

論語あるある「切磋琢磨は論語が由来」「温故知新には続きがある」
2013.12.16 11:20
提供:マイナビウーマン
皆さんは『論語』というものをご存じですか? 論語は、中国の有名な思想家であり、儒教の始祖である孔子とその弟子たちの言行録です。今回は、論語を知らない人でもなんとなく内容が分かるよう、論語の「あるある」を紹介します。
●論語は偉い人のツイートまとめのようなもの
「論語」と聞くと非常に難しいもののように感じますが、中身は孔子やその弟子たちの発言や行いをまとめたもの。偉い人や有名人の語録集のようなものです。「長嶋茂雄語録」みたいに考えるといいかもしれません。最近のもので例えると、ツイッターやfacebookの「発言まとめ」でしょうか。
実はそんなに難しいものではないのです。
●「子曰く」の「子」を子供だと勘違いする
論語の中には「子曰く」で始まる文章がたくさんあります。例えば「子曰く、学びて時に之を習う。また説ばしからずや」というもの。これは「新しいことを学ぶこと、そしてそれを覚えることは喜ばしいことだ」という言葉です。
この「子曰く」の「子」は、「先生(孔子)」という意味で「子供」ではありません。一応、授業でも習うので、勘違いしている人はそこまで多くないかもしれませんね。
●どこかで聞いたことのあるような教訓ばかり
論語のことは知らなくても、その中身は身近なところに「教訓」として浸透していたりします。例えば、「己の欲せざる所、人に施すことなかれ」というもの。これは「自分が嫌なことは人にもするな」ということです。
また「過ぎたるは猶及ばざるが如し」。これは「何事もやりすぎることはやり足りないことと同じで良くない」ということです。論語には、こうしたどこかで聞いたことのある教訓が多くあります。
●論語が由来の四文字熟語がいくつもある!
論語の中には、どこかで聞いたことのある教訓だけでなく、四文字熟語の基になった言葉もたくさんあります。
例えば「共に競い合って互いを高める」という意味の「切磋琢磨」。これは論語にまとめられている「詩に云ふ、『切するが如く、磋するが如く、琢するが如く、磨するが如し』とは、其れ斯を之れ謂ふか」が基です(「切するが如く、磋するが如く、琢するが如く、磨するが如し」という言葉は厳密にはさらに古い『詩経』に載っている)。
他にも、昔のことを調べて新しいことを知るという意味の「温故知新」というものも、論語にまとめられている「故きを温ねて新しきを知る」という言葉が基になっています。
●温故知新には続きがあるのにみんな知らない
先ほど紹介した「温故知新」という言葉には、実は続きがあります。基になった言葉「故きを温ねて新しきを知る」には、その後に「以って師たるべし」という言葉が続きます。これは「昔のことを吟味して新しい知識をつけることで先生(指導者)になれる」ということです。
温故知新までは知っていても、その後の「以って師たるべし」を知らない人は多いようです。
難しい印象の「論語」ですが、実際は堅苦しい説法などではなく、日常の教訓のようなものが中心です。分かりやすく現代風に説明している書物も多くありますし、読んでみると「なるほどなぁ」と思う教訓もたくさんあります。
冬休みの読み物としてどうでしょうか?
(貫井康徳@dcp)
●論語は偉い人のツイートまとめのようなもの
「論語」と聞くと非常に難しいもののように感じますが、中身は孔子やその弟子たちの発言や行いをまとめたもの。偉い人や有名人の語録集のようなものです。「長嶋茂雄語録」みたいに考えるといいかもしれません。最近のもので例えると、ツイッターやfacebookの「発言まとめ」でしょうか。
実はそんなに難しいものではないのです。
●「子曰く」の「子」を子供だと勘違いする
論語の中には「子曰く」で始まる文章がたくさんあります。例えば「子曰く、学びて時に之を習う。また説ばしからずや」というもの。これは「新しいことを学ぶこと、そしてそれを覚えることは喜ばしいことだ」という言葉です。
この「子曰く」の「子」は、「先生(孔子)」という意味で「子供」ではありません。一応、授業でも習うので、勘違いしている人はそこまで多くないかもしれませんね。
●どこかで聞いたことのあるような教訓ばかり
論語のことは知らなくても、その中身は身近なところに「教訓」として浸透していたりします。例えば、「己の欲せざる所、人に施すことなかれ」というもの。これは「自分が嫌なことは人にもするな」ということです。
また「過ぎたるは猶及ばざるが如し」。これは「何事もやりすぎることはやり足りないことと同じで良くない」ということです。論語には、こうしたどこかで聞いたことのある教訓が多くあります。
●論語が由来の四文字熟語がいくつもある!
論語の中には、どこかで聞いたことのある教訓だけでなく、四文字熟語の基になった言葉もたくさんあります。
例えば「共に競い合って互いを高める」という意味の「切磋琢磨」。これは論語にまとめられている「詩に云ふ、『切するが如く、磋するが如く、琢するが如く、磨するが如し』とは、其れ斯を之れ謂ふか」が基です(「切するが如く、磋するが如く、琢するが如く、磨するが如し」という言葉は厳密にはさらに古い『詩経』に載っている)。
他にも、昔のことを調べて新しいことを知るという意味の「温故知新」というものも、論語にまとめられている「故きを温ねて新しきを知る」という言葉が基になっています。
●温故知新には続きがあるのにみんな知らない
先ほど紹介した「温故知新」という言葉には、実は続きがあります。基になった言葉「故きを温ねて新しきを知る」には、その後に「以って師たるべし」という言葉が続きます。これは「昔のことを吟味して新しい知識をつけることで先生(指導者)になれる」ということです。
温故知新までは知っていても、その後の「以って師たるべし」を知らない人は多いようです。
難しい印象の「論語」ですが、実際は堅苦しい説法などではなく、日常の教訓のようなものが中心です。分かりやすく現代風に説明している書物も多くありますし、読んでみると「なるほどなぁ」と思う教訓もたくさんあります。
冬休みの読み物としてどうでしょうか?
(貫井康徳@dcp)
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