異色の作家・初瀬礼が描くサスペンス「呪術」が話題
2018.02.09 20:58
views
処女作「血讐」で第1回日本エンタメ小説大賞優秀賞を受賞した作家・初瀬礼氏の3作目の小説「呪術」が話題になっている。
初瀬礼「呪術」内容
アフリカ大陸で今も受け継がれる「呪術」の風習。多くは快癒や商売繁盛のためのよい呪(まじな)いだが、中には呪(のろ)いをかけた相手を失脚させたり、時には死に至らしめるほどの力を持つ呪術師もいるという。30代のツアーコンダクター・麻衣は、仕事として訪れたモロッコで、テロに巻き込まれる。ピンチをくぐり抜け後、偶然に救うことになったのは、呪術師に追われているというアルビノの少女・ケイコだった。その肉体は、呪術師にとって「最高の材料」だというのだ。
麻衣はケイコを連れ日本に渡るが、待ち受けていたのはさらなる危機。不穏な動きを察知した警視庁公安部の「落伍者」園部と共に、「敵」を迎え撃つ計画を練るが…。
アルビノ・エンターテイナー、粕谷幸司氏が協力
タイトル、そして帯にならぶ言葉から、一見“怖い話”と捉えてしまいがちだが、カーチェイス、銃撃戦などのアクション要素も強い同作。加えて、著者の経験が活かされた警察・マスコミ・テロなど社会性も詰め込まれている。さらに、“アルビノ”に関してはアルビノのエンターテイナー・粕谷幸司氏が協力。ネット上の反応をみると、それらが絡み合うストーリーを一気に読み進めてしまう人も多い。(modelpress編集部)
初瀬礼プロフィール
1966年長野県安曇野市生まれ。2013年日本エンタメ小説大賞・優秀賞となったサスペンス小説「血讐」(リンダパブリッシャーズ)が処女作。2016年に出版されたパンデミックをテーマとした小説「シスト」(新潮社)に次ぎ、今回の「呪術」が三作目となる。松本深志高校、上智大学ロシア語学科卒。フジテレビジョン勤務。入社以来、20年余りに渡り報道畑を歩み、社会部記者やモスクワ特派員、ディレクターを経験。
【Not Sponsored 記事】
関連記事
「その他」カテゴリーの最新記事
-
この絵文字が表す童話は?プレゼントと煙の絵文字に注目してみて!Ray
-
広島・田村 打撃改革で1軍アピールだ!フォームの土台から作り直し中 “間”を生むために試行錯誤「いい方向に来ている」デイリースポーツ
-
藤岡佑がJRA通算1100勝を達成「変わらず次の1勝を目指して」デイリースポーツ
-
ジョッキーベイビーズ 八嶋駿吏君が外ラチ沿い末脚一蹴V 祖父の馬主・宗像義正さんと同じ勝負服で笑顔デイリースポーツ
-
ドラゴンウェルズ BCスプリントを目指す 藤原師「3勝クラスの馬なので、あくまで入れば」デイリースポーツ
-
【太秦S】ハピ 豪脚で一刀両断 約3年5カ月ぶり勝利 大久保師「ハマったときの脚はいいですね」デイリースポーツ
-
【新馬戦】タマモフリージア 3馬身半差V 大橋師「兄姉みんな勝ち上がっているけど、新馬勝ちは初めて」デイリースポーツ
-
【新馬戦】ヴィサージュ 外から強襲決め初陣V 藤岡佑はJRA通算1100勝を達成「能力は感じました」デイリースポーツ
-
【新馬戦】レイオブファイア 10番人気快走 内田博「いい勝ち方をしてくれました」 白毛のスーホは7着に終わるデイリースポーツ