「今でしょ！」のアノ人も……！ 有名人が支払った壮絶な「有名税」エピソード・3選

辛口で知られるマツコ＆有吉が視聴者の日々の怒りに白黒をつける人気バラエティ『マツコ＆有吉の怒り新党』（テレビ朝日系）。7月3日の放送では、「お怒りメール」として、「芸能人がトラブルに遭っているのを見て『有名税よ』っていう人に腹が立つ」というものが取り上げられました。

そもそも、有名税というのは、有名になったがために生ずる問題や、知名度と引きかえに払った代償のことを税金にたとえた言葉。プライバシーが阻害され、知られたくない異性関係、金銭関係、過去のことなどを暴露されるほか、身内の葬儀にまでマスコミが殺到するなど、もはや「有名税」なんて軽くいえない事例も少なくありません。そこで、マイナビウーマン編集部では、有名になったばかりに「有名税」を払うことになってしまった、気の毒な事例を調べてみました。

■「今でしょ！」のあの人にも忍び寄る影

「いつやるか？　今でしょ！」のCM中の台詞が『はねるのトびら』（フジテレビ系）でパロディ化され、一躍有名になった東進ハイスクールの林修。知名度が上がるにつれ、かつて体重が100キロ超だったことや、多額の借金を抱えていたことが公に。しかし、雑誌Number Doで「デブにはジャンクデブとグルメデブがあり、僕はデブになることをわかって食べるグルメデブなのだ」などと言い、巧みに有名税を脱税!?　最近はtwitterになりすましが出没し、「いろいろあるのは楽しいですが、こういう『いろいろ』は、本当に最低です」と頭を悩ませているようです。

続いて、公務員ランナーとしてメディアの注目を集め、8月には2度目の世界選手権に臨む川内優輝選手。「陸上にお金は必要ない」といった言葉が多くのランナーに希望の光を与える一方、実業団からのバッシングは生半可なものではないよう。また、川内選手がゲスト出場したマラソン大会に、ものまね芸人のＭ高史が「埼王県庁」と書かれた川内そっくりのユニフォームを着て登場。本物だと勘違いした観客がサインや握手を求めるなど大混乱に。さらに、埼玉の玉が「王」になっており、Ｍ高史は大会本部に連行され、役員から大目玉を食らったそう。川内選手は「芸人さんは生きていくために大変ですね。僕は公務員なので公認はできない。“埼王県庁”の表記は僕ではなく、県庁人事課がすることなので……」と困惑気味。

東大卒の天才講師も多くのファンを持つランナーも、有名税からはなかなか逃れられないようですね。

■知らぬ間に童貞奪われ子供まで作られる!?

YouTubeの投稿が音楽関係者の目に止まり、14歳でデビューしたカナダのR＆B歌手ジャスティン・ビーバー。2011年には17歳の若さにして、セレブ100人番付の3位に。今年6月にはTwitterのフォロワー数がTwitter初の4,000万オーバーとなり、その人気は測り知れません。

パーティーの騒音や危険運転に対する苦情が多いことで有名なジャスティン。2011年には、マライア・イーターさん（当時20歳）が、生後3カ月になる息子はジャスティンの子だと主張。マライアさんの話では「ライブの後の楽屋裏で事に及び、当時16歳のジャスティンは『僕は童貞です』と言った」とか!?

裁判沙汰になって、DNA検査の結果を提出するかしないかというところで、マライアさん側から裁判取り消しになったそうです。マライアさんに関しては、後からほかの男性にも「あなたが父親」と迫っていたことが判明。

今年5月に新たな隠し子疑惑が浮上するなど、ジャスティン・ビーバーにまつわる疑惑が次から次へと報道されているようです。有名になればなるほど、その代償は大きい!?　「税」にたとえた人は、すごいですね。

地下アイドルや読者モデルの登場で、有名人の敷居が低くなっている今。「私も有名になりたいな……」という密かな願望を持っている人もいるのでは!?　お金だけでなく、たくさんの人と出会ったり、人に希望を与えるお仕事ができたり。魅力的な部分は多いものの、有名税という負の部分も忘れないようにしたいですね。

（桃山くるみ／サイドランチ）