帝王切開で子供がアレルギーになる可能性が5倍に! – 米研究結果

帝王切開で子供がアレルギーになる可能性が5倍に! – 米研究結果

2013.04.11 12:41
「帝王切開で生まれた子供は、自然分娩(ぶんべん)で生まれた子供に比べ、成長過程でアレルギーを起こす可能性が高い」という気になる米研究結果がでました。

「産道内のバクテリアとのコンタクトが子供の免疫システムに決定的な影響を及ぼすと考えています」と、この研究を行ったデトロイトにあるヘンリーフォードホスピタルのクリスティーナ・コール・ジョンソン氏。帝王切開ではこのコンタクトが無いまま生まれることになります。

●自然分娩(ぶんべん)の「予防接種」を受けずに誕生

帝王切開で生まれ、そして高密度のアレルゲン(アレルギー反応を引き起こす抗原物質や環境要因。ホコリやペットの毛なども含む)が見つかった家庭に住む子供に特に高い確率でアレルギーを起こすそうです。

この条件がそろった子供は2歳の時点で、自然分娩(ぶんべん)で誕生した子供の何と5倍の確率でアレルギーを起こすというからその差は歴然。

学者によると、帝王切開で生まれた子は、腸内に不要な病原菌を保有しているとのこと。これは自然分娩(ぶんべん)で産道を通る際に受けるはずのバクテリアによる「予防接種」受けていないためです。

この腸内の病原菌は、免疫グロブリンEという物質を多く生産します。そして、この免疫グロブリンEは、アレルギーを引き起こす引き金役ということ。

帝王切開に踏み切る、または再度行う場合は、子供のアレルギーリスクが高くなることも考慮すべき、と学者は報告しています。

※当記事は、ハイブリッド翻訳のワールドジャンパー(http://www.worldjumper.com)の協力により執筆されました。

参考:Kaiserschnitt: Mehr Allergien durch ung・stige Darmflora S HYPERLINK
http://www.netdoktor.de/News/Kaiserschnitt-Mehr-Allergie-1137642.html

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