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百人一首がわからなくても知っているほど有名な和歌1位―「花の色は移りにけりないたづらに わが身世にふるながめせしまに(小野小町)」
2013.11.25 19:54
提供:マイナビウーマン
子どもの頃遊んだかるたを、大人になった今読み返してみると、昔の歌人の気持ちがより深く理解できるような気がしませんか? じっくり意味を味わうと、今の自分の気持ちに通じる和歌も。そこで今回は、百人一首がわからなくても知っているほど有名な和歌について、読者582名 に聞きました。
Q.百人一首がわからなくても知っているほど有名な和歌を教えてください(複数回答)
1位 花の色は移りにけりないたづらに わが身世にふるながめせしまに(小野小町) 39.4%
2位 ちはやぶる神代も聞かず竜田川 からくれなゐに水くくるとは(在原業平朝臣) 28.4%
3位 春過ぎて夏来にけらし白妙の 衣干すてふ天の香具山(持統天皇) 25.1%
4位 田子の浦にうち出でて見れば白妙の 富士の高嶺に雪は降りつつ(山部赤人) 24.1%
5位 秋の田のかりほの庵の苫をあらみ わが衣手は露にぬれつつ(天智天皇) 16.8%
■花の色は移りにけりないたづらに わが身世にふるながめせしまに(小野小町)
・「なつかしい、美しい」(28歳女性/機械・精密機器/秘書・アシスタント職)
・「美女・小野小町の有名な和歌だから」(27歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「小学校のときに百人一首大会が開催されて、そのときに覚えた」(38歳男性/自動車関連/事務系専門職)
■ちはやぶる神代も聞かず竜田川 からくれなゐに水くくるとは(在原業平朝臣)
・「ちはやふるのアニメで見た」(33歳女性/小売店/販売職・サービス系)
・「漫画、『ちはやふる』のおかげで知りました」(24歳女性/学校・教育関連/事務系専門職)
・「京津線にちはやふる電車が走っているから」(28歳男性/運輸・倉庫/技術職)
■春過ぎて夏来にけらし白妙の 衣干すてふ天の香具山(持統天皇)
・「教科書で勉強しました。特にこの句は、高校時代、書道で書かされた」(53歳男性/電機/技術職)
・「学校の授業で習った記憶がある」(36歳男性/自動車関連/営業職)
・「中学の頃、暗記した記憶がある」(30歳女性/食品・飲料/事務系専門職)
■田子の浦にうち出でて見れば白妙の 富士の高嶺に雪は降りつつ(山部赤人)
・「世界遺産ブームでよくテレビでやっていたので」(30歳女性/自動車関連/事務系専門職)
・「静岡県在住なので。田子の浦と富士山は常識」(30歳女性/医薬品・化粧品/営業職)
・「実際に田子の浦から見た富士山はきれいだった」(36歳男性/通信/技術職)
■秋の田のかりほの庵の苫をあらみ わが衣手は露にぬれつつ(天智天皇)
・「歌番号1番で、学校では最初に習うから」(29歳女性/学校・教育関連/専門職)
・「個々の意味は忘れたけど、いまだに覚えているから」(26歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「最初の句だから」(38歳男性/機械・精密機器/技術職)
■番外編:ロマンチックな平安の恋歌
・瀬をはやみ岩にせかるる滝川の われても末に逢はむとぞ思ふ(崇徳院)「歌人としても有名だし、怨霊伝説としても有名な人なので」(34歳男性/小売店/販売職・サービス系)
・君がため惜しからざりし命さへ 長くもがなと思ひけるかな(藤原義孝)「高校の授業で教わったときから覚えているほど印象的です」(29歳男性/マスコミ・広告/クリエイティブ職)
・忍ぶれど色に出でにけりわが恋は ものや思ふと人の問ふまで(平兼盛)「中学時代の女子って、結構この歌は好きだと思う」(43歳女性/学校・教育関連/販売職・サービス系)
●総評
1位は小野小町の代表作「花の色は移りにけりないたづらに わが身世にふるながめせしまに」でした。小町の歌は17首が載っています。色あせた花に自分の姿を重ねた歌。女性のコメントが圧倒的に多いのが特徴的でした。
どんな人にも平等に降りかかるのが時間の流れ。平均寿命の短かった平安時代には、自分の姿と時間には特に敏感だったのでしょう。
2位は在原業平の「ちはやぶる神代も聞かず竜田川 からくれなゐに水くくるとは」でした。競技かるたを題材としたアニメの影響で覚えたという声が多数。漢字で書くと「千早振る」で、神の枕詞です。言葉の意味は「勢いが激しい」。
マンガは、言葉の意味が主人公の行動に反映されているとか。
3位は持統天皇「春過ぎて夏来にけらし白妙の 衣干すてふ天の香具山」がランクイン。4位は現在、世界遺産登録で盛り上がる富士山を詠んだ「田子の浦にうち出でて見れば白妙の 富士の高嶺に雪は降りつつ」です。山部赤人も世界遺産登録を天界で喜んでいるでしょうね。
番外編では、恋愛心情を美しく詠んだ和歌をピックアップ。「瀬をはやみ岩にせかるる滝川の われても末に逢はむとぞ思ふ」は、保元の乱の首謀者で死後怨霊として恐れられた、崇徳院(崇徳上皇)の歌です。強い調子の言葉で綴られています。
授業や百人一首の遊びで覚えたというような、昔を懐かしむ声と、現代のアニメーション作品などを通じて知ったという、二極化が特徴的です。忘れたころにまた盛り上がるという魅力を持っているからこそ、廃れずに今に伝えられているのでしょうね。
(文・OFFICE-SANGA 秋田茂人)
調査時期:2013年10月2日~2013年10月8日
マイナビウーマン調べ
調査数:男性213名、女性369名
調査方法:インターネットログイン式アンケート
Q.百人一首がわからなくても知っているほど有名な和歌を教えてください(複数回答)
1位 花の色は移りにけりないたづらに わが身世にふるながめせしまに(小野小町) 39.4%
2位 ちはやぶる神代も聞かず竜田川 からくれなゐに水くくるとは(在原業平朝臣) 28.4%
3位 春過ぎて夏来にけらし白妙の 衣干すてふ天の香具山(持統天皇) 25.1%
4位 田子の浦にうち出でて見れば白妙の 富士の高嶺に雪は降りつつ(山部赤人) 24.1%
5位 秋の田のかりほの庵の苫をあらみ わが衣手は露にぬれつつ(天智天皇) 16.8%
■花の色は移りにけりないたづらに わが身世にふるながめせしまに(小野小町)
・「なつかしい、美しい」(28歳女性/機械・精密機器/秘書・アシスタント職)
・「美女・小野小町の有名な和歌だから」(27歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「小学校のときに百人一首大会が開催されて、そのときに覚えた」(38歳男性/自動車関連/事務系専門職)
■ちはやぶる神代も聞かず竜田川 からくれなゐに水くくるとは(在原業平朝臣)
・「ちはやふるのアニメで見た」(33歳女性/小売店/販売職・サービス系)
・「漫画、『ちはやふる』のおかげで知りました」(24歳女性/学校・教育関連/事務系専門職)
・「京津線にちはやふる電車が走っているから」(28歳男性/運輸・倉庫/技術職)
■春過ぎて夏来にけらし白妙の 衣干すてふ天の香具山(持統天皇)
・「教科書で勉強しました。特にこの句は、高校時代、書道で書かされた」(53歳男性/電機/技術職)
・「学校の授業で習った記憶がある」(36歳男性/自動車関連/営業職)
・「中学の頃、暗記した記憶がある」(30歳女性/食品・飲料/事務系専門職)
■田子の浦にうち出でて見れば白妙の 富士の高嶺に雪は降りつつ(山部赤人)
・「世界遺産ブームでよくテレビでやっていたので」(30歳女性/自動車関連/事務系専門職)
・「静岡県在住なので。田子の浦と富士山は常識」(30歳女性/医薬品・化粧品/営業職)
・「実際に田子の浦から見た富士山はきれいだった」(36歳男性/通信/技術職)
■秋の田のかりほの庵の苫をあらみ わが衣手は露にぬれつつ(天智天皇)
・「歌番号1番で、学校では最初に習うから」(29歳女性/学校・教育関連/専門職)
・「個々の意味は忘れたけど、いまだに覚えているから」(26歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「最初の句だから」(38歳男性/機械・精密機器/技術職)
■番外編:ロマンチックな平安の恋歌
・瀬をはやみ岩にせかるる滝川の われても末に逢はむとぞ思ふ(崇徳院)「歌人としても有名だし、怨霊伝説としても有名な人なので」(34歳男性/小売店/販売職・サービス系)
・君がため惜しからざりし命さへ 長くもがなと思ひけるかな(藤原義孝)「高校の授業で教わったときから覚えているほど印象的です」(29歳男性/マスコミ・広告/クリエイティブ職)
・忍ぶれど色に出でにけりわが恋は ものや思ふと人の問ふまで(平兼盛)「中学時代の女子って、結構この歌は好きだと思う」(43歳女性/学校・教育関連/販売職・サービス系)
●総評
1位は小野小町の代表作「花の色は移りにけりないたづらに わが身世にふるながめせしまに」でした。小町の歌は17首が載っています。色あせた花に自分の姿を重ねた歌。女性のコメントが圧倒的に多いのが特徴的でした。
どんな人にも平等に降りかかるのが時間の流れ。平均寿命の短かった平安時代には、自分の姿と時間には特に敏感だったのでしょう。
2位は在原業平の「ちはやぶる神代も聞かず竜田川 からくれなゐに水くくるとは」でした。競技かるたを題材としたアニメの影響で覚えたという声が多数。漢字で書くと「千早振る」で、神の枕詞です。言葉の意味は「勢いが激しい」。
マンガは、言葉の意味が主人公の行動に反映されているとか。
3位は持統天皇「春過ぎて夏来にけらし白妙の 衣干すてふ天の香具山」がランクイン。4位は現在、世界遺産登録で盛り上がる富士山を詠んだ「田子の浦にうち出でて見れば白妙の 富士の高嶺に雪は降りつつ」です。山部赤人も世界遺産登録を天界で喜んでいるでしょうね。
番外編では、恋愛心情を美しく詠んだ和歌をピックアップ。「瀬をはやみ岩にせかるる滝川の われても末に逢はむとぞ思ふ」は、保元の乱の首謀者で死後怨霊として恐れられた、崇徳院(崇徳上皇)の歌です。強い調子の言葉で綴られています。
授業や百人一首の遊びで覚えたというような、昔を懐かしむ声と、現代のアニメーション作品などを通じて知ったという、二極化が特徴的です。忘れたころにまた盛り上がるという魅力を持っているからこそ、廃れずに今に伝えられているのでしょうね。
(文・OFFICE-SANGA 秋田茂人)
調査時期:2013年10月2日~2013年10月8日
マイナビウーマン調べ
調査数:男性213名、女性369名
調査方法:インターネットログイン式アンケート
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