占い師から学ぶ！「曖昧な情報を与えて、相手を動揺させる方法」

2013.10.23 22:39

人間関係において「曖昧」な言動ほど相手を疑心暗鬼に陥らせ、不安にさせるものはありません。「どういう意味なんだろう？」と悩んでいるうちに、すっかり相手のペースに……。

■占い師は曖昧な言葉で客から巧みに情報を引き出す

占い師と客の間にも相性というものがあって、上から目線に聞こえて腹が立ったり、頼りない、うそくさいと感じると何を言われても信じることができません。そのため、占い師はまず目の前の客との間に信頼関係を築こうとします。

そうして客に「この占い師になら悩みも話せそうだ」と思わせ、曖昧な言葉を使ってどんどん情報を引き出していくのです。このことを「コールド・リーディング」といいます。

一見当たり障りのない、誰にでも当てはまるような質問や会話を続けながら、相手の外見・言葉のクセなどもよく観察し、悩みの核心に迫り、「このような結果が出ました」と客に告げることで「よく私のことがそこまで分かったなぁ」と信じさせるのが占い師のテクニックです。

■人は曖昧な情報を与えられると疑心暗鬼に陥る

「今度の社長はすぐに社員の首を切るらしいよ」。ある日突然、社内にこのような噂が立ったら、あなたはどうしますか？「そんなの、ただの噂でしょ」と笑って流せる人もいますが、たいていの人は「自分が首を切られたらどうしよう」と疑心暗鬼に陥り、「新しい社長に代わってほしくないなぁ」と思うのではないでしょうか。

このように、本当か嘘かをすぐに確かめられない状況で曖昧な情報を与えられると、人は混乱してしまうのです。

■ライバルの心理操作をする方法

人の「思い込み」という心理を利用してライバルの成績を下げさせることができます。やり方は簡単です。ライバルにさりげなく近づき、「最近顔色が悪いけどまさか悪い病気じゃないですよね？」とささやくだけでOKです。

そう言われた相手は「まさか。でもそう言われてみると、最近体の調子が悪い気がする……」と疑心暗鬼に陥り、仕事が手につかなくなって見る見るうちに成績が下がっていきます。

占い師から学ぶ！「曖昧な情報を与えて、相手を動揺させる方法」

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