起亜自「電気自動車・PBVで勝負…5年間で10兆投資」
2021.02.09 10:16
提供:もっと!コリア
起亜自動車(KIA MOTORS)は2026年までに総11種の純粋な電気自動車を出荷し、2030年までに親環境車(エコカー)の年間販売台数を160万台に引き上げる。特に来年は目的基盤車両(PBV)の最初のモデルを発出荷し、この部門の売上高も2030年に100万台まで育てる予定だ。
起亜自動車は9日午後、オンラインチャネルを通じて「最高経営責任者(CEO)インベスターデー」を開催して株主・アナリストなどを対象に、今後は電気自動車・PBV専門企業に変身するという抱負を明らかにした。
昨年まで起亜自動車は内燃機関車両に基盤する派生電気自動車のみを出荷したが、今年は新しい電気自動車プラットフォーム「E-GMP」を土台に、最初の専用電気自動車「CV」(プロジェクト名)を来月初めて公開した後、7月に正式に出荷する。これを土台にして電動化の切り替えを高速化するために、これまでの計画よりも1年前倒しにして、2026年までに専用電気自動車7モデルと派生電気自動車4モデルなど11モデルのラインナップを構築する計画だ。
起亜自動車の専用電気自動車は、「5・4・3」が基本だ。一回の完全充電で500キロメートルを走ることができ、走行距離100キロメートルに必要な充電時間は4分で、0~100(時速100㎞に到達する時間)は3秒だ。これはクラス最高レベルの性能だと起亜自動車は強調している。特に来月に公開されるCVは「レベル2」(部分自律走行)の自律走行技術が搭載され、2023年から出荷される専用電気自動車には「レベル3」が適用される。
起亜自動車のソン・ホソン社長は、「2030年に年間160万台のエコカーを販売し、販売全体におけるエコカーの割合も40%まで引き上げる」と強調した。 PBVも起亜自動車が注目する分野だ。来年中に最初のモデルである「PBV01」を出荷し、この部門の販売量を2030年には年間100万台にまで増やすことにした。これをもってグローバルなPBV市場で独歩的な1位となる。
起亜自動車はこの48年間の軍需車両開発の経験を通じて、特殊な設計能力と生産ラインを確保しただけに、現代自動車グループでもPBVに最も特化した企業としてあげられる。起亜自動車は来年から専用タクシーとバンの形態の物流目的車両、車泊・レジャー向け車両などに分けてPBVを開発することにより、さまざまな顧客群の需要にこたえる予定だ。モビリティ事業も積極的に増やす。現在、起亜自動車がスペインのマドリッドで個人顧客を対象に運営しているカーシェアリングサービス「WiBLE(ウィブル)」を、今年は企業サービスに拡張し、イタリアとロシアでのみ運営中の「起亜モビリティ」サービスも欧州4カ国に拡大する。
起亜自動車は今年、世界市場で昨年よりも12%増の292万2000台(卸売ベース)を販売し、世界市場シェア3.7%を達成するという事業目標を明らかにした。売上げ目標は当初の60兆ウォン台をはるかに超える65兆6000億ウォンにした。新型「スポーティージ(Sportage)」などのスポーツ用多目的車(SUV)をはじめとする高級車の比重拡大は、今年の起亜自動車の営業利益の増加に重要な役割を果たす見通しだ。
起亜自動車は2025年までに計29兆ウォンを投資して、このうちで将来の事業のみ総10兆ウォン以上を注ぎ込む予定だ。
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