

三国志由来とは知らなかった故事・ことわざ1位「苦肉の策」
2013.11.26 19:05
提供:マイナビウーマン
水と魚のように切っても切れない親密な関係のことを「水魚の交わり」といいます。この故事は「三国志」に由来し、劉備が諸葛孔明との間柄をたとえた言葉として有名。三国志には、このような故事・ことわざがけっこうあるのです。
そこで、三国志由来とは知らなかった故事・ことわざについて、読者753名に聞きました。
Q.三国志由来とは知らなかった故事・ことわざを教えてください(複数回答)
1位 苦肉の策 32.5%
2位 白波 30.4%
3位 破竹の勢い 26.7%
4位 鶏肋(けいろく) 22.6%
5位 士別れて三日なれば、即ち更に刮目して相待すべし 22.1%
5位 月旦評 22.1%
■苦肉の策(自分を犠牲にしてでも、敵をあざむくために行うはかりごと)
・「もう少し後の時代と思っていた」(25歳女性/団体・公益法人・官公庁/秘書・アシスタント職)
・「どういう場面の故事かを知りたくなった」(36歳男性/通信/技術職)
・「一般的すぎて知らなかった」(36歳女性/情報・IT/事務系専門職)
■白波(盗賊のこと)
・「歌舞伎から出た言葉だと思っていた」(25歳男性/マスコミ・広告/クリエイティブ職)
・「歌舞伎の『白波物』が、張角残党由来とは知らなかった」(51歳男性/情報・IT/技術職)
・「焼酎でありますよね」(45歳男性/マスコミ・広告/クリエイティブ職)
■破竹の勢い(勢いが激しくて、とどめることができないこと。猛烈な勢いで進んでいくこと)
・「日本の戦国時代かと思った」(24歳女性/電機/事務系専門職)
・「西欧系の戦争にまつわるものかと思っていました」(33歳男性/金属・鉄鋼・化学)
・「三国志は大好きですが、初めて知りました」(40歳男性/自動車関連/技術職)
■鶏肋(けいろく)(たいして役に立たないが、捨てるには惜しいもの)
・「たんに鳥の骨のことだと思っていた」(34歳男性/情報・IT/技術職)
・「ほとんど知らないけど、特にわからなかったから」(30歳女性/生保・損保/秘書・アシスタント職)
・「初耳だから」(29歳女性/小売店/事務系専門職)
■士別れて三日なれば、即ち更に刮目して相待すべし(いつまでも同じ先入観で物事を見ずに、常に新しいものとして見よということ)
・「由来を知らなかった」(27歳男性/金融・証券/事務系専門職)
・「使うこともないので」(30歳女性/自動車関連/事務系専門職)
・「意外」(36歳女性/機械・精密機器/事務系専門職)
■月旦評(げったんひょう)(人物について論評すること)
・「三国志に興味がなかったので、よくわからない」(31歳女性/学校・教育関連/秘書・アシスタント職)
・「勉強になります」(47歳男性/建設・土木/技術職)
■番外編:人名が出てくればわかるはず
・泣いて馬謖を斬る(全体の規律を守るためには、たとえ愛する者であっても私情を捨て、涙をのんで処分すること)「これくらいしか知らん」(28歳男性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・死せる孔明、生ける仲達を走らす(生前の威光が死後も残っており、人々を畏怖させるたとえ)「孔明が誰だか知らなかった」(35歳男性/印刷・紙パルプ/クリエイティブ職)
・臥龍鳳雛(がりょうほうすう)(世間に知られずにいる大人物と将来有望な若者のたとえ)「すてき」(42歳女性/商社・卸/営業職)
●総評
1位は「苦肉の策」です。これは中国の兵法書『兵法三十六計』による戦術のひとつで、『三国志演義』の赤壁の戦いにおいて、黄蓋が周瑜とはかって曹操をあざむき、大勝利をおさめた話が由来となっています。現在では、「自分を犠牲にしてでも、敵をあざむくために行うはかりごと」のほかに、「苦し紛れに生み出した手段」という意味でも使われることがありますね。
2位「白波」は、盗賊のことを表す言葉です。日本では、盗賊を主人公とした歌舞伎の演目「白波五人男」などで知られていますね。由来は、後漢末に黄巾の乱を起こした張角の残党が「白波賊(はくはぞく)」と呼ばれるようになったことから。
3位は「破竹の勢い」。三国時代末期、晋が建国されたころ、将軍杜預は、呉に攻勢をかけます。もっとゆっくり攻めるべきだと進言する者もいましたが、杜預は「わが軍は勢いに乗っている。あとは竹を割るようなものだ」と言って呉を攻め滅ぼしました。
このことから、勢いがすさまじいことを「破竹の勢い」といいます。
4位「鶏肋(けいろく)」は、鶏の肋骨のこと。たいして役に立たないが、捨てるには惜しいものという意味です。曹操が漢中で劉備軍を攻めあぐんでいたとき、たまたまつぶやいた「鶏肋」という言葉を、側近の楊修が「捨てるには惜しいが、腹の足しにはならない」と解釈して撤退したことに由来します。
5位「士別れて三日なれば、即ち更に刮目して相待すべし」は、勉学に励んで出世した呂蒙の言葉。すぐれた人物は、3日も会わなければ見違えるほど変わっているよ、ということですね。それが転じて、いつまでも同じ先入観で物事を見ずに、常に新しいものとして見よ、という意味になりました。
三国志由来の故事・ことわざには、ほかにもおもしろい逸話がたくさんあります。興味があれば、ぜひとも調べてみてください。
(文・OFFICE-SANGA 丸田十五)
調査時期:2013年10月26日~2013年11月5日
マイナビウーマン調べ
調査数:男性297名、女性456名
調査方法:インターネットログイン式アンケート
そこで、三国志由来とは知らなかった故事・ことわざについて、読者753名に聞きました。
Q.三国志由来とは知らなかった故事・ことわざを教えてください(複数回答)
1位 苦肉の策 32.5%
2位 白波 30.4%
3位 破竹の勢い 26.7%
4位 鶏肋(けいろく) 22.6%
5位 士別れて三日なれば、即ち更に刮目して相待すべし 22.1%
5位 月旦評 22.1%
■苦肉の策(自分を犠牲にしてでも、敵をあざむくために行うはかりごと)
・「もう少し後の時代と思っていた」(25歳女性/団体・公益法人・官公庁/秘書・アシスタント職)
・「どういう場面の故事かを知りたくなった」(36歳男性/通信/技術職)
・「一般的すぎて知らなかった」(36歳女性/情報・IT/事務系専門職)
■白波(盗賊のこと)
・「歌舞伎から出た言葉だと思っていた」(25歳男性/マスコミ・広告/クリエイティブ職)
・「歌舞伎の『白波物』が、張角残党由来とは知らなかった」(51歳男性/情報・IT/技術職)
・「焼酎でありますよね」(45歳男性/マスコミ・広告/クリエイティブ職)
■破竹の勢い(勢いが激しくて、とどめることができないこと。猛烈な勢いで進んでいくこと)
・「日本の戦国時代かと思った」(24歳女性/電機/事務系専門職)
・「西欧系の戦争にまつわるものかと思っていました」(33歳男性/金属・鉄鋼・化学)
・「三国志は大好きですが、初めて知りました」(40歳男性/自動車関連/技術職)
■鶏肋(けいろく)(たいして役に立たないが、捨てるには惜しいもの)
・「たんに鳥の骨のことだと思っていた」(34歳男性/情報・IT/技術職)
・「ほとんど知らないけど、特にわからなかったから」(30歳女性/生保・損保/秘書・アシスタント職)
・「初耳だから」(29歳女性/小売店/事務系専門職)
■士別れて三日なれば、即ち更に刮目して相待すべし(いつまでも同じ先入観で物事を見ずに、常に新しいものとして見よということ)
・「由来を知らなかった」(27歳男性/金融・証券/事務系専門職)
・「使うこともないので」(30歳女性/自動車関連/事務系専門職)
・「意外」(36歳女性/機械・精密機器/事務系専門職)
■月旦評(げったんひょう)(人物について論評すること)
・「三国志に興味がなかったので、よくわからない」(31歳女性/学校・教育関連/秘書・アシスタント職)
・「勉強になります」(47歳男性/建設・土木/技術職)
■番外編:人名が出てくればわかるはず
・泣いて馬謖を斬る(全体の規律を守るためには、たとえ愛する者であっても私情を捨て、涙をのんで処分すること)「これくらいしか知らん」(28歳男性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・死せる孔明、生ける仲達を走らす(生前の威光が死後も残っており、人々を畏怖させるたとえ)「孔明が誰だか知らなかった」(35歳男性/印刷・紙パルプ/クリエイティブ職)
・臥龍鳳雛(がりょうほうすう)(世間に知られずにいる大人物と将来有望な若者のたとえ)「すてき」(42歳女性/商社・卸/営業職)
●総評
1位は「苦肉の策」です。これは中国の兵法書『兵法三十六計』による戦術のひとつで、『三国志演義』の赤壁の戦いにおいて、黄蓋が周瑜とはかって曹操をあざむき、大勝利をおさめた話が由来となっています。現在では、「自分を犠牲にしてでも、敵をあざむくために行うはかりごと」のほかに、「苦し紛れに生み出した手段」という意味でも使われることがありますね。
2位「白波」は、盗賊のことを表す言葉です。日本では、盗賊を主人公とした歌舞伎の演目「白波五人男」などで知られていますね。由来は、後漢末に黄巾の乱を起こした張角の残党が「白波賊(はくはぞく)」と呼ばれるようになったことから。
3位は「破竹の勢い」。三国時代末期、晋が建国されたころ、将軍杜預は、呉に攻勢をかけます。もっとゆっくり攻めるべきだと進言する者もいましたが、杜預は「わが軍は勢いに乗っている。あとは竹を割るようなものだ」と言って呉を攻め滅ぼしました。
このことから、勢いがすさまじいことを「破竹の勢い」といいます。
4位「鶏肋(けいろく)」は、鶏の肋骨のこと。たいして役に立たないが、捨てるには惜しいものという意味です。曹操が漢中で劉備軍を攻めあぐんでいたとき、たまたまつぶやいた「鶏肋」という言葉を、側近の楊修が「捨てるには惜しいが、腹の足しにはならない」と解釈して撤退したことに由来します。
5位「士別れて三日なれば、即ち更に刮目して相待すべし」は、勉学に励んで出世した呂蒙の言葉。すぐれた人物は、3日も会わなければ見違えるほど変わっているよ、ということですね。それが転じて、いつまでも同じ先入観で物事を見ずに、常に新しいものとして見よ、という意味になりました。
三国志由来の故事・ことわざには、ほかにもおもしろい逸話がたくさんあります。興味があれば、ぜひとも調べてみてください。
(文・OFFICE-SANGA 丸田十五)
調査時期:2013年10月26日~2013年11月5日
マイナビウーマン調べ
調査数:男性297名、女性456名
調査方法:インターネットログイン式アンケート
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