール

料理家・料理インスタグラマー。1995年生まれ、北九州市在住。彼との生活で日々つくっている「一週間3500円節約献立」や「男子が喜ぶがっつり愛され献立」など実用的で斬新な献立が同世代を中心に多くの女性に支持される。

WEBやテレビでの活動をはじめ、食品メーカーや農産地などのレシピ開発・コンサルティングなどでも活躍している。インスタグラムのフォロワー数は32万超(2021年9月時点)。著書『りなてぃの一週間3500円献立』はシリーズ2冊で累計55万部を突破。
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