

March for WOMEN(その1)(宇佐美浩子)

3月の声を聞くと、3日の「お雛祭り」に始まり、8日の「International Women’s Day(国際女性デー)」と、女性たちに向けたイベントがたて続け!ということもあり、今月の「CINEMATIC JOURNEY」は、「March for WOMEN」をテーマに設定。
その幕開けを飾るのは、古今東西さまざまなスタイルを確立した女優が多い中、「永遠のセクシー・シンボル的存在」と言えば、やはりあの女優の名が条件反射的に思い浮かぶのでは?
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マリリン・モンロー!
現在、東京・渋谷PARCO4Fの PARCO MUSEUM TOKYOにて開催中(~3月15日)の『MR.BRAINWASH EXHIBITION "LIFE IS BEAUTIFUL"』で目にした上記作品は、「Broken Records」というカテゴリーの1作。
そしてまた何と驚いたことに、そのネーミング通り、無数のカットされたレコード盤を用いて完成したアートピースなんです!
「この一作にはどんなアーティストの、どんな楽曲が、何曲くらいのプレーされているのかな?」
などと想像するだけで、ワクワクしてしまうのは、きっとワタシに限ったことではないような…
ちなみに、マリリンさんのならびに展示されている「ジミヘン」ことジミ・ヘンドリックスの作品も、同様の手法による一作。
さて、その作者であるMR.BRAINWASHといえば、アートファンならびにシネマファンなら、バンクシーと名乗る匿名のアーティストが監督した映画『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』で、彼に撮影されたもとは古着屋のオーナーだったという、フランス国籍のアーティスト、ティエリー・グエッタ。
1980年代に移住したLAを拠点に、エネルギッシュに活躍する彼が生み出す、ストリートアートとポップアートをマリアージュした作品が世界各国の人々のハートをつかみ、世界各地で個展の開催を実現。
その一方では、「コミュニティへの恩返し」として継続する慈善活動も行う情熱あふれる人物だ。
そんな彼の日本初大型個展 “LIFE IS BEAUTIFUL”の東京巡回展では、まさに彼のBrain内を覗き見気分を味わえる。 そして彼のアート観「ハッピー&ポジティヴ」をシェアする、と同時に前述の出演映画を観賞するというのも?
「March for WOMEN」をテーマに巡る今月の「CINEMATIC JOURNEY」。
「その1」となる今回のヒロインは、韓国エンタメ界のアイコン的存在として注目を集めるイ・ジュヨン。
世界各国に配信された昨年のTVドラマ「梨泰院クラス」で、トランスジェンダーの料理長役を好演し、国内外にその名が知れることとなった女優。
そんな彼女が主演の新作『野球少女』は、第19回ニューヨーク・アジアン映画祭で国際ライジングスター賞受賞ほかいくつもの受賞歴に輝いている。
その背景には、1997年に韓国初の女性として高校の野球部に所属し、KBO(韓国プロ野球)が主催する公式試合に先発登板した最初の女子野球選手アン・ヒャンミ選手という、実在の天才野球少女をモデルにした本作。だからこそ…
☑独立リーグの野球選手と共に40日間の訓練。
☑野球シーン撮影初日はマイナス4度、体感温度はマイナス20度。にもかかわらず、ウィンドブレーカーのみ着用で熱演!(本作資料より)
など、思わずフリーズしてしまいそうな数々を「スタント無しで演じきることが重要なポイントだ」という熱い女優魂で成し遂げたと知り、「感服」の一言に尽きる。
さて、気になるその物語について、ここに少しばかりシェアしたく!
前述の本作のモデルとなった人物を軸に展開するストーリーには、天才野球少女と称されながらも、「女子」という理由で、プロチームの「トライアウト(プロテスト)」さえも受けることができず、落胆するヒロイン。だが夢をあきらめずに決意を新たにする転機が、一人のコーチとの出会いによりもたらされる。果たして彼女の未来は?
時代と共に様々な変化を遂げる今、この瞬間を生きる私たち。
男女も、年齢も、国籍も関係なく、多くの人々と思いを通わせたくなってくる。
そんな1作かも。
『野球少女』
3月5日(金)TOHOシネマズ 日比谷他全国ロードショー
© 2019 KOREAN FILM COUNCIL. ALL RIGHTS RESERVED
「March for WOMEN」をテーマに巡る今月の「CINEMATIC JOURNEY」(その1)。
その締めくくりは、遂に日本でも手にする機会を得たハーバルレメディ誕生の地、世界最古の修道院薬局の話題。
1012年、イタリア・トスカーナ州とエミリア・ロマーニャ州にまたがるアペニン山脈の深い森に創設されたカマルドリ修道院、その院内に1048年、併設されたのが治療所と薬局だったそう。
そこは旅人や巡礼者、地元の病人を受け入れる治療所と、ハーバルプロダクトを処方する薬局として多くの人々を受け入れてきたという。さまざまな歴史を重ねる中、残念ながら1810年には治療所は扉を閉めたのだが、今なお存続しているのが薬局だとこの程知り得た。
そんな驚くべき歴史を誇る薬局の処方による数々のプロダクトは、神に祈りを捧げる修道士たちが大切に守り、継承する伝統的製法と現代のライフスタイルにマッチするよう再編集を重ね、人々の一助となっていると聞き、「withコロナ」時代だからこそ一層の感動が…
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うさみ・ひろこ 東京人。音楽、アート、ファッション好きな少女がやがてFMラジオ(J-wave等)番組制作で長年の経験を積む。同時に有名メゾンのイベント、雑誌、書籍、キャセイパシフィック航空web「香港スタイル」での連載等を経て、「Tokyo Perspective」(英中語)他でライフスタイル系編集執筆を中心に活動中
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